穴バーレポート ACTIVITY

セロリの話[3月の穴バー]   

今日は、今回の主役セロリのお話です。

町を横断するように矢部川が流れているみやま市瀬高町。矢部川は、江戸時代からよく氾濫を起こし、上流からの土砂が周辺の土地に流れ込んだため、下流に位置する瀬高町の土地は水はけのよい砂質土になったのだそうです。セロリの栽培には、この水はけのよい土が向いています。

セロリのハウスを見せていただきました。種を植えてからここまで成長するのに5〜6ヶ月。セロリって、とっても手間ひまかかるんですね。

セロリのハウスを見せていただきました。種を植えてからここまで成長するのに5〜6ヶ月。セロリって、とっても手間ひまかかるんですね。

セロリは、種を準備してから途中3度の植え替えを経て、5〜6ヶ月もの時間をかけて育てられます。種蒔きから3ヶ月くらい経った頃に3度目の植え替え。それまでポットで育てられていたセロリは、ここで初めて地面に根を下ろします。

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見学させてもらった日は、ちょうど植え替えをするタイミングでした。種蒔きから3ヶ月のセロリの葉っぱはまだまだ小さい。これから収穫まで、さらに2〜3ヶ月かかるそうです。

見学させてもらった日は、ちょうど植え替えをするタイミングでした。種蒔きから3ヶ月のセロリの葉っぱはまだまだ小さい。これから収穫まで、さらに2〜3ヶ月かかるそうです。

3度目の植え替えから2〜3ヶ月ほどで収穫の時期を迎えます。年に2回、セロリ栽培をする瀬高町では、第1期の収穫が11月から、第2期の収穫は3月から6月頃まで収穫されています。

お話を聞かせていただいたセロリファーマーの鬼丸さん。瀬高町の生産者は鬼丸さんと同じくらいの若い世代(40代)が多いそうです。

お話を聞かせていただいたセロリファーマーの鬼丸さん。瀬高町の生産者は鬼丸さんと同じくらいの若い世代(40代)が多いそうです。

瀬高町産のセロリのもう一つの特徴は、茎が薄緑色で、香りがソフトという点。香りの強い「緑色種」とやわらかくて香りの少ない「白色種」を掛け合わせた「中間種」の『コーネル619』という品種で、独特のあのセロリ臭さが少なく、セロリが苦手だという方でも食べやすいようです。そして、スジが柔らかいので、ざくざく切ってそのまま使ってもスジが気にならず、面倒くさがりやさんでも手軽に使えます、と生産者で野菜ソムリエでもある鬼丸夫人が教えてくださいました。葉の部分にビタミンやミネラルを多く含んでいるので、茎だけでなく葉っぱも使い切った方がいいそうですよ。

ちなみに、セロリが食用になったのは17世紀からで、古くは解熱、胃薬、利尿薬など、万能薬として利用されていたんだとか。あの独特の香りの主成分アピインやセネリンにはリラックス効果があり、ストレスの緩和や不眠解消も期待できるそうです。他にも血流をよくしたり疲労回復や食欲増進、肝機能を高めるなどの効果も期待できるということで、これは食べない手はないですよ!

 (編集部 トゴウ)

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○テーマ 主役はセロリ!瀬高のセロリバー

○日 時 3/20(金)19:00~22:00 ※出入りは自由です。

○場 所 アナバナ編集部(福岡市博多区千代1-20-14 ダイスプロジェクト内)

○参加費 2500円(税込/セロリスープのおみやげ付)

○ゲスト (株)ズッペンの森さん、おふくろ本舗の江崎さん

□セロリズッペンのサイトはこちら

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