2013年よりスタートし、これまで77回にわたり開催してきた穴バー。
生産者さんの作った素材で料理家が腕を振るい、ゲストトークや食べ比べ体験などを楽しむ、月替わりのPOP UPレストランです。
新型コロナウィルスの感染状況を鑑みてしばらくお休みをしていましたが、今冬再開することになりました。
12月17日(金)の夜に、長崎県五島市の「クエ」を主役に開催します。
五島で毎日良質な魚を見定める、
永田さんが目利きしたクエをいただきましょう
全国的に漁獲量の少ないクエの主要産地の一つは、実は五島列島です。長崎県の西方に浮かぶ島の周囲を流れる海流は、魚種が豊富で全国屈指の好漁場。
今回の穴バーでは、この地で毎日良質な魚を見定め、全国に魚を出荷している「株式会社鯛福」の永田和也さんをゲストにお迎えします。
クエは高級魚ゆえお目にかかる機会は少ないのですが、そのおいしさはふぐにも優るほど。また、一般的に魚では食べることの少ない鱗や肝などもおいしくいただけ、捨てるところがないのだそう。
今回は永田さんが目利きしたクエを、定番の鍋ではないお料理で、余すところなく味わい尽くします。
お料理を担当してくださるのは、長崎県東彼杵町で「洋風創作料理 多々樂」を営む粒崎さん。洋食から和食まで様々な飲食店での豊富な経験を活かし、型にとらわれない創作料理を得意とされています。
今回はコース仕立てのスペイン料理で、クエのおいしさを引き出すメニューを考えていただきました。
熟成刺身やパエリアなど
クエをこれまでにない形で味わう8品
それでは、当日のメニューを少しだけご紹介します。
まずは、「柑橘ドレッシングのカルパッチョ」。熟成させたクエのお刺身を、長崎産の柑橘を使ったドレッシングと合わせて爽やかにいただきます。
「熟成肉」を食べたことがある方もいらっしゃると思うのですが、魚にも“熟成”という概念があるのだそう。数日寝かせることで旨味を引き出すのですが、素人ではなかなかうまくできません。魚料理も得意な粒崎さんの技で、ベストなタイミングでいただきます。
続いて、メインの「クエの出汁で炊いた魚介のパエリア」です。
粒崎さんのお店の看板料理・パエリアをアレンジいただきました。クエの骨からとった出汁の旨味と、五島の魚介の旨味がギュギュッと凝縮されたパエリアは、風味豊かで濃厚な味わいです。
そのほかにも、クエを余すところなく楽しめるメニューをご用意しています。
***当日のメニュー***
〜Appetizer 前菜〜
*胃袋をつかむタルト(クエの胃袋のカジョス風)
*肝とチーズのパテ
*柑橘ドレッシングのカルパッチョ
*スペイン風生寿司
〜Soupスープ〜
*クエのスープ
〜Main dishes メイン料理〜
*ムニエル みそクリームソース添え
*クエの出汁で炊いた魚介のパエリア
〜Dessert デザート〜
*五島和紅茶のクレマカタラーナ かんころ餅添え
ウェルカムドリンクには、日本最西端のワイン工房「五島ワイナリー」のスパークリングワインをご用意します。アルコールが苦手な方は、五島の“さちのか”を使ったいちごスカッシュをお楽しみください。
なかなか食べる機会の少ない「クエ」。
今回、試食会にて初めて鍋以外の調理方法でクエをいただきましたが、濃厚なスープや出汁が生かされたパエリアは特に、味わい深く新鮮な一品でした。
ゲストの永田さんは五島で減少している漁師を増やそうと、若い仲間とともに様々な活動をされていらっしゃいます。五島のことや漁師のことなど、産地の方のお話を聞きながら味わう料理は格別です。
1年のご褒美やちょっと特別な食事に、ぜひいらしてくださいね。
永田さんや粒崎さんのご紹介は、後日記事でお知らせ致します。
**********
『anabar premium五島のクエを味わう会』
○日 時 12月17日(金)19:00−21:00(受付開始 18:45より)
○場 所 アナバナ編集部(福岡市博多区千代1-20-14 ダイスプロジェクト内)
○参加費 8000円(税込/コース仕立ての料理、ウェルカムドリンク)
○定員 20名 ※要予約
○ゲスト 株式会社鯛福 永田 和也さん
○料理担当 洋風創作料理 多々樂 粒崎 弘志さん
■Facebookページはこちら
**********
要予約です。参加希望の方は、申込フォームよりお申し込みください。
◎申込フォームはこちら