穴バー

ゲストはまんがの達人でっす!

毎月第4金曜日に千代町で開店する穴バー。今月は「まんがバー」をひらきます!

ゲストに北九州漫画ミュージアムの学芸員表智之氏をお迎えします! まんがの豆知識や読むだけではないまんがの楽しみ方、そして、表さんのパーソナルな視点からまんがの魅力を探る、題して「俺のまんが論」をお話していただく予定です。

表さんは、日本初のマンガ博物館「京都国際マンガミュージアム」の学芸員を経て、北九州漫画ミュージアムの専門研究員になられた、言わば“マンガの達人”です。

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表さんの似顔絵をお届け。研究員さんとあって堅いイメージもありましたが、穴バーのような企画もおもしろがってくれる、とっても気さくで柔軟な方でした〜。

そんな表さんがまんがのおもしろさを初めて知ったのは小学2年生の時。 おたふく風邪で学校を休んだ表さんは、父親の友人の美容師さんがお見舞いでくれた「ちばてつや短編集」と出会います。中でも、男と女の微妙な感情のやりとりが細やかに描かれた「蛍三七子」という物語は、幼い身ながらも心に染み入るものがあったらしく、何度も何度もボロボロになるまで繰り返し読んだそうです。 ちばてつやというと「あしたのジョー」を思い浮かべますが、こんな短編も描かれていたのですね。

▽蛍三七子のあらすじ http://www.chibapro.co.jp/?tbl=work&id=61

数々の名作を目にしてきたであろう表さんに、「お気に入りの1冊は?」と尋ねると、みなもと太郎氏作の「風雲児たち」と返ってきました。 し、渋い!

「風雲児たち」は、幕末を描くには関ヶ原を描かねばならないという志のもと、1979年に連載がスタートして35年、ようやく桜田門外の変までたどりついたという長編まんが。歴史の重みと面白さに襟を正したくなるという、表さんが歴史学を志したきっかけともなった作品なのだそう。 今の世があるのは、過去の様々な出来事の積み重ねであることを実感できるという”学べる要素”がある一方で、歴史における人と人の出会いの妙がギャグマンガとして描かれているから、歴史の苦手な人も気軽に楽しめる1冊ですよ。 少しうかがうだけでも「マンガってやっぱり面白い!マンガが読みたい!」と思わせてくれる表さんのお話。 さてさて、当日はどんなプレゼンテーションを聞かせていただけるのでしょう?楽しみです!

(編集部 トゴウ)

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○日時 8/22(金)19:00~23:00 ※出入り自由です。

○場所 アナバナ編集部(福岡市博多区千代1-20-14)

○ゲスト 北九州漫画ミュージアム 専門研究員 表智之氏

○参加費 2000円(税込/ドリンク1杯付)

□穴バーのFBはこちら


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