RethinkFUKUOKAProject

ただの自慢じゃもったいない! 私だけのきらめく一瞬をInstagramで世界中へ発信!

ReTHINK FUKUOKA  PROJECT レポートvol.09

アナバナではReTHINK FUKUOKA PROJECTの取材と発信をお手伝いしています。

 

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暮らしの中でほんの少しでも自分の心に響いた瞬間を捉えて、その感動を世界中の人々と共有することができるなら。何気なく撮った写真がどこかの誰かの心を震わせて、世界中の人々と感性でつながっていけるなら、人生はもっと楽しいものになるはず。

今回の「ReTHINK FUKUOKA PROJECT」は、写真をアップしてシェアできるSNS「Instagram」で、数多くのフォロワーに支持されている二人のインスタグラマーをお招きし、「日々の暮らしの中にある届けたい景色」をテーマにトークを繰り広げます。

学生を中心に満員御礼のReTHINK CAFEで割れんばかりの拍手の中登壇したのは、「次の週末の楽しみを持つ事」を提案するウェブサイトNEXTWEEKENDの運営やイベントを企画する村上萌さんと、モバイルフォトグラフィティのコミュニティ「Mobile Walkers Japan(@mw_jp)」のメンバーとして、福岡の今を発信する津上竜夢さん。インスタグラマーにとって憧れの存在でもある二人に、TABI LABO代表の久志尚太郎さんと株式会社サイノウに所属する現役大学生松口健司さんが斬り込みます。

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Instagram=現代版短歌!?
自分の一枚でつながる心地よいコミュニティを見つけて。

松口 お二人とも写真はInstagramにアップされていますが、Instagramを表現方法として選ばれたきっかけは?

 私はInstagramを「現代版の短歌」と捉えているんです。決められた文字数の歌で自分の気持ちを表現するように、正方形の写真で切り取って表現する。そしてその作品を軸に知らない誰かと出会える素晴らしいツールです。

松口 Instagram=現代版の短歌って、新しい発想ですね! なるほどー。竜夢さんはいかがですか?

竜夢 まず、撮った写真を世界中に発信できることが、自分の中では革命的でしたね。僕は福岡の写真をアップしているのですが、最近は海外のフォロワーさんも多くて。この間はInstagramで知り合ったシンガポールの人が福岡に来た時に、観光名所を案内したり、逆にシンガポールに遊びに行ったり。そんなフォロワーさんとの交流も楽しんでいます。発信だけではなく、コミュニティを作ることができるのも特徴ですよね。

久志 そんなディープな交流まで!? 竜夢さん、めっちゃいい人だ(笑)

 確かに、コミュニティを作りやすいですよね。FacebookとTwitterの利点を合わせたのがInstagramなんだと思います。フォローもリフォローもできて、タイムラインのカスタマイズもできるし、共通の感性を持つ人と出会える。私もInstagramのフォロワーさんと会うけど、初対面でも大体好みが分かる。遠すぎず近すぎず、今の所、一番心地よいツールですね。

竜夢 僕も見たい人しかフォローしていない。自分が刺激を受ける写真だけを見ることができるので便利ですよね。160712_0229

 

イイね!目当てじゃダメなのね!
その写真、「自分の目線」入ってますか?

松口 自分らしい写真って、どうやって撮るのでしょう?

 写真って、自分が感動したものをそのまま相手に見てもらえるツールだと思うんです。だから、ただの記録にしちゃもったいない。「今楽しい」とか「この景色キレイ!」って思った瞬間の素直な気持ちを込めた写真をアップして、それに「イイね!」が付くのに意義があるんだと思います。だから「友達とこんなの食べました〜」って誰かに自慢するより、「友達と過ごしてどう思ったか」という自分の目線を入れることが大切。写真に「いつ、どこで、誰と、なんで、どうやって」というストーリーが入っていないと。そして表現のためには、必ずたくさん撮って見返して選ぶこと。そうやっていくうちに感覚が研ぎ澄まされてくるはずです。

竜夢 僕も同じです。フォロワーさんの立場になってみると、写真を通してその人の考えや視点を知りたいと考えているはずだから。僕は評判を気にせず自分が表現したいと思った光景を撮っています。

久志 SNSは承認欲求が出てくるじゃないですか。「イイね!」が欲しいところを乗り越えて、自分を表現する事が大事になってくると思うんですよね。

 「イイね!」目当てだと、「皆がイメージしている私」になりきらなくちゃならない。じゃなくて、自分が思うものをアップして、時には失敗したり、違う意見に当たったり、悔しかったり、そんな経験を繰り返す中で、自分らしさや伝え方が見えてくるんじゃないかな。

久志 SNSって、誰かに向けて発信するメディアだよね。嘘や背伸びしていると苦しくなっちゃうし、発信する時は嫌でも自分と向き合わなきゃいけない。なんだか、コミュニケーションの本質にも当てはまるというね。すごい深い話になってきた。

松口 僕は完全に「イイね!」目当てだったので、今猛烈に反省しています…。イイね!目当てはダメなのね(笑)。

久志 同じSNSでもFacebookやTwitterとは違うよね。僕は最近SNS疲れしてきちゃって、「イイね!」よりもリアルなコミュニケーションを求めてしまうところがある。でもInstagramは見たい写真だけ見られるから、結構癒されているな。でもその一方で発信する側は責任もあるよね。自分なりの心地良さや美しさについての答えを持って発信しないと、見ている人にとって苦痛を与えるかもしれない。

松口 僕も見ている人に癒されて欲しいのですが、Instagramにアップするコツなどはありますか?

竜夢 僕は福岡在住なので、「福岡っていい街なんだよ」いう思いで発信しています。あとは、被写体のテーマを1つか二つに絞って、シンプルで誰にでも分かる写真を心がけています。

 竜夢さんは男性的というか、クールな写真ですよね。私は結構色味が多くて、やんちゃな写真が多いですが、誰が見ても嫌な気持ちにならないように気を付けています。連続で投稿するとフォロワーのタイムラインをジャックしちゃう事になるので、楽しめるような写真に。あと、写真は白いフレームで縁取って、ずらっと並んでも圧迫感が無いようにしています。タイムラインって、その人の好みや内面が出るので、面白いですよね。

竜夢 僕はテスト用にもう一個鍵付きアカウントを取って、そっちに一回アップして、写真が並んだ時にタイムラインのバランスを確認していますよ。

久志 おお!プロだ!素晴らしい!

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もつ鍋、ラーメン、餃子etc…
福岡のローカルフードをスタイリッシュにアップデート!

 松口 僕は、萌さんと竜夢さんが同じテーマで撮った写真を見てみたいと思うのですが、例えば、福岡をテーマにした場合、どんな写真を撮りますか?

竜夢 僕は萌さんを撮りたい!萌さんを福岡の景色に溶け込ませたい!

久志 分かる!

 ありがとうございます(照)私はもともと「次の週末に行きたいもの」をテーマに被写体を選んできたので、今回も福岡に行った人の一日が楽しくなる企画まで考えたいな。

久志 僕はお二人に福岡を撮って欲しいな。ラーメンとか天ぷらとか屋台とか、ベタベタの「ザ・福岡」なローカルフードを切り取ったらどうなるか。

竜夢 屋台を撮ったことは結構ありますよ。街中に屋台があるって新鮮なので。カウンターの向こうに入らせてもらったりして。

 私、実は好きな食べ物1位は焼き鳥、2位は餃子です!

久志 お!二人が撮ってくれたら、若い世代の人たちにとっても福岡のアイコンになるようなカッコイイものになりそう。

松口 おお!めっちゃ面白そう!あとは某牛丼店とかファーストフード店とか。

萌・竜夢・久志 それ福岡関係ないじゃん!

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お話の面白さもさることながら、日常のほんの一瞬を逃さないお二人のキラキラとした瞳がとても印象的だった今回のトークイベント。最後は会場から次々に質問が飛び交い、時間過ぎまで賑やかな意見交換が続きました。

 そう、平凡な日常なんて、実はそんなものはないんです!探してみれば毎日が新しいことの連続で、そこに気づくか気づかないかで人生の楽しみはガラリと変わるはず。正方形に切り取った感動を見知らぬ人と共有出来るInstagramは、私達の日常に開いた新世界への扉なのかも。

あなたも自分だけの一枚をアップして、毎日をキラキラさせてみては?

 

ReTHINK FUKUOKA PROJECTについて
コミュニケーションや働き方、ライフスタイルに大きな変化をもたらしている福岡。新しい産業やコミュニティ、文化が生まれるイノベーティブでエネルギッシュな街となっています。
そのチカラの根底には、この街に魅力を感じて、自らが発信源となっている企業や人がいます。
ReTHINK FUKUOKA PROJECTは、「ReTHINK FUKUOKA」をテーマに、まったく異なるジャンルで活躍する企業や人々が集い、有機的につながることで新しいこと・ものを生み出すプロジェクトです。


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