穴バーレポート ACTIVITY

玄海町から秋の実りをお届け。新米フルコースを味わう穴バーが10/21(金)開催

実りの秋、そして食欲の秋。みなさん新米はもう味わいましたか?10月の穴バーは、佐賀県玄海町の「棚田米」をテーマに開催します。潮風を受けて育った甘い新米と、佐賀牛やウニなど、玄海町の海の幸・山の幸がコラボ!玄海町に移住した生産者らをゲストに招き、まちの魅力や移住体験談も伺います。料理を担当するのは、福岡市で料理教室「la cocotte de chacotte(ラ・ココット・ド・チャコット)」を主宰するHISACO ARAKIさん。前菜からデザートまで、新米を使った驚きの「お米のフルコース」で皆さんをお迎えします。

福岡から1時間半。棚田の絶景が広がる玄海町

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まずは、佐賀県の北西部に位置する玄海町をご紹介。唐津市に隣接し、福岡市からは車で1時間半ほどの場所にあります。ここを訪れる人にぜひおすすめしたいのは、海岸から駆け上がる階段のように、斜面に広がる浜野浦の棚田。玄海国定公園に指定されている仮屋湾が臨め、田んぼに水をはる梅雨前には、水平線に沈む夕日が海面と水田を染めて、幻想的な雰囲気を作り出します。
美しい情景をひと目見ようと、シーズン中は県内外から多くの観光客が訪れる浜野浦の棚田。ここで育った棚田米が、今回の主役です。

前菜からデザートまで、新米をフレンチベースの創作料理でいただきます

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傾斜地にある棚田は、大地の栄養を含んだ水がまんべんなく行き渡り、また太陽の光をたっぷりと浴びることで、おいしく育つのが特徴。さらに生産者さんの間では、「浜野浦の棚田は、潮風によって海のミネラルも運ばれていることからおいしく育つのではないか」という説もあります。

今回の穴バーには、この秋取れた新米を使い、フランス料理をベースにアレンジした創作料理が登場!前菜のサラダにスープ、デザートと最初から最後までお米づくしの逸品が並びます。

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玄海町の特産品でもある玉ねぎを使った「玉ねぎのスープ」黒こしょうライスのコロッケとともにいただきます

ウニにタイ、佐賀牛も!玄海町自慢の食材がコラボレーション

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主役のお米の脇を固めるのは、こちらも主役級の食材です。まずは、まちが面する仮屋湾でとれたウニ。今回使用するのは、海人(あま)さんが海に潜ってとったもので、まろやかな甘味と磯の香りがたまりません。さらには、町自慢のブランド魚・穂州鯛(真鯛)も登場します。

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佐賀牛の白ワイン煮込み きのこのバターライスと

登場するのは海の幸だけではありません。玄海町は、住民の人口よりも肥育される牛の方が多いともいわれるほど、畜産が盛んなまちです。佐賀県内でも玄海町の肥育数が一番多く、全体のおよそ25%を出荷しています。その生産量を支えるのが、自社牧場でおよそ1,900頭の和牛を育てている「中山牧場」。飼料から肥育環境まで、ストレスフリーで過ごせるようにこだわり育てた佐賀牛の品質はいうことなし。うま味たっぷりの佐賀牛は、ごはんとの相性も抜群です。

このほか、野菜やドリンクなども、玄海町をはじめとした佐賀の食材がたっぷり。お米とともに、玄海町の食の魅力を満喫しましょう。

玄海町で移住し活躍する生産者がゲスト

当日は、料理に使われているお米とウニをそれぞれ生産されている方が、ゲストとしていらっしゃいます。

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お米を届けてくれるのは、玄海町地域おこし協力隊の武藤敬哉さんと橘高ちひろさん。穴バー当日は、おふたりの師匠・松本正弘さんが栽培したお米もウェルカムおにぎりとして登場予定です。

武藤敬哉さん
佐賀県嬉野市出身。大阪の大学を中退後、しばらくたった2021年6月に玄海町へ移住。棚田で草刈りなどの手伝いをしたことがきっかけで、2022年から稲作をスタートしました。現在は、米作りの勉強中!「高齢化や後継者不足で、棚田に関わる生産者が不足するなか、今後は自らが指導者となり、棚田の景色を残す役割を担っていきたいと考えています」

橘高ちひろさん
福岡市出身。インドネシア人の夫と結婚を機に、インドネシアへ移住したのち、出産を機に家族で帰国しました。その後、「仕事で訪れた松野浦の棚田の風景にビビッときて」、2020年に地域おこし協力隊として移住。一般社団法人玄海町みんなの地域商社にも所属し、棚田のオーナー制度導入に向けて取り組む中、2022年に自身も米づくりをスタートさせました。

 

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ウニをお届けしてくれるのは、大野さんご夫妻。2022年から海人(あま)として活躍しています。はじめてお会いした日に、その場でとれたてのウニを食べさせてもらいましたが、磯の香りとともにとろりとした甘味が広がる絶品!どんなお料理で出てくるのかお楽しみに。

大野 豪久 さん・恭子さんご夫妻
夫婦で水産系の大学を卒業後、それぞれ会社員に。「いずれはふたりで一緒に水産関係の仕事をしたい」と、暮らしていた兵庫県から2020年に移住しました。「とりすぎず、資源を保護しながら行うのが海人漁ですが、玄海町の禁漁期間は11月だけとほかのエリアに比べて非常に短い。それだけ、玄海町の漁場が豊かということなんです」

調理担当はHISACO ARAKIさん。「お米の可能性を感じて」

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料理を担当するのは、HISACO ARAKIさん。フランスの一つ星料理店で経験を積まれたほか、東京のフレンチレストラン「ラ・ターブルドコンマ」で、日本の野菜フレンチの第一人者と言われる小峰敏宏シェフに師事。同店で副料理長を務めた実力の持ち主です。出産後は、東京都世田谷区で料理教室を主宰していましたが、2008年には故郷・福岡で2008年に料理教室「la cocotte de chacotte(ラ・ココット・ド・チャコット)」を開講。野菜をたくさん使ったフレンチを得意としています。

「お米って、フランスでは野菜と同じ位置付けで登場するもの。そこで今回は、サラダやスープ、デザートなどで、お米のさまざまな食べ方をご提案することにしました。味わいや食感など料理によってそれぞれに異なる楽しみがあるので、お米の可能性を発見してもらいたいです」

新米&特製レシピのおみやげも

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お米と穂州鯛のサラダ 仮屋のウニ添え こちらは嬉しいレシピ付き!

今回は、新米とHISACOさん特製レシピのお土産つきです。棚田が広がる美しいまちの景色に思いを馳せながら、おいしい秋の夜長を過ごしてみませんか。

[ 開催概要 ]
○日時 2022年10月21日(金)19:00−21:00
○場所 アナバナ編集部(福岡県福岡市博多区千代1-20-14)
○参加費 4,500円(税込)
 料理+ウェルカムおにぎり+新米のお土産付
○定員 限定30名(要予約)
○ゲスト
 米生産者:橘高ちひろさん、武藤敬哉さん
 海人:大野豪久 さん・恭子さんご夫妻
○料理担当 「la cocotte de chacotte」主宰 HISACO ARAKIさん

※内容は変更となる場合がございます。詳細はこのページとアナバナのSNSで順次お知らせいたします。
※本イベントは感染症対策を行い、予約限定での開催となります。
※参加は要予約です。当日は消毒と検温を実施の上、体調の優れない方にはお控えいただくことがございます。 

(取材:編集部、文:ライター/戸田 千文、写真:編集部)

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