(文末に千春さんからのメッセージとイベントのお知らせがあります)
千春さんの本が木楽舎さんより発行されました。
タイトルは『わたし、解体はじめました─狩猟女子の暮らしづくり─』です。
読み終えると、今まさに千春さんと会って、
色んな話を聞かせてくれたかのような余韻が残りました。
東日本大震災の経験から「生きること」を捉え直し、
食や暮らしそのものとまっすぐと向き合う姿が、
生々しくも地に足のついた言葉で、丁寧に丁寧に綴られています。
千春さんは、
まなばなでエシカルアクセサリーづくりのワークショップをひらいた時も、
トークイベントをひらいた時も、
いつでも真剣でまっすぐでした。
特別なことはどこにもなく、
そこにあるのはただ正直に「生きること」に向き合う姿勢。
正直に言いますと、私、
初めは「どこかノリでやっている面もあるのではないの?」と、
少し違和感を感じたこともありました。
だけど、彼女の屠殺のワークショップに参加させてもらってから、
いかに自分が真剣に食べものについて考えてこなかったかを
痛感させられました。恥ずかしい。
そうやってたくさんの人に「違和感」を投げかけ続ける彼女の強さが、
私はとても好きです。
狩猟の際はどうか頑張りすぎてお怪我のないようにと、
祈りながら本を閉じるのでした。
(曽我)
◎最後に、千春さんがコメントを寄せてくれましたので以下に記します。
***
私が解体を始め、狩りをするまでのエッセイが本になりました。
動物の解体方法もイラスト付きで分かりやすく説明しています。
私のおすすめは、狩猟体験ツアーや牛&豚の屠畜見学ができる食肉センターの紹介ページ。
命のことは現場でしか分からないことが沢山あると思うので、
ぜひそこへに足を運んでもらいたいと思っています。
食べることは生きること。
ひとつの命が食べものになって食卓に並ぶということはどういうことなのか。
本を通じて感じてもらえたら嬉しいです。
畠山 千春
2014年4月
千春さんのお話が生で聞ける! イベントのお知らせ
*D&DEPARTMENT FUKUOKA.にて出版記念イベントがあるそうです!
4/18(金)『わたし、解体はじめました』出版記念イベント
at D&DEPARTMENT FUKUOKA
http://kokucheese.com/event/index/162546/
*千春さんも講演するアウトドアのイベントがあるそうです!
4/19(土)アウトドアシティ福岡2014
at 福岡市役所前ふれあい広場
http://eventregist.com/e/outdoor2014
□ブログ: ちはるの森 http://chiharuh.jp/