イベントレポート

糸島シェアハウス1周年記念イベントへ


6月の穴バーのゲストに来てくださった暮らし方冒険家畠山千春さんと、お料理を担当してくださったKOOICHIさんが暮らす「糸島シェアハウス」。その1周年のお祝いにひらかれた記念イベントの様子を、遅ればせながらご紹介します!

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糸島の二丈岳の中腹にある「糸島シェアハウス」。福岡市内から電車で会場の最寄り駅まで向かいました。
駅からは少々歩くのですが、天気も景色もいいので散歩がてら徒歩で目指すことに。

わたし(編集部平井)は初めての糸島でしたが、こんなにステキなところだったとは!

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ゆらりんこ橋の手前まで歩きます。

と、その道の途中で、穴バーにおいでいただいた養円寺副住職の龍興弘信さんのお寺がありましたので寄り道です。

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残念ながら龍興さんはご不在でしたが、番犬のワンコにご挨拶。高台になっていて良い景色です。

残念ながら龍興さんはご不在でしたが、番犬のワンコにご挨拶。高台になっていて良い景色です。

予想以上の暑さで額に汗が滲んできますが、野苺をつまみ食いしながら川沿いをぐんぐんと進みます。

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農家の方が作業しながら店番をされていた野菜の販売所

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こちらは無人販売所。いいなぁ。

寄り道をしながらようやく到着。なんとも味のある佇まいの一軒家。一目で住みたい! と思ってしまいました。

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段ボールで作られた手作りの看板。いっすね。

シェアハウスの入り口には、お客さまを出迎えるようにイノシシの毛皮が!
これからどんなモノに生まれ変わるのでしょうか。

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千春さんが仕留めたそう。結構な大物のようです!

中庭に進むと沢山のお客さまが。

カラフルな日よけは、使わなくなった傘をつなげて作った「CASA PROJECT」さんのものだそう。日差しの強いこの日にはまさにみんなの傘! 暑さをしのいでくれます。

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ほどよい広さのお庭では、ぞくぞくと準備が進められていました。

玄関横では工房まるさんが「糸島シェアハウス」の看板をライブペイントで制作中でした。完成が楽しみです!

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みなさん夢中で製作中。いったい、どんな看板になるのか!?

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工房まるさんのグッズたち。お皿やバッヂ、紙の蝶ネクタイなどが販売されていました。見ているだけで楽しくなりますね〜。

部屋におじゃますると、「foodscape!」の堀田さんとお手伝いのみなさんが食材を盛りつけている最中でした。
「foodscape!」とは、様々な食材で立体的なジオラマをなどを作り、見た目と味、素材でその土地の魅力を伝えるアート料理。
作っているのは、掘田裕介さん(右)です。
堀田さんは、「食べることは生きること 生きることは暮らすこと」をモットーに、風土とfoodを融合させた食のモザイクアート「foodscape!」を通じて、食べることを世に発信しています。全国で活躍するノマド料理人なのだとか。面白い。

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出来上がったものがこちら! もちろん全て食べられます。
糸島産の食材を主に使い、「糸島シェアハウス」周辺の山や棚田、海をイメージして作られたそう。見たにも華やか、これはおいしそう!

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机の高さを変えて山の斜面を表現しているそう。色とりどりで食欲もそそります。

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メニューは、猪肉のロースト・キャベツのピクルス・タケノコのピクルス・生春巻き・マッシュポテトなど。甘夏のドレッシングや黄色いゆず胡椒などをつけていただきます。

準備が整い、千春さんの号令でみなさん一緒に「いただきます」。
こうして食べもののストーリーを考えながらいただくと、より感謝の気持ちが大きくなります。

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おいしい食事をいただけることに感謝!

食後のデザートは庭で提供されていた甘夏100%のジュース。
とても甘くて濃い。砂糖不要です!

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絞ってそのままいただきます。フレッシュで色も濃い!

お腹も満たされたところで、大分出身の兄妹ユニットbaobabさんによる、ライブです。
baobabさんは、大分在住のご兄弟ユニット。大分では、ご家族で古楽器の制作やライブ・映像への音付け・音楽CDの製作などをしており、幅広く活躍されています。美しい歌声と楽器の音がシェアハウスに響き渡たり、うとうとしてしまうくらい心地よいライブでした。

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耳にとても心地よく、環境も相まって気持ちのよいライブでした。素敵な兄弟だなぁ。

タイタカトットさんのギター、太鼓と朗読と写真を融合させたライブも行われました!
初めて見る演奏に、ぼおっと聞き入ってしまいます。不思議な魅力がありました。

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心地よい音楽の後は、「住人トークショー」。
「いとしまシェアハウス」に住む7人のトークです。
糸島でシェアハウスをすることになった経緯やシェアハウスのルールなどを、写真を交えつつ、この1年を懐かしみながら話していました。みなさんとても仲がよさそう。シェアハウスの楽しさが見ているだけで伝わってきます。

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思い出のエピソードやシェアハウスのルールなど、笑いの絶えないトークでした。

参加者からの「シェアハウスをしてよかったことは?」という質問に、
「適材適所、得意な事を活かして働くことが基本だからのんびりと過ごせること」
「猟師も漁師も農家もできる場所の良さが最高です!」
「一緒に過ごす家族ができた!」
という答え。みなさんの暮らしがとても羨ましくなりました。

空き家だったこの場所に住むきっかけは意外とシンプル。

移住しシェアハウスを始める家を探していたKOOICHIさんと千春さん。
住みたいと思うエリアにはとりあえず足を運んで、ドライブがてらに探していたそうです。
そんな中、「この坂を上ったら良い景色が見られそう」と、偶然通りがかって、発見したのがこちらの場所だったそう。
その場ですぐに電話をして交渉、理解のある大家さんに巡り会えた瞬間でした。とても運命的。アンテナを張っていると、ステキな出会いがあるものなんですね。

 

トークショーが終わり、外に出てみると「糸島シェアハウス」の看板が完成していました!
カラフルでとてもステキな看板に、拍手が起きていました。

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この看板がシェアハウスのシンボルになるんですね!

家事も農業も、料理も猟も、暮らしに必要なことを住人それぞれの得意なものを得意な人がこなす、コストのかからない暮らし。
そんなことを当たり前に、気苦労せずにできる不便かもしれないけど豊かな暮らし。
そんな暮らしがとても羨ましくなった私平井は、仲間とのシェアハウス暮らしを妄想し、電車に揺られながら糸島を後にしました。いつか自給自足の生活ができるといいな〜。

シェアハウスのみなさま、楽しい時間をありがとうございました!

■ 糸島シェアハウス Facebookページ

■ 千春さんをインタビュー! アナ話は こちら

(平井)

 


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