おいしいお店に出会ったら「ここおいしかったよ、今度ぜひ行ってみて!」と、人にすすめたくなります。そんな気持ちを、飲食店の応援につなげたいと、各地で「#エール飯」の動きが広がっているようです。
緊急事態宣言を受けての外出自粛期間が続くなかで、売上などに大きな影響を受けている業界の一つが飲食業界です。地元のお店やお気に入りの飲食店を、食べてシェアして応援しよう!と大分県別府市で誕生したのが「#エール飯」です。
飲食店はテイクアウトできる料理をSNSで投稿、それをテイクアウトしたお客さんが「#エール飯」のハッシュタグをつけてSNSで投稿する、という簡単な仕組み。
お客様に来てほしけれど積極的に来てねとは言えない飲食店と、近所のあのお店の料理が食べたい、お店を助けたいけれど外出できないという市民。
そんな双方の思いをつなぐ新しい応援方法が話題となって、全国でも展開されています。
今日は、アナバナがご一緒した生産者さんの地域で広がる「#エール飯」の取り組みをまとめてみました。
ご近所の方はおうちご飯のレパートリーに、ご近所でなくても自由に外出できるようになった時の行きたいリストの参考にしてみてくださいね。
宗像エール飯
福岡県北東部の玄界灘に面する宗像市。「皿の上の九州」でもご紹介した、自然栽培の酒米を使って日本酒づくりに取り組んでいる「宗像日本酒プロジェクト」さんが活動している地です。
テイクアウトした宗像の料理と一緒に宗像日本酒プロジェクトのお酒で一杯、なんていいですね。
「皿の上の九州」宗像日本酒プロジェクトの紹介した記事はこちら
https://anaba-na.com/saranoue/munakata/
クラウドファウンディングお礼の食事会レポート記事もご覧ください
https://anaba-na.com/22537.html
古賀エール飯
放置竹林の竹を活用してトマト栽培にチャレンジしている佐々木さんの活動拠点は、福岡県古賀市。佐々木さんが管理をする竹林で収穫したたけのこをいただきながら、エネルギーと農業のことを考えたのは約1年前のことでした。
古賀市の佐々木さんと開いた「たけのこづくしバー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/21453.html
久留米エール飯
2019年11月、柿を主役に開店した「柿食うバー」でご一緒した右田果樹園の右田さんがいらっしゃる福岡県久留米市でも「#エール飯」の取り組みが行われています。
「右田果樹園の柿食うバー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/22261.html
あさくらエール飯
豆腐の味噌漬けのまったりとしたおいしさに魅せられて、「皿の上の九州」でもご紹介させていただいた豆腐工房「ぬくもり畑」さんがあるのは、福岡県の中南部に位置する朝倉市。
あさくらエール飯には、ぬくもり畑さんも参加されています。
ぬくもり畑さんのお豆腐はもちろんおからコロッケや豆腐しゅうまいなどをいただけるランチは、優しい味でおいしかったなぁ。
ランチでいただけるメニューをテイクアウトできますよ!
「皿の上の九州」ぬくもり畑さんの紹介記事もどうぞ
https://anaba-na.com/saranoue/tohumisozuke/
うきはエール飯
フルーツ狩り、カフェや雑貨屋廻り、道の駅で採れたての能産品を購入したり、温泉につかって…、と休日のドライブ先としても人気のうきは市。
「皿の上の九州」では何度もご一緒している、アナバナでは馴染みの深い地域です。
「皿の上の九州」うきは市の紹介記事もどうぞ
https://anaba-na.com/saranoue/ukihashi/
https://anaba-na.com/saranoue/ukiha2/
https://anaba-na.com/saranoue/ukihachiikisougoushousha/
みやまエール飯
福岡県南部に位置するみやま市。セロリやなす、みかんなど、農業の盛んな地域です。今年の1月に開店した「セロリバー」では、セロリの日本の三大生産地の一つだということや、セロリの部位ごとのおいしさの違いなど、セロリのあれこれを掘り下げました。
みやま市のセロリを主役に開店した「セロリバー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/22354.html
https://anaba-na.com/anabar-post/22362.html
大川エール飯
家具のまちとして知られる福岡県大川市。有明海に面する海苔養殖の盛んな地域でもあります。初摘みの海苔だけを使ったオリジナルブランドの『初摘海』のおいしさと、若手海苔漁師による研究会のみなさんのお話に魅せられて、「有明海苔バー」や「皿の上の九州」でご一緒しました。
大川エール飯には、穴バーのドリンクで使用した果実酢の「庄分酢」さんが参加されています。
「皿の上の九州」大川漁業協同組合研究会の紹介記事もどうぞ
https://anaba-na.com/saranoue/okawa/
大川の若手海苔漁師さんと開いた「有明海苔バー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/21669.html
唐津エール飯
佐賀県唐津市で100年以上も前から種を受け継いで唐辛子を育てている「唯一味」さん。一般的な鷹の爪の6倍ものカプサイシンを含み、鷹の爪の中でも一番辛い“熊鷹”の刺激的で旨味のある唐辛子に夢中になりました。
唯一味さんの畑のある唐津でもエール飯が展開されています。
「皿の上の九州」唯一味さんの記事もどうぞ
https://anaba-na.com/saranoue/yuiichimi/
唯一味さんと開店した「唐辛子バー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/17936.html
別府エール飯
「#エール飯」の生誕の地、大分県別府市には、放置竹林から生まれた竹製品をメインにつくられている「山下工芸」さんがあります。撥水性や耐久性を高める加工を施した毎日使える竹の箸で、テイクアウトしたお料理を食べれば、豊かなひと時になりそう。
「皿の上の九州」山下工芸さんの記事もどうぞ
https://anaba-na.com/saranoue/yamashitakogei/
杵築エール飯
大分県一のお茶どころ、杵築市。抹茶の生産にも取り組まれていて、「オーガニック抹茶バー」の開店や「皿の上の九州」でご一緒しました。
海の幸、山の幸に恵まれた杵築の素材をテイクアウトしましょう。
「皿の上の九州」きつき茶生産組合さんの紹介記事もどうぞ
https://anaba-na.com/saranoue/kitsukicha/
「大分きつきのオーガニック抹茶バー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/21796.html
宇佐エール飯
3月の穴バー「味一ねぎバー」でご一緒する予定だった、味一ねぎの生産者でありねぎ焼きのお店の店主でもある大窪勉さんのお店『鉄板バル葱屋』や、「皿の上の九州」や「葡萄バー」でご一緒したドリームファーマーズJAPANさんが運営している『農村BASEカフェ』も、宇佐エール飯に参加されています。
「皿の上の九州」ドリームファーマーズさんの記事もどうぞ
https://anaba-na.com/saranoue/dream-farmers/
「葡萄バー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/14676.html
佐伯エール飯
大分県の豊後水道を臨む佐伯市。「皿の上の九州」や「大分・豊後水道 ごちそうリレーバー」の取材でお邪魔した佐伯の海は、とっても青くて気持ちよかったな。「漁村女性グループめばる」のお母さんたちがつくるごまだしは、編集部でも大人気です。
そんなごまだしが生まれる佐伯市でもエール飯が広まっています。
「皿の上の九州」の紹介記事もどうぞ
https://anaba-na.com/saranoue/oitamade/
「大分・豊後水道 ごちそうリレーバー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/17729.html
竹田エール飯
カボスの生産量日本一を誇る大分県の中でもトップクラスのカボスの生産地、竹田。「たっぷりカボスバー」では、生産者の和田さんが編み出した独自の栽培方法に驚きました。
この時お料理を担当してくださったOsteria e Bar Recarさんが、竹田エール飯に参加されています。
「大分竹田のたっぷりカボスバー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/22000.html
小林エール飯
2月の「今宵あなたとチーズバー」でご一緒した、酪農からチーズ作りをしている大和ファームさんは、宮崎県小林市にあります。
小林市でもエール飯の取り組みが展開されていますよ。
「皿の上の九州」ダイワファームさんの記事もどうぞ
https://anaba-na.com/saranoue/daiwafarm/
「今宵あなたとチーズバー」の記事もどうぞ
https://anaba-na.com/anabar-post/22472.html
その他の地域の#メール飯
九州には50ヶ所ものエール飯が広まっていました。(5月13日時点 編集部調べ)
ここに載っていない地域でもエール飯が展開されている地域もあるかもしれません。みなさんがお住まいの地域のエール飯も探してみてくださいね。
(編集部 トゴウ)