3月の穴バーは福岡県朝倉市より「天野商店」のおふたりをゲストに迎え、ブランド鶏「古処鶏(こしょどり)」を主役に開店しました。
古処鶏の魅力に迫るゲストトークはもちろんですが、当日行った「美味しい水炊きの作り方レクチャー」には特に、会場のみなさまは興味津々の表情でした。レポート前編では、レクチャーの様子と古処鶏の特徴についてお届けします!
「食は何よりの良薬」をモットーに
大切に”飼われる”古処鶏
今回の主役「古処鶏」とは、天野商店のブランド鶏です。
実は昨年末の納会で、たまたま編集部で天野商店さんの水炊きセットで鍋をしたことが古処鶏との出会いでした。お肉にほのかな甘みがあって、噛むほどにおいしさが増すんです。水炊きのスープも美味しく、編集部一同、感動して、天野商店さんへご連絡したのでした。
肉質の良さや旨みの深い味わいは、通常よりも鶏の密度の低い広々とした鶏舎で、はつらつと、そしてゆっくりと時間をかけて育てるからこそ生まれるのだそう。「食は何よりの良薬」をモットーに、できるだけ自然に近い状態で健康な鶏を飼っています。
「抗生物質などを与えないことはリスクでもあるんですが、この飼い方に共感くださった生産農家さんが、愛情こめて古処鶏を育ててくださっています」と横島さん。手間ひまや愛情を込めているからこそ”飼う”という言葉を使った活動名や、そのかわいらしいロゴにも、思いが表現されているんですね。
お肉の湯引きがスープをもっと美味しくする!
天野商店流 水炊きのつくり方
会場には「古処鶏が気になって来ました!」という方や、「食べた事があって知っています」という方もいらっしゃいました。せっかくならば、料理をいただくだけでなく古処鶏の美味しい味わい方も知りたい!と、今回は水炊きの美味しい作り方を、横島さんにレクチャーしていただきました。
「まず、ポイントはお肉を湯引きすることです」と横島さん。ブツ切り肉を熱湯にくぐらせて熱を通したあとで、沸騰させたスープに加えます。冷えたお肉をスープに加えると、スープの白濁がなくなってしまい、風味を損ねてしまいます。
野菜とつみれ、くずきりはあと入れで、まずはスープとお肉だけを一度味わうのが天野商店流。スープには塩をひとつまみ入れることで、より一層味が深まるのだとか。
シメは雑炊などでを余すところなくいただいて下さいね!
古処鶏は、オンラインショップと朝倉にある天野商店さんの直売所で購入できるほか、福岡や九州でもいただける飲食店があるので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
■古処鶏がいただける店舗:http://torikauhito.com/shop/index.html
レポート後編では料理家の香月恵嗣さん・千代子さんが腕をふるってくださった、古処鶏料理6品をご紹介します!
(編集部 天野)