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新宮町の農業を知ってほしいと精力的に動く研司さんには同じ志を抱く仲間がたくさんいます。「研司さんがすももバーを開くならば!」と新宮町から特別ゲストが駆けつけてくださいました。
レポート後半では、新宮町にスポットをあてて紹介します。
新宮町を元気にしたい!との想いから役場と生産者さん、観光に来た方々をつなぐため日々力をそそぐ「新宮町おもてなし協会」の木本紳一郎さんです。
そして、新宮町の離島「相島」より、区長をつとめた経験のある漁師 稲光俊行さんも応援に駆けつけていただく予定でしたが、残念なことに台風11号の影響で新宮町渡船が欠航になってしまい参加が叶いませんでした。
新宮町をこよなく愛する木本さんと、研司さんより新宮町の魅力をおしえていただきました。
▽木本さんと、稲光さんの紹介はこちら
献上みかん栽培の歴史も!立花山
「新宮町は国道3号線が走り、通過する人も多くいるかと思います。国道沿いには、大型の店舗も立ち並び、生活するのにとても便利な町なんです。」と木本さん。
そんな新宮町に自然豊かで、是非足を運んで欲しい場所が有るそうで、そのひとつが、小さな子どもと共に気軽に登山ができる「立花山」です。
頂上からは福岡市、志賀島まで見渡せて絶景、夜景も素晴らしいのです。また、みかんが有名で、なんと皇室に献上された歴史のある土地だそうです。立花山のふもとでは、いわくま果樹園もイチジクの生産を行っています。そんな立派な果実が福岡でいただけるのは何とも有り難い!
また、クスノキの原生林があり、特に大きな「立花山大クス」が「森の巨人100選」で全国の巨木の中で選ばれたそうです。この原生林は、パワースポットなんですって!水や空気がきれいなスポットが都心の近くにあるとは驚きです!ぜひ癒されに行っていただきたい!
世界の「猫の島」5選に!新宮町の離島「相島」
新宮海岸から北西に8kmほど離れた位置に浮かぶ「相島」は、漁師の町です。
近年「猫の島」として注目を集めつつ有り、海外からのお客様が頻繁に訪れているそうです。「実は、アメリカCNNテレビで2013年に放送された番組で『世界の猫の島5選』に相島が取り上げられていたことが分かったんです。」と自慢げな木本さん。外国人の観光客が増えたのも、その影響かもしれません。
今回、料理の素材イカやサバは相島産です。
ゲストとして参加していただく予定だった稲光さんにはイカを、島の漁師さんからは、サバを提供していただきました。
島では、若手の漁師を中心に、新鮮な海の幸を購入していただける「いけま売り」というイベントを開催するそうです。
今年は、2015年10月3日(土)に開催するそうですよ。
新宮町漁港で漁師の町ならではの料理をいただく
研司さんに新宮町のおすすめスポットは?と聞くと、新宮漁港の近くに位置する食事どころ「ひろ」をご紹介してくださいました。
「おかみさんの素敵な笑顔と、年中おでんが食べられるのはポイント高いですよ!」と研司さん。
新宮町の山と海の幸が食べられる店で、ガラスケースに並んだおかずをいただきます。昼間から漁師のおいちゃんが酒を飲んでいて新宮ならではの空気感が味わえます。お会計をするときに使い込んだそろばんではじいてくれるのも見ものです。
「農meetな時間」
研司さんの掲げるこの言葉は、農業と私たちの関係を教えてくれます。
農業に出会う時間は食べることを考える時間。つまり、自分のライフスタイルや、カラダのこと、ものを選ぶ価値観を考える時間となるのです。
一人の小さな想いが伝わって、それがひろがり、当たり前になってゆく。
すももバーでは、研司さんの真摯なものづくりの姿勢に出会うことで、ものの選び方を見直す時間になりました。
農業を通じてたくさんの人が町に足を運び濃密な時間を過ごしていただけると思います。
農meet! No LIFE!
福岡市の中心部から車で30分ほど、新宮町には魅力が満載です。一度足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
すももと、新宮町ずくしの「すももバー」今夜も満員御礼!ありがとうございました。またのお越しをお待ちしています。
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(編集部/ワタナベ)