レポート

神谷さんと調味料談話の日

最近、「九州みやげ365」をテーマに編集部でいろんな話をしています。おみやげを机に一つひとつ並べて眺めてみると、そこからいろんなアイディアが広がります。  「手ぬぐい特集したい!」とか「旅をテーマに掘り下げようか」とか、「この地域に特化した特集も楽しいかも」とか。

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そんな中、「もっと調味料を取り上げたいよね」という意見が。 それならばと、以前ひらいた映画「よみがえりのレシピ」の上映会へおいでくださった調味料マイスターの神谷さんを編集部にお招きし、調味料談義を行いました。

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 神谷さんは、福岡と大分を中心に、調味料を通して知る食や食文化を伝えるべくさまざまな活動をされています。 お母さまである伝承料理研究家の金丸佐佑子さんが、”日常の「食」を非日常で研究する” との想いではじめた生活工房「とうがらし」のお話、神谷さんが育った長洲地区の来歴からたどる食文化の話、そして、地域の魅力的な作り手さんと一緒に考えるおいしい「食」の” 旨い! ”話など、気がつけば3時間半も神谷さんのお話に引き込まれておりました。

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食のコーディネーターとして監修された各地の食材をつかったレシピ集も。
10分足らずで作れるものばかり、とおっしゃいますが、どのお料理も地域の特徴が感じられ、なにより美味しそう!

「食べものってコミュニケーションの共通言語になるんですよね」と神谷さん。なるほど。例えば、幼い頃に食べたおばあちゃんの味を大人になって思い出すとき、一緒に食卓を囲んだの家族の顔や、その時感じた匂いや空気感が自然とよみがえるように、”食べること”には、「おいしさ以上のもの」がつまっているのですね。

地域言葉からつけられた料理名には親しみが湧くし、食材からその地域の環境や文化背景がのぞけるのもまたおもしろい。 日常では気づきにくい地域の魅力がつまった「食べること」が、

地域自慢になったり、自分の生き方に自信が持てるようになったりするというお話は、「目線を変えて見つける価値」がテーマのアナバナにも通ずる価値観で、とても共感しました。

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調味料談義中、突然ラジオ(CROSSFMさん)出演される神谷さん。本日のトークテーマは「夏だからこそ食べたい甘味」。甘いものは疲れたからだを回復させるチカラがあるそう。甘酒も疲労回復に一役買ってくれるオススメの飲みものだそうですよ〜。

ちなみに神谷さんは、ご自身のFacebookで日々の「白ごはんとお漬物」をほぼ毎日アップされているのですが、これがまた美味しそう。 「ほんとに簡単なものしか作っていないんですよ」とおっしゃいますが、盛り方や切り方一つで、こんなにごはんとお漬物が引立て合うのか! と勉強になります。

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こちらは青紫蘇と余っていた金柑をご飯に乗せてみたというある日の1品。
爽やかな酸味に食欲がそそられる組み合わせだそうですよ。

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とにかく嬉しそうにごはんとお漬物の話をしてくださるチャーミングな神谷さん。

またご一緒させていただくことを快くお引き受けいただき、今日の調味料談義はおひらきとなりました。

ゆずごしょうの話や、若者シェフとの活動の話など、とにかくここには収まりきれないお話を、またアナバナでご紹介出来る日が来ると思います! それにしても、3時間半しゃべりっぱなしでエネルギーあふれる神谷さん、ごはんのチカラでしょうか。。。もっと白ごはん炊かないといかんなぁ。

(編集部 曽我)


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