こんにちは!編集部の天野です。
先日、福岡県朝倉市のおいしいものが集まる『朝倉マルシェ』に行ってきました。
朝倉と言えば、原鶴温泉があることや柿の生産が盛んな地域という印象が強かったのですが、足を運ぶうちに独特の祭り文化や食文化があることがわかってきました。
今回はそんな朝倉の食文化の中でも、お正月に欠かせない「お雑煮」の朝倉スタイルについてご紹介します!
独特なお祭りや邪馬台国説がある巨大遺跡など
朝倉の謎は深し!
アナバナ編集部では色々なご縁をいただき、ただいま朝倉の魅力を掘り起こし中です。
1月以降少しずつその魅力をこちらでも発信していきますよ。
最近出会った朝倉のアナバな情報は、新米をといて顔に塗り五穀豊穣を祈願する「おしろい祭り」や、泥を投げつけてその年が豊作かどうかを占う「泥うち祭り」などの独自のお祭が多くあること。また、全て掘りおこせば吉野ケ里遺跡と同等かそれ以上の規模の集落があると思われる遺跡があり、邪馬台国説もささやかれているということなどなど! 同じ県内にいても、まだまだ知らないことばかり、朝倉の謎は深い深い。
雑煮を蒸す?納豆をつける?
隣町でも全然違う!恐るべしお雑煮の奥深さ
そして、今の時期みなさまにお伝えしたいのは「お雑煮」のこと。お餅の形や出汁の種類などで地域性が出るとはよく言われますが、みなさんの地元のお雑煮はどんな特徴があるでしょうか?
先日、北九州市小倉の魚町商店街で開催した朝倉マルシェにゲストとして来られていた「お雑煮研究所」の粕谷さんによると、入れる野菜やその切り方にも意味があるのだそう。角がたたず円満に過ごせるようにと、お餅も野菜も徹底的に丸くして使う地域や、お正月には贅沢をとお餅にあんこを入れる地域もあるとか。
朝倉のお雑煮は全国的にも珍しい、卵汁をといて「蒸す」タイプのお雑煮で、その味わいは茶碗蒸しのよう。
>詳しくは前回ご紹介したこちらの記事へ!
一方お隣のうきは市では、お雑煮に入ったお餅を納豆につけていただくのだとか!隣のまちでもこんなに文化が違うなんて面白いですよね。
アナバナを運営するダイスプロジェクトでは、復興応援をきっかけに始まった朝倉ブランド推進事業で、朝倉の魅力掘りおこしを行っています。次回は1/4・5に行われる「甘木バタバタ市」のレポートを公開予定ですので、お楽しみに。
それではみなさま、よいお年をお迎えください。
お正月にはぜひ、お雑煮のことを気にとめてみてください!
(編集部 天野)