穴バーレポート ACTIVITY

耳納連山が育む濃厚な味わい 「右田果樹園の柿食うバー」11/15開店 [11月の穴バー]

福岡県の中南部に位置し、南側に耳納連山が連なる果樹栽培が盛んな田主丸町。
その耳納連山を朱赤色に染める秋の果実「柿」が今回の主役です。ゲストは、約100年に渡って柿農家を営む「右田果樹園」の3代目、右田英嗣さん。生産者として高い品質を維持しながら、観光農園としておもてなしにもアイデアを光らせる右田さんのお話は、ワクワクするような創造性にあふれています。さまざまな調理法でいただく柿料理とともに、じっくり味わってみませんか?

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「右田果樹園」の3代目右田英嗣さん。こちらの柿は小さなお子さんや車椅子の方にも取れるよう低めの位置に枝を剪定しています

60年続く観光農園のパイオニア
驚きのおもてなしが話題に

耳納連山のふもと、なだらかな傾斜の果樹園には、夏の終わりに実をつける「西村早生」から、12月の初旬まで楽しめる「富有」まで5品種の柿がリレーをするように実を付けていきます。11月の主力は、ツヤがありふっくらと丸い「富有」。シャキッと歯触りの良い食感とジュワッと溢れるような果汁がハーモニーを奏でます。

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耳納連山から降りる冷気が柿の甘みをギュッと凝縮させるそう。この景色自体も右田さんには宝物

「味わいだけじゃないんです。田主丸の柿の魅力は」と右田さん。ぬけるような秋空と雄々しい耳納連山、そしてたわわに実った柿が織りなす景色そのものも醍醐味なんですね。
この土地を切り開いたのは、右田さんの曽祖父様、観光農園はその次のお祖父様の代から始めたそうです。
「全国でも先駆けてフルーツ狩りを始めたと聞いてます。とはいえ、当時の人にとったら、畑は特に神聖な場所。一般の方を入れるなんて、ぶっ飛んだ発想だったんです。でも、祖父はお客さんに楽しんでもらいたい、観光で田主丸を盛り上げたいという気持ちでふみだしたみたいです」

お父様の代には、観光農園もあちこちに増え、「フルーツ王国」として田主丸にも多くの観光客が訪れるようになりました。小さい頃から手伝いをしながら、先代の背中を見てきた右田さん。そのおもてなしスピリットを受け継いで、ユニークな企画を次々と打ち出しています。
大好評の「柿食べ放題」はその一つ。「園内でマルシェも開催しています。今年は柿畑の中に迷路を作ったり、柿ピザを焼いたりね」と、観光農園の枠を超えたアイデアも次から次へと出てきます。

 「農業って、実はすごく楽しいんですよ」そう語る右田さんのお話は、甘みがギュッと詰まった柿のように、私たちの心に温もりを与えてくれます。

当日はどんなトークになるのでしょう?ぜひご期待ください!

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マルシェで披露された迷路は果樹園の中にコンテナをたくさん並べて作ったんですって。柿農家ならではの手作り感にほっこり

柿クイズで知識もお腹も満杯に!

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インパクトが強いのは、トークだけではありません。柿づくしのお料理にもご期待を!当日はイートプランナーのコンドオミユキさんが手がける柿の魅力が詰まったメニューが続々登場します。スペシャルドリンクと共にぜひお楽しみください。

お料理紹介はこちら

さらに当日は柿にまつわるクイズ大会を開催します。賞品もご用意していますので、お楽しみに!
第3金曜日開店!お腹を空かせてのご来店をお待ちしています。

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 ◯テーマ フルーツ王国・田主丸発『右田果樹園の柿食うバー』
◯日 時 11月15日(金)19:00−21:30(受付開始 18:45より)
◯場 所 アナバナ編集部(福岡市博多区千代1-20-14 ダイスプロジェクト内)
◯参加費 3000円(税込/フード、ウェルカムドリンク付)
◯定員 50名 ※要予約
○ゲスト 右田果樹園 右田英嗣さん
○料理担当 コンドオミユキさん

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要予約です。参加希望の方は、申込フォームよりお申し込みください。
◎申込フォームはこちら

(取材・文:ライター・大内理加、写真:編集部)

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