いよいよ、今週金曜日は穴バーの日です。今回は、ゲストの博多三徳3代目上田江美子さんをご紹介します。
江美子さんは2人の育ち盛りの子どもを持つお母さんでもあります。子どもたちの世代に食の大切さを伝えたい、との思いから様々な活動をしています。一つは「おだし教室」。きちんとおだしをとるのは、面倒くさそう、難しそう、とついつい思ってしまいますが、実はとても簡単なのだそうですよ。そして、きちんとおだしをとると、簡単においしい料理ができるそうです。忙しさに追われる日々を過ごしている若い人にも、そのことを知ってもらいたい、と江美子さんは言います。穴バーのトークでは、おだしのお話もしてくださいますので、ぜひ、おいしいおだしのとり方を覚えて帰ってくださいね。
そんな江美子さん、実は、はじめから3代目を継ごうと考えていたわけではないそうです。実家である博多三徳で働きはじめ、自分のところで扱っているものを身近に触れているうちに、本当によいものを扱っているんだということに気づいたそうです。こんなによいものを扱う店は他にはない、残していかなくてはと思うようになり、3代目を継ぐ心構えができたと、江美子さん。
江美子さんが行っている、よいもの、食の大切さを次の世代に繋いでいくための活動はもう一つ。毎月1回開催している「博多朝マルシェ」です。博多三徳さんでは、水揚げされたばかりの新鮮な魚を仕入れて加工しています。加工された魚はすぐに冷凍してしまうのですが、せっかく新鮮な魚を仕入れているのだから、そのままの魚もぜひ食べてほしい!とマルシェを企画。平成24年4月よりスタートして、約1年半続けていらっしゃいます。マルシェに並ぶのは、江美子さんがおいしいと思うもの、つくり手が思いを持って大切につくっているものばかり。出店者は、江美子さん自らマルシェ開催の思いを直接伝え、口説いていったそうです。最初は5店舗からのスタートでしたが、今では10〜13店舗、年末には17もの店舗が出店するのだとか。
マルシェでも人気なのは、そう、鮮魚の解体ショー。その日水揚げされたばかりの魚をさばいて、その場で販売したり、海鮮丼にしたり。時にはうまくいかないこともあるそうですが、魚をさばいたことのない人が「私にもできるかも」と思ってもらえれば、と江美子さん。穴バーでも、鮮魚の解体ショーをしてくださいます。さばいた魚は、その場でお料理しちゃいますよ!
そして当日は、江美子さんおすすめの道具「榧(かや)のまな板」を使ってさばいてくださいます。榧のまな板は、まな板の中でも最高の一品なのだそう。抗菌・防虫性に優れているので消毒要らず、水に強く耐久性があり、適度な堅さと弾力があり、刃当たりがやさしいので包丁も傷めないそうです。
本当にいいものを残していきたい、そんな思いで活動している江美子さんのお話は、暮らしを豊かにするヒントが詰まっていそうです。
今月もみなさまのお越しをお待ちしています!
(編集部 トゴウ)
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○テーマ 博多三徳3代目江美子さん参上!はかたの鮮魚バー
○日 時 11/20(金)19:00~22:00
○場 所 アナバナ編集部(福岡市博多区千代1-20-14 ダイスプロジェクト内)
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○参加費 1000円(税込/1ドリンク&煮干+だしの取り方レシピ付)
○ゲスト 博多三徳3代目 上田江美子さん
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