こんにちは、編集部の天野です。
今週16日金曜日はいよいよ、「バクバク新麦バー」の開店日です! 麦と聞くと、麦ご飯や味噌、小麦粉など、麦の形状を変えたものを想像してしますよね。今回の穴バーでは、そんなイメージをぶち壊す勢いで、麦の存在感をはっきりと感じられるサラダやトマト麦煮、プリンなどが並びますよ。
▽当日のお料理はこちら
https://anaba-na.com/anabar-post/19626.html
今日は、開店前までにゲストの「ここく」加藤さんを追いかけた「麦踏み」と呼ばれる作業と、収穫の様子を少しだけご紹介します。

こちらが加藤さん。1万平米にもなる畑で、1人で麦を育てています。
麦は踏まれて強くなる?
加藤さんの畑で試される麦のド根性
編集部のスタッフが、万を持して宮崎のここくさんの元へ向かったのは「麦踏み」の時期、1月末のことです。
加藤さんいわく麦踏みは「麦づくりにおいて一番過酷といってもいい作業」とのこと。恐る恐る畑へ着く私たちの目の前には、広すぎる畑が! 思わず尻込みをしたのでした。
「麦踏み」とは文字通り、畑に芽吹いた麦を足で踏む作業なのですが、この広さを、4人でひたすらふみふみする作業が待っていたのです。

デデーン!こちらの畑です。加藤さんが持つ畑の一部ではありますが、それでもこの広さ。

こちらが麦踏みの様子。真上から踏んで根を折ることがないよう、かにさん歩きのように移動し、横から踏んでいきます。

はじめは笑顔でしたが段々と会話もなくなり、終わる頃には無の境地に。
麦は11月に種をまき、1月に麦踏みを行い、5月に収穫となります。麦踏みをすることで得られる効果は主に3つ!ひとつは土に根を張らせて、まっすぐ伸びる丈夫な麦にすること。もうひとつは茎が枝分かれするポイントを増やして、穂がたくさんでるようにすること。そしてもうひとつは、霜柱で土が押し上げられ、根をいためるのを防ぐことです。
加藤さんは今年、麦踏みをする畑としない畑とをつくることで、どれほど違いが現れるのかを実験したのだそう。麦のド根性と私たちが踏んだ効果が試されるというわけです!
結果はどうだったのか!?新麦バーで加藤さんに発表していただきますので、お楽しみに!

加藤さんが見せてくれた「六条大麦」という種類の麦。穂が6列にならんでいるから六条、ちなみにビールに使われる麦は穂が2列で「二条大麦」と呼ばれます。

畑で大豆の芽を発見!麦と大豆はお互いの成長に必要な養分を補い合うため、同じ畑で交互に育てられています。他にもある奥深い麦の豆知識については、ぜひ会場で!
とれたての麦を使ったお料理と
3人で吟味した宮崎の焼酎もお楽しみに!
5月の半ばには、当日料理を担当してくださる清水さん、竹内さんと一緒に収穫のお手伝いへ向かいました。
手刈りした麦は、一掴みの束にします。その束をかけ干しして、自然乾燥させます。加工する前に、収穫から乾燥まで一気に進めなければ、カビなどの原因となります。常に天気とにらめっこ、加藤さんはずっと“ピリピリ”と神経を尖らせながら、麦と向き合う時期が続きます。
当日は収穫したばかりの新麦を使うお料理ややさしい味わいの麦茶も登場します!

畑は見渡す限りの黄金色。この景色が見られる初夏の時期を、「麦秋」と呼ぶのだそう。

畑に着くと早速「食べてみる?」と麦をちぎってくれた加藤さん。加藤さんが育てる「裸麦」という品種は、皮がぽろりとむけます。プチプチして美味しい!

収穫は畑の隅っこで、刈り取り機が畑に入れるだけのスペースを、手刈りしました。「ザクッ」という音と手に残る感触が心地よい〜

刈り取った麦は少しずつしばります

軽トラに積むとこんなにどっさり!麦秋と言うだけあって、なんだか実りの秋って感じがしますね。

こちらはオフショットの竹内さん。愉快なふたりが当日を盛り上げてくれます♡

みんなでかけ干し中。美味しくなっておくれよ〜
収穫のあとは、麦料理に合うお酒を探すべく「落合酒造場」さんを尋ねました。加藤さん、料理家清水さん、竹内さんと吟味した焼酎3種も、麦料理のお供に楽しみましょう!
今月も千代町にてお待ちしています!
▽お酒を選び中の様子はこちら
https://anaba-na.com/anabar-post/19630.html
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◯テーマ 『ここく加藤さんとバクバク新麦バー』
◯日時 6月15日(金)19:00−21:30(受付開始 18:45より)
◯場所 アナバナ編集部(福岡市博多区千代1-20-14)
◯参加費 3000円(税込/フード+ドリンク1杯付)
◯定員 50名 ※要予約
◯ゲスト ここく加藤潤一さん
◯料理担当 清水寛紀さん、竹内天平さん
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要予約!参加希望の方は、申込フォームよりお申し込みください。
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(編集部 天野)