穴バーレポート ACTIVITY

ほくほく真珠豆のチリコンカンに、シャキシャキ四方竹のごはん。うきはの在来作物がたっぷり、うきはの山のごちそうバー開店![1月の穴バー]

みなさま、お正月はいかがお過ごしでしたか? 仕事もはじまりお正月気分もすっかり抜けてしまいましたが、1月の穴バーは「うきはの山のごちそうバー」。新年会気分をまだまだ味わうことができそうです。

さて今回は、ゲストでご登場いただく農家民宿「馬場」の大力(だいりき)さんご夫妻と、当日お出しいただける予定のお料理をご紹介します。

うきはの田篭(たごもり)地区にある民宿馬場にはテレビもラジオもありません。だからこそ都会の喧噪から離れてのんびりできるのです。ウッドデッキではバーベキューなんかもできるそうですよ

うきはの田篭(たごもり)地区にある民宿馬場にはテレビもラジオもありません。だからこそ都会の喧噪から離れてのんびりできるのです。ウッドデッキではバーベキューなんかもできるそうですよ

 農家民宿「馬場」は、平成19年に空き家を改装してオープンした一日一組限定のお宿。「増え続ける空き家をなんとかしよう!」とひめはる地区の住民が立ち上がって共同運営されています。敷地内でたき火をするもよし、そばに流れる小川で子どもたちとはしゃぐもよし、満天の星空を見上げながら月下独酌するもまたよし……。

そんな民宿の代表を務めておられるのが、ゲストとしてお招きする大力さんご夫妻です。

笑顔が絶えない大力さんご夫妻。お父さんの英行さんは、穴バーで使用する竹の器を自ら切り出して準備してくださる予定です!

笑顔が絶えない大力さんご夫妻。お父さんの英行さんは、穴バーで使用する竹の器を自ら切り出して準備してくださる予定です!

ちなみにお父さんの英行さんはなんと、かの有名な「クッキングパパ」の主人公・荒岩さんのモデルになった方! 作者のうえやまとち氏がうきはに住んで創作活動をされていた頃に親しくされていたそうです。

民宿馬場の配達トラックには、うえやま氏によるクッキングパパのイラストが描かれています。過去には、うきはを舞台にした『大字・字ばさら駐在所』という作品もあるそうですよ〜。気になる…

民宿馬場の配達トラックには、うえやま氏によるクッキングパパのイラストが描かれています。過去には、うきはを舞台にした『大字・字ばさら駐在所』という作品もあるそうですよ〜。気になる…

そんな大力さん、うきはの自然を味わってほしいという思いから、林業に携わるお父さんはその経験を活かして農業体験などのイベントを、お母さんは民宿の“顔”でもある料理を担当されています。地元食材が詰め込まれたお弁当やバイキングは大人気!

民宿馬場の名物弁当「だんだん」。要予約です。よく見ると、上の配達カーにもしっかり描かれております!

民宿馬場の名物弁当「だんだん」。要予約です。よく見ると、上の配達カーにもしっかり描かれております!

 当日お出ししていただくお料理は、以下の4つ。

まずは、秋に穫れるタケノコ「四方竹」を使った四方竹ごはん。タケノコといえば春ですが、四方竹の旬は秋。収穫後はすぐにいたんでしまうので地元でしか食べることができない貴重なものですが、今回は特別に保存したものを使用してご提供いただけることになりました。つやつやふっくらしたうきは産のお米に、シャキッとした食感がクセになる四方竹をあわせた炊き込みごはんです。

秋に食べられる新鮮なタケノコとして重宝されている四方竹は、その名の通り断面が四角いのが特徴。うきはや四国など、一部の地域でしか食べることができない希少な山の幸です。(写真提供:早川康司氏)

秋に食べられる新鮮なタケノコとして重宝されている四方竹は、その名の通り断面が四角いのが特徴。うきはや四国など、一部の地域でしか食べることができない希少な山の幸です。(写真提供:早川康司氏)

お次は、地元の食材を使った煮物です。在来種の流川蓮根をはじめ、人参、椎茸、里芋、ごぼう、そして手づくりのこんにゃくまで、地元で穫れたお野菜がごろごろ入っています。それぞれの風味や食感を損なわないように素材を別々に煮るのも、大力さん流。

四方竹ごはん(手前)に煮物(左奥)まで、素材はすべてうきは産の贅沢な品々が並ぶ予定です。大力さんお手製の竹の器もシャレてます!

四方竹ごはん(手前)に煮物(左奥)まで、素材はすべてうきは産の贅沢な品々が並ぶ予定です。大力さんお手製の竹の器もシャレてます!

 続いて、在来種の真珠豆を使ったチリコンカン。あっさりしていながらもほくほくした真珠豆に赤豆や黒豆をあわせたチリコンカンは、パンにもごはんにもパスタにも合いそうな一品。地元の方々とあれこれと話を重ねながら生まれたレシピだそうで、そのあたりの裏話も当日お聞きできるかもしれません。

加工品のレシピ開発やひめはるの地域づくりのお話はアナ話でもご紹介しています。

真珠のように透明がかった真珠豆は、いんげん豆の仲間だそうです。こちらも北海道などごく一部の地域のみで食べられる希少な食材。うきはでも自家採種の種から大切に育てられています

真珠のように透明がかった真珠豆は、いんげん豆の仲間だそうです。こちらも北海道などごく一部の地域のみで食べられる希少な食材。うきはでも自家採種の種から大切に育てられています

 そして、デザートに民宿馬場の名物「馬場団子」も登場します。地元の食材をふんだんに使用したお料理はどれも個性豊かで味わい深いこと間違いありません。農家民宿「馬場」が生んだオリジナリティあふれるうきはの味を、博多で味わってみませんか?

(堀尾)

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○テーマ うきはの山の ごちそうバー

○日 時 1/22(金)19:00~22:00

○場 所 アナバナ編集部

福岡市博多区千代1-20-14 ダイスプロジェクト内

○参加費 2000円(税込/フード3品+ドリンク2杯付)

※フードは5種類からお選びいただくスタイルです。それぞれのメニューは数に限りがありますのでご注意ください。

○ゲスト 農家民宿「馬場」大力さん/囲炉裏カフェ「里楽」林さん/うきは市役所 熊懐さん

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要予約!参加希望の方は、申込フォームよりお申し込みください。

◎申込フォームはこちら

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