穴バーレポート ACTIVITY

パクチー農家さんがまた一人増える!今秋独立されるMURA FARMさんの画期的な栽培方法に、充実のパクチーライフを夢見る夜 [9月の穴バーレポート前編]


毎年人気の穴バー企画「パクチーバー」は、今年でなんと4回目の開催となりました!

前回に続き早々と満員御礼となった今回は、福岡県糸島市長糸地区の農家「MURA FARM」大村昌弘さん・直美さんがゲストです。
終年で大規模にパクチーを栽培するという大村さんに、「糸島産パクチーが一年中食べられるようになる…!」と、嬉しい妄想が広がったパクチートークの内容をレポートします!

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昌弘さん、草太くん、直美さん。Tシャツはお揃いのパクチーT!

 

200粒の種まきは一瞬!
目からウロコの”MURA FARM流”パクチーの育て方

今回のパクチーバーの空間は「パクチー屋台」がテーマ。パクチーの香りに包まれる会場には50人を越える人が集まりました。

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屋台店主は3人の料理家さんです

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料理はもちろんドリンクもパクチーづくし!パクチービールやパクチーモヒートを片手にパクチーワールドに浸ります

まずは大村さんに、愛するパクチーの育て方を教えてもらいましょう!

MURA FARM式のパクチーの栽培方法は「移植式」です。一般的に多く取り入れられている方法は畑に直接種をまくことが多いそうなのですが、MURA FARMでは1つ1つポットに種を植え、ある程度苗が育ってから畑に移植します。そうすることで畑で確実に苗が育つため、安定的な生産ができるのだそう。そうは言っても種まきがとても大変な気がしますが、MURA FARMではこんな画期的な器具を使って200個の種を一瞬でまいているのです。すごい!!種まき革命!

そして話は栽培方法から、大村さんがパクチーを育てるようになったきっかけへ。

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まずはこちらの器具を使って、土を入れた穴の真ん中にくぼみをつくります

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そして種がぴったり入る穴があるこの器具をがしゃんと押します

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すると一気に200個の種植えが完了!

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芽が出るとこんな感じ。ギザギザの葉が出ると移植どきで、種まきから2ヶ月ほどで収穫できるそうです

実は大村さんがパクチーを育てようと決めたのは、この栽培方法が1つのきっかけです。同じ長糸地区に住む農家・柴田周作さんのもとで修行をしていた際、伝授されたという移植栽培。この栽培方法でなにか自分らしい野菜を作ろうとしたところ、中でもパクチーがとてもよくできたのだそう。

これからは終年でどんどん生産量を増やして行く予定で、8棟のハウスでは最大72000株のパクチーが育つのだとか!なんてこった!年中糸島産パクチーが食べられるなんて夢のようだ〜

 

今秋からパクチー農家として独立する
大村さんのこれまでとこれから

そして、大村さんが農家になるまでのストーリーもなかなか刺激的。震災を機に勤めていた自動車会社を辞めて、糸島の直売所に辿り着き、住み込みで働くうちにあれよあれよと店長に。その後、一度は農家になったものの農業の厳しさを味わい、柴田さんのもとで2年間の修行を積んでいます。

そしてそして、なんと今秋、大村さんがパクチー農家として独立するのであります!私たちのパクチーライフを支えてくれる農家さんがまた一人増えるのですね。おめでたい!

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「どの修行が一番辛かったですかと?」の質問に、「うーんどれも、、。ほとんど休みなく、毎日朝一から頭をフル回転させてヘトヘトでした」と笑顔。

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奥さんの直美さんが大村さんを支えています

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会場ではパクチーとナスを販売してくださいました。今後、MURA FARMのパクチーはスーパーのフードウェイや直売所でも販売されていく予定です

笑いながら厳しい修行を振り返る大村さんですが、「それがあるからこそ今の自信につながっている」との言葉にふむふむと納得。そしてMURA FARMのパクチーが一年中食べられる日がすぐそこなのだと、夢のパクチーライフを妄想しながら終始ワクワクしたパクチートークでした。

「これからいろんなイベントや面白い取り組みもしていきたいと思ってますので、ぜひぜひよろしくお願い致します!」と大村さん。今後の動きも楽しみにしています!

レポート後編ではMURA FARMのパクチーを使った個性豊かなお料理をご紹介します。こちらも楽しみにしていてくださいね。

▷レポート後編はこちら

(編集部 天野)

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