約2年ぶりの穴バーは、長崎県五島市の「クエ」を主役に開催します。
クエを目利きしてくださるのは、五島で水産業を営む株式会社鯛福の三代目・永田和也さん。そのクエをコース仕立てのスペイン料理にアレンジしてくださるのは、洋風創作料理 多々樂の粒崎弘志さん。
今回は、お二人をご紹介します。
漁業の魅力を発信中!
五島のイキのいい魚を目利きする永田和也さんがゲスト
周囲を海に囲まれた五島列島は、漁業が盛んな地域です。
五島の中でも一番大きな福江漁港で、鮮魚卸売業・小売業・運送業を営んでいるのが、株式会社鯛福さん。お祖父様が水産業を始めて60年、現在は、ゲストの永田さんが三代目として牽引されています。
全国的に、漁業関係従事者の高齢化や後継者不足が懸念される中、鯛福さんの平均年齢は、なんと30代!新しい漁業を目指す若いスタッフが集まっています。
良質な魚を釣り上げる漁師さんをリスペクトし、その魚を自信をもって全国へと届ける真摯な姿勢や、漁業の魅力を自ら発信するこれまでの漁業者にはない取り組みが、若いスタッフに支持されている理由の一つなのでしょう。
永田さんは、五島への移住者や漁業者を増やすべく、SNSやYouTubeを活用した発信にも力を入れられています。
旬の魚の紹介やよい魚の見分け方を伝授してくださったり、市場に出回らない規格外の魚をおいしく調理してみたり…様々な動画を通して、五島の魚や漁業の魅力を伝えていらっしゃいます。
ちなみに五島列島を囲む海には、世界最大級の海流である黒潮から分岐した暖流対馬海流が流れ込み、多種多彩な魚が回遊しています。さらに、水深が浅く魚が住むのに適した大陸棚が広がっていて、今回の主役であるクエも大好きな環境なんですって。
日々、魚の状態を見極め、そのおいしさを知っているからこその発信は、とても役に立つし、ついつい引き込まれてしまいます。
穴バーに参加する前に、ぜひこちらも覗いてみてくださいね。
▽たいふくTV
https://www.youtube.com/channel/UClKa0P1XX7ML1eJ5g56HgCw
当日は、YouTube担当の玉井さんも会場に駆けつけてくださる予定です。
穴バーのようすが、YouTubeで流れるかもしれません。
素材のおいしさを引き出す
粒崎さん自慢のパエリアをお楽しみに
続いてご紹介するのは、お料理を担当してくださる粒崎さん。
洋食から和食まで様々な飲食店での経験を活かし、2019年、長崎県東彼杵町にご自身のお店「洋風創作料理 多々樂」をオープン。地元の食材を活かした創作料理を提供しています。特に魚介料理が得意な粒崎さんは、ご自分で漁港まで足を運び、魚を仕入れることもあるのだとか。漁師さんから魚の特徴や旨味の引き出し方などを直接聞いて実践するなど、探究心は尽きることがありません。
今回は、ハタなど味の近い魚種での経験と試作を重ね、クエを味わい尽くすメニューを考えてくださいました。
クエは、焼いたり煮たりしても身が硬くならずほどけるような柔らかい食感を、刺身では脂ののった甘みとしっかりした歯ごたえを楽しむことができるそう。
当日は、調理法によって異なる食感や味わいもぜひ楽しんでいただきたいです。
食べ頃のハガツオを、五島スタイルでいただく体験もお楽しみに
さらに嬉しいお知らせがあります!
クエと並んで、今が食べ頃の「ハガツオ」。
実は今回のテーマ素材を決める時に、クエにするかハガツオにするか、最後まで迷いました。「できるならどちらも食べたい」という思いが実現し、当日の朝永田さんが目利きしてくださったハガツオが、会場にお目見えする事になりました。
普段はタタキでいただくことが多いカツオですが、五島では刺身でいただくのが一般的なのだとか。
さらに、しょうゆにワサビではなく、“アレ”でいただくのが五島流とのことなのですが、“アレ”って一体なんでしょう?
…答えは、当日のお楽しみ!
当日は、五島市地域協働課の松野尾祐二さんにもお越しいただき、自然豊かな五島のお話も伺います。
なかなか遠くへ行けない日々が続きましたが、産地の話に耳を傾けながら、五島を体感できるお料理を味わいにいらしてくださいね。
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『anabar premium五島のクエを味わう会』
○日 時 12月17日(金)19:00−21:00(受付開始 18:45より)
○場 所 アナバナ編集部(福岡市博多区千代1-20-14 ダイスプロジェクト内)
○参加費 8000円(税込/コース仕立ての料理、ウェルカムドリンク)
○定員 20名 ※要予約
○ゲスト 株式会社鯛福 永田 和也さん
○料理担当 洋風創作料理 多々樂 粒崎 弘志さん
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要予約です。参加希望の方は、申込フォームよりお申し込みください。
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