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木のぬくもりと無理のない暮らし 三話(モノ編)

正直ブランド 木のぬくもりと無理のない暮らし~アトリエ 村上レシピの村上孝仁さんを訪ねる~from 福岡県/那珂川

2014.07.17 up

三話(モノ編)

テーブル、本棚、うつわ、お箸、おもちゃ、家、ひいては囲炉裏にくべられた薪まで……
木は古くから万能で、私たちに一番身近な自然素材。使い心地の良さもさることながら、使い込むほどに味わいが増して、もう手放せなくなってしまう。そんな木の魅力について、福岡県で木製品を作り続ける木工作家の村上孝仁さんにお話を聞いてみました。

村上さんに聞く、木製品のきほん。

Q1 木素材の魅力とは何ですか?
見て良し、触って良し、使って良し。つまり、見た目のやわらかさ、触ったときの手触りの良さ、使えば使うほど味わい深くなる……などなど、木は自然素材ならではの魅力にあふれています。
Q2 木工製品のお手入れ方法は?
カサついてきたら、植物製のオイルを時々塗ってあげて下さい。といいつつも、私は自宅で使っているものに関して特に何もしていませんが……。使ってるうちに、だんだん自分だけの色合いが出てくるのも、木の良いところ。
Q3 オススメの商品を教えてください
特におすすめというのはありません。自分の目で、肌で感じて、気持ちのよいものが一番。

村上さんがつくる木工品

クルミの平皿(丸)長くつかえるようにと厚めの仕上がりに。大皿はメインやパスタなど、小皿はデザートや取り皿、軽いのでアウトドアにもぴったり。オイル仕上げ。大φ24cm/中φ20cm/小φ17cm

ナラ材のトレイのみで削った風合いが特徴的。トレイとしてはもちろん、サイズが小さめなのでパン皿としても。19×24cm

流木のコケシムフフ、ボーッ、ムスッ…。一体一体表情が異なるのが見ていて愛らしい。底にオリジナルのスタンプをほどこしても楽しいかも。H約5cm

スプーン 素材もサイズも表情もさまざま。お茶の時間に、スパイスに、ベビースプーンに……。その時のシチュエーションを楽しんで。左からカエデ2,5×15cm/カエデ3,5×20cm/クリ3×17cm/ナラ3×17cm

村上さんの作る家具は鉄素材との組み合わせも多い。村上レシピのアトリエで展示販売されているほか、オーダーも可能。サイズ・値段は要問い合わせ。

(取材・文/堀尾真理 写真/木下由貴)

アナバナ取材メモ

  • 最初にお会いした印象は、つかみどころのない雲のような方。そんな村上さん像がすとんと腑に落ちたのは、実は最後に「ふら」を訪ねたときでした。壊れていた店の看板を見た村上さんが、何も言わずに新しく作り直したものを置いていってくれたというエピソードをオーナーさんからお聞きし、「ああ、そういう彼の人柄が、この空間を生み出しているのだなあ」と妙に納得。だから村上さんの作るものには、寄り添いたくなるような心地よさがあるのですね。


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