RethinkFUKUOKAProject

美味しい料理と音楽片手に一年をRethink! RFP Peopleに聞いた2017年にやりたいコトとは?

ReTHINK FUKUOKA PROJECT レポートvol.34

アナバナではReTHINK FUKUOKA PROJECTの取材と発信をお手伝いしています。

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「Rethink FUKUOKA PROJECTは
様々なジャンルの人が集いイベント参加や活動を通して
新しいこと・もの・人に有機的につながることで
新しいなにかをうむプロジェクトです。」

そんなコンセプトのもと、2016年4月にスタートしたRethink FUKUOKA PROJECT。
コーヒー、BBQ、建築、IT、政治、beautyなどなど、多彩なテーマで繰り広げたトークセッションは数える事33回。おかげさまで毎回ほぼ満員御礼となりました!
初めての年末年始を迎えた今回は、今まで参加してくださったゲストや参加者をお招きして、感謝を込めての大忘年会の様子をレポートします。

会場では、博多のごりょんさんによるつきたてのお餅に、Click Coffee Worksさんが淹れてくれたコーヒー、そしてお酒とご馳走がずらり! いつもトークを盛り上げてくれるサウンドファシリテーターのatkさんの音楽にのせて、大いに盛り上がりました。
ほどよくお酒も入り、すっかり温まった場内で、運営スタッフや来場者のみなさんに今年の感想と来年の抱負を直撃します!

 

福岡をこよなく愛する皆さん、
2016年の思い出と2017年の抱負を教えて!

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ReTHINK FUKUOKA PROJECT事務局 高山貴久美さん

Q.毎回どんな風に進行しているのですか?

この半年間は、毎週開催するという事が決定していました。
イベント自体は、毎回台本を用意せずにゲストの方々にその場で話してもらって、ファシリテーターが誘導してという感じ。だから毎回ゲストや企画者の色が出やすい。2時間って長いようでいて、実際は盛り上がりすぎて毎回時間が足りないんです。毎週開催は正直かなりハードでしたが、パートナー企業さんたちが一緒に向き合ってくれたから実現できて、こんなに人が集まってくれたんだと思います。

Q.思い出に残っている回を教えてください。

企画を担当させてもらった回はやはり思い入れが強いです。例えば、安藤美冬さんと平野宏枝さんの17回。自分なりに考えた演出が浴衣。場が華やかになって、何よりゲストのお二人がすごく喜んでくれて、テンションが上がりましたね。また、この回のトークと出逢いが私自身、変わろう!と思えるきっかけに。ちょうどいろいろ悩んでた時期だったんです…。そんなときのテーマが「自分らしい人生のつくり方」。ゲストのお2人の飾らないオープントークに背中を押されました。「勇気づけられた!」「一歩行動してみたら、やりたい仕事がみつかった!」と、参加者の方たちのイベント後の反響もすごかったですね!安藤美冬さんの著書にありますが、まさに「やる気はあっても長続きしない人」な私…。『「行動力」の育て方 自分を変える「7+1の習慣」』にはグサグサ刺さる言葉が満載。あのときの「変わろう」という決意を思い出すように、ベッド脇に置いて、ふとしたときに読み返しています。「感情日記」もこっそり続けています(笑)

Q.今後の抱負を教えてください。

RFPのビジョンにとても共感していて。このプロジェクトに関わらせていただきながら、人と人とか、人ともの間で生まれる化学反応をたくさんみたい、そしてそんな場をたくさんつくっていきたい、と思っています。個人的にそういうことをする人、という意味で「Bridger」という言葉をつかっていけたらな、とも考えています。
「コミュニティ」って難しいなぁと思っていますが、できれば長くつづけていきたい。私自身成長させてもらいながら、ゲストさん、参加者の皆さん、スタッフと、RFPに関わる人たち皆が前面に出ていくようなプロジェクトにしていきたいですね。

 

カメラマン勝村祐紀さん

ゲストの皆さんは常に戦っているというか、自分と向き合っている方なので、目力が強くて、撮りがいがあります。ついつい寄って撮っちゃいますね。今後テーマに関わることができるなら、写真とグラフィックデザインのイベントを企画したいですね。

 

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福岡移住計画 須賀大介さん

移住者目線でこの街を面白くして行きたいと思って問題提起してきました。個人的にはNo30の政治の回が一番やりがいがありました。
次に提案するなら夫婦関係とかね。これから結婚の形も変わってくると思うので、新しい夫婦のあり方みたいなものを取り上げたいです。今思いついたんですけど(笑)

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川上正嗣さん

No25にコーヒーカウンティの森さんの回が一番印象的でした。森さんが哲学的にコーヒーの世界を語りんしゃあけん、それが面白かったですね。実はRFPで大好きな日本酒のイベントを企画中です。最近の日本酒は地方の酒蔵さんが意欲的に作っているから、美味しいし、悪酔いもなくてオススメです。ぜひ来てくださいね!

 

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ReTHINK FUKUOKA PROJECT事務局 田中美幸さん

私は最初に関わったBBQの回が一番楽しかったですね。終った後はBBQを食べながら、ゲストや参加者の皆さんと話せたし。あと、コンテンツとしては政治の話が一番面白かったです。「政治は自分の人生に関わる事なのに、そこに興味ないのは自分に興味が無いって事だよ」と言われた事があって、その話をしていた時にちょうどこの内容だったので、とてもタメになりました。今後は新しいテーマをどんどんやるのもいいのですが、過去の続編など、何回かつなげていってもいいんじゃないかと思います。
ゆくゆくは自分でもテーマを発掘してみたいですね。

 

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サウンドファシリテーターatkさん 

ゲストさんのトーク内容、テンポ感に合わせて、その場に合う音楽をリアルタイムで創る「サウンドファシリテーション」という演出を行っているのですが、イベントが終わった後にゲストさんから「音楽があってとても話しやすかったよ」という声を頂いた時はとても嬉しいです。いつもお客さん目線で音を創りたいと思っているので、お客さん側の座席でサウンドコントロールをやってみたら面白いかなと思っています。

No29では僕も登壇させてもらいました。いつもと違う感じで空間を演出できたので、とても面白かったです。以前音楽講師をしていたこともあり、あらためて自分は人に何かを伝える事が好きだということに気付きました。また機会があれば登壇者としても出てみたいですね。

 

 

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上水優輝さん

Q.思い出に残っている回を教えてください。

僕が一番楽しかったのは、第2回のローカルメディアの回です。僕自身も音楽やっていて、音楽のローカルメディアを立ち上げたいなと思ったきっかけになりました。

Q.今後の抱負を教えてください。

参加者の皆さんにとって、最後に自分の中に落とし込めるような一コマがあればいいかなと思います。あとは、「リシンクってこうだよね」という軸になるものを明確にしたい。テーマとしては、皆が扱わないようなマイナーなものも挑戦したいですね。お客さんや運営スタッフさんと一緒に考えても面白そう。お客さんと一緒にリシンクを作っていきたいので、Facebookなどでどんどん意見を聞きたいです。日常の話題でも、マイナーな世界でも、問題提起できるような場所にしたいと思います。

 

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ReTHINK FUKUOKA PROJECT事務局 伊達綾子さん

RFPは面白い大人の人が多くて、いろんな生き方があって、勉強になりました。私自身学生なので、就職活動の励みにもなりましたね。2017年から県外に出るのですが、いろんな人が集まって新しいものを作ろうという動きに興味があるので、いつか福岡に戻った時はまたRFPに関わりたいです。RFPはコミュニティを作る事がコンセプトだと思っているんですけど、コミュニティデザイナーみたいな方を呼んで、今後のRFPについて皆で考えるイベントなんてどうでしょう。

 

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Click Coffee Works 古賀由美子さん

RFPのイベントでは、コーヒーを生業としている方たちを違う分野の切り口でのぞいてもらおうという試みで企画しています。コーヒーそのものよりも、コーヒー業界で働く方がどんな考えで関わっているのかを知ってもらいたいと思っています。「コーヒー×〇〇」というテーマは、毎回コーヒー屋さんに考えてもらっています。コーヒー屋さんと何を提案したいかについて話し合って、テーマを決めて、人を選んでという流れですね。ゲストについては知名度が高い方というよりも、「この先もコーヒーを提供し続けていく方」にお願いしています。福岡はコーヒー屋さんが多いとよく言われますが、東京などに比べるとまだまだコーヒーに特化して仕事をしている人は少ない。RFPをきっかけにして、コーヒーの仕事の価値についてたくさんの方に興味を持っていただけると嬉しいですね。

 

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〜旅するBBQ〜 Smore(スモア) 中村圭一さん

皆さんの前で話すのが初めてだったし、それまで登壇されていた人は著名人ばかり。最初は正直「人来ないでしょ、事故るんじゃないの」と思っていました。当日は結構若い子が多くて、しっかり聞いてくれたから嬉しかったですね。人前で自分の思いや価値観を口に出したことで、やりたい事を再認識できました。次回やるなら屋外でBBQしながらトークしたいですね。誰でも簡単に準備ができるやり方とか、BBQを通して家族の絆が深まるとか、そういった内容を話したい。欧米なんかはもっと日常的にやっているので、日本でもたくさんのファミリーにBBQを楽しんでもらって、絆が深まっていけばいいと思います。

 

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福岡移住計画 窪田司さん

福岡移住計画として関わった中では、北海道の東川と糸島を結んだ回が思い出に残っています。両者の間は真逆の位置にあるのに、福岡で繋がって想いを共有できたのが面白かった。あと、政治のイベントも、僕らの世代って本当に政治に無関心だったと思うんですけど、RFPのイベントのような身近な場所で政治について話を聞けるイベントが開催できた意義は大きかったと思います。自分でやるとしたら、地元メディアの編集に携わっている人、編集長の方がどんな視点で福岡を捉えていて、どういうものを発信したいのかというのを聞きたいですね。福岡移住計画では「個人の本質」をキーワードにしていますが、「福岡」という地にいるからこそ得られる情報を発信していきたいと思います。

 

 

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福岡テンジン大学副理事長 山路祐一郎さん

Q.運営で気を付けていた点は?

「福岡をRethinkする」というテーマでしたから、福岡に住んでいる僕が個人的に世の中の流れと福岡のトレンドを踏まえて考えたい事をまず出して、一般の人も共有できるよう内容を吟味して提案してきました。イベント当日は、司会者というより一番前で座っている生徒みたいな感覚で話を聞いていくスタンス。たまにテーマの設定がマニアックすぎた時もあって、そこの読みは難しかったですね。毎回終わった後はブラッシュアップして、自分がやりたいテーマなら、どうすればキャッチーに刺さるか、人に伝える一言目は特に気を付けました。

Q.思い出に残っている回を教えてください。

個人的に大きかったのは、毎回本気で何かをつかみたいという人たちに出会えた事。No21の「サードプレイスの回では、サードプレイスを「使おう」という人よりも「作ろう」という人がたくさん来てくれたんです。そんな人糧になったのなら、福岡の街のためになれたんじゃないかな。各回ごとのテーマは狭い範囲だったかなと反省をしていましたが、狭いからこそ刺さった人が真剣に聞いてくれて行動に移っているという話を聞いています。それはすごく嬉しいですね。

Q.今後の抱負を教えてください。

「福岡をRethinkする」というコンセプトを踏まえながら、数多くイベントが開催されているここ福岡でのRFPの価値を見つめ直して、今後もチャレンジしたいと思っています。
今は、東京や他の地域に住む人が、福岡ってローカルだけれども他から見ると尖っているって事に気づいてきていると思うんですよ。イベントでゲストとつながったり、プロジェクトを手がけたりする中で、他の地域にはない福岡の魅力を見せたい。
僕としては、一旦こちらでシーズン1終了ですが、またいつか戻ってきたいですね。

 

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様々な人が携わったReTHINK FUKUOKA PROJECT。人知れず関わっている人たちそれぞれが熱い思いを抱きながら、毎週企画に、司会に、演出にと奔走しています。

2017年も愛すべきホームタウン・福岡で新たなReTHINKを提起するイベントを次々に企画して、皆様をお待ちしております。少しでも心に響いたら、ぜひ足を運んでみてくださいね!

 

ReTHINK FUKUOKA PROJECTについて
コミュニケーションや働き方、ライフスタイルに大きな変化をもたらしている福岡。新しい産業やコミュニティ、文化が生まれるイノベーティブでエネルギッシュな街となっています。
そのチカラの根底には、この街に魅力を感じて、自らが発信源となっている企業や人がいます。
ReTHINK FUKUOKA PROJECTは、「ReTHINK FUKUOKA」をテーマに、まったく異なるジャンルで活躍する企業や人々が集い、有機的につながることで新しいこと・ものを生み出すプロジェクトです。


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