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毎年ご好評をいただいているパクチーバー。皆様の強い要望のおかげでアンコール企画となり、3回めの今回も満員御礼で開店しました!

60人のパクチーニストが大集結した会場は大盛り上がり。まずはパクチードリンクを手にカンパーイ!
パクチーは人を繋げる不思議な野菜!?
会場はパクチーを愛してやまない方々で超満員。
厨房から流れてくるあのたまらない匂いにつられるように、続々と参加者さんが集まりました。どうやらみなさんのパクチーへの偏愛はかなりのようです。今回のゲストであるパクチ—農家江口さんと料理人の中願寺さんもその熱狂ぶりにびっくり。

パクチーを前に楽しげなお二人。「パクチーあるところに私あり!」という参加者の方、江口さんのパクチーのファンだという方もおられましたよ

千代町のゲストハウス『TONAGI(となぎ)』のお二人にも来ていただきました!TONAGIさんでも定期的にイベントを開催しているので、こちらもぜひぜひお越しください
パクチー好きがこんなにいるなんてびっくり、と、参加者さんからも驚きの声がちらほら。パクチー愛がきっかけで知らない人とも盛り上がれるなんて、なんだかパクチーは不思議なお野菜なのかもしれません。
パクチーで佐賀や九州を盛り上げたい!江口農園のパクチーには九州愛もたっぷり
江口さんは、パクチーや農業を通じて地元である佐賀や九州を盛り上げたいと言います。

はじめはお父さまがお米を、ご自身は施設キュウリをつくられていたという江口さん。5年前に武雄市が市を挙げてパクチーを特産品にしようと農家を募っていたところに、手を挙げられたのがパクチー栽培の始まりだそう
1年2年と試行錯誤を繰り返してパクチーを育てていくうち、パクチーからつながっていく無限の可能性を感じるようになったという江口さん。現在全国に取引先を持ち、飲食店でのパクチーイベントなども開催しています。
「やっぱり栽培をするだけじゃなくて、自分の育てて収穫したものを美味しいと直接言ってもらえることが喜びだと気づいたんです」
そのきっかけは、お米の直接販売をはじめたことで食べる人の声を直に聞いたこと。私たち消費者が顔の見える生産者さんからものを買うのが豊かだと感じるように、生産者さんにとってもそれが嬉しい機会になるのだな、と、改めて感じました。

ここで突然の吉報が!「江口さんのパクチーで商品開発をしたい」と、大分のゆずごしょうメーカーである川津食品さんが3年間試行錯誤を続けていたパクチータバスコが、ついに来月お披露目になるとのこと。これには会場も歓喜!

こちらはパクチー栽培のようす。現在江口農園のスタッフと、江口さんのお父さまが代表を務めるNPO法人菜菜という障がい者就労支援センターのスタッフとの36人で、様々なお野菜を育てられています
「毎日どうやったら美味しいパクチーになるのかとか、こういう問題が起きたけどどうやって解決したらいいのかなってことを考えながらやってます」と楽しそうに話される江口さんに、農業に対して感じられている楽しさや愛を感じました。
来月10/10には佐賀県嬉野で、パクチーと旅のイベント『パクチーナイト佐賀』を行うそう。旅好きやパクチー好きが集まるイベントになるとのことで、こちらも気になった方はぜひ行かれてみてくださいね。
最後の記念撮影はみなさん満面の笑み!みなさまお越しいただきありがとうございました!

合い言葉は「はい!パクチ〜!」
来月の穴バーはアナバナが企画する食と道具の見本市「皿の上の九州」にてお休みです。
今年の3月にも開催させていただいたこちらのイベントを今秋にも開催することが決定しました!詳細はこちらをご覧ください。
【開催概要】
| 会期 | 2016年10月19日(水)- 26日(水)
| 出品内容 | 農産加工品・海産加工品、食にまつわる道具など
| 会場 | イムズB2F イムズプラザ 福岡市中央区天神1-7-11
| 展示 & マルシェ | 10月19日(水)〜26日(水)10:00〜20:00 入場無料
15の出品者が集うブースでは、商品の背景を紹介する展示と商品が購入できるマルシェを開催します。
(21日(金)〜23日(日)は生産者も来場しています。 ※一部出品者を除く)
| 商談会 | 10月21日(金)10:00〜17:00
バイヤーと出品者の商談会です。一般の方もご入場いただけます。
| プレゼンテーション | 10月21日(金)19:30〜21:30
“食”を共通項に生産者を含む10人のプレゼンテーターが登場し、ビアタイムやアフターパーティを通じてゆるやかな交流を楽しむプレゼンテーションイベントです。
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(編集部 天野)