「泊まれる図書館」というアイデアを、クラウドファンディングで叶える!
佐賀・古湯温泉の「泊まれる図書館」という計画は「クラウドファンディング(*)」という手法で金銭面の支援を受けることで初めて完成します。
*【クラウドファンディングとは…】
やりたいコトがあるヒトを、やってもらいたいヒト達(クラウド=群衆)が金銭面で後押し(ファンディング)する、インターネットを利用した新しい支援の仕方。支援した金額に応じて「お返し」がもらえることも魅力のひとつです。
今回は、泊まれる図書館に置く「本の購入費」、「本棚の製作費」を支援してもらう代わりに、「ドリンク無料券」や「1泊宿泊券」など、金額に応じたお返しが準備されています。この「泊まれる図書館」が実現するのは、あなた次第かも。
・泊まれる図書館の実現を応援したいと思った方、
・本と温泉が好きな方
・OPENしたら利用したいと思っている方々
以下のページでもっと詳しい情報を見ることができます。一度、クラウドファンディングのページをのぞいてみてはいかがでしょうか。
▼泊まれる図書館のクラウドファンディングページはこちら
→ https://camp-fire.jp/projects/view/5830
なお、タイムリミット(支援可能な期限)は、6/20(月)の23時59分。
現在90万円ほどの支援金が集まっていますが、目標の56%と未達の状況。この支援が増えないと、蔵書の数を減らすという苦渋の選択を迫られるようで、みなさんのご協力が増えることが、計画を魅力的なものに成長させる糧となっています。
以下、泊まれる図書館の概要をご覧くださいませ。
図書館に泊まる!?
夜通し本が読める「泊まれる図書館」。
そんな「本好きの夢」を叶える施設が、いま産声を上げようとしています。その場所は佐賀の「古湯温泉」(ふるゆおんせん)です。
古湯温泉って、どんなところ?
え、それって一体どこ?と思われる方も多いかもしれません。古湯温泉は佐賀市内から車で30分、福岡市内から車で1時間ちょっとの場所にある、山合いの風情ある温泉地です。38℃のぬるめの温度と、とろんとした肌触りから“ぬる湯”、 “美人の湯”とも呼ばれ、地元の人々からも愛される存在です。
「泊まれる図書館」の舞台は築110年の古民家
泊まれる図書館の舞台は、古湯温泉の裏通りにひっそりと建つ築110年の古民家。明治時代にしつらえられた和の趣が見事で、心静かに本を読むには最高の場所。
昼間はカフェ付の図書館として営業し、夜は図書館を丸ごと独り占めできる、一日一組限定の宿泊施設として利用できるとのこと。たくさんの本に囲まれながら、読みたい本を読みたいだけ読める、古き良き時代の日本が感じられる和の空間にひたれること間違いなしです。
古湯温泉を本好きの聖地にしたい
このちいさな「泊まれる図書館」を第一歩とし、古湯温泉を「本好きの聖地にする」という夢のような計画も水面下で動いています。それは、
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本を介して人と人とがつながり、その緩やかなつながりが、本を楽しむいろんな姿を生み、和やかな風景を紡ぐ「本好きの聖地をつくる」こと。
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例えば、天まで届きそうな本棚。
例えば、本でできた階段でたたずみ、好きな本を好きなように楽しむ時間。
例えば、マスターがコンシェルジュとなり、自分に合った本をオススメしてくれる場所。
これらを形にしていくことで、「泊まれる図書館」をも飛び超えた「本好きの聖地」ができる。それが古湯温泉の未来像なのかもしれません。
古湯温泉に往年の元気を取り戻したい
しかし、イイことづくめのように見える古湯温泉ですが、一方で問題も多く抱えています。
a) 廃業旅館の増加
全盛期には30軒あった旅館が、現在では13軒と半数以下に減少しています
b) メインストリートがシャッター街に
温泉街のメイン通りは石畳で雰囲気も良いのですが、シャッター街となり、往年の活気が失われています
c) 少子高齢化により空き家が増加
仕事を求め、若い人がどんどん地域外へ流出しているため、高齢化が進み、空き家が増え、建物の老朽化が進んでいます
空き家を利活用した「泊まれる図書館」をつくることにより、こうした一連の問題を解決するための第一歩となるべく、7月下旬のOPENに向けて現在、準備が進められています。
クラウドファンディングでアイデアを形に!
「泊まれる図書館」計画で利用している「クラウドファンディング」という枠組みは、アイデアがあり、そのアイデアが魅力的であれば、どなたでも利用できる仕組みです。何か叶えたい夢がある方、やりたいことがある方、この仕組みを使って、夢を現実に変える一歩としてはいかがでしょうか。
▼泊まれる図書館のクラウドファンディングページはこちら
→ https://camp-fire.jp/projects/view/5830
(取材/文 アナバナ編集部)