穴バー

明日開店、うきはの山のごちそうバー!ゲストの大力さんと一緒に竹の器づくりをして来ました!

編集部トゴウです。明日開店する「うきはの山のごちそうバー」を前に、ごちそうを盛りつける竹の器を作ってくださる農家民宿馬場の大力さんのお手伝いに行って来ました。四方竹ごはんやかっぽ酒にはこの竹器を使う予定ですよー!

空き家だった民家を改修して民宿にした「農家民宿馬場」

空き家だった民家を改修して民宿にした「農家民宿馬場」

さっそく、作業開始!四方竹ごはんを盛る器には「真竹(マダケ)」を使います。まずはお手本と、大力さんが手慣れた様子で竹を切り始めました。近所の山から切り出した真竹を、節の上下でカットしていきます。

林業に携わられていただけあって、あっという間にカットしていく大力さん、さすがです。

林業に携わられていただけあって、あっという間にカットしていく大力さん、かっこいい!

竹が動かないように押さえる人と、のこぎりでカットする人、2人1組での共同作業です。

竹が動かないように押さえる人と、のこぎりでカットする人、2人1組での共同作業です

アルバイトの大津さんと地域おこし協力隊の當山さんペア。その向こうは大力さんとペアの地域おこし協力隊・竹森さん。

この日は地域おこし協力隊のお二人も駆けつけてくれました。大学生アルバイトの大津さんと地域おこし協力隊の當山さんペア。その向こうは大力さんとペアの地域おこし協力隊・竹森さん

最初の1個を無事に切り終えました。最初は心配そうに見ていた大力さんも、ほっとして嬉しそう。

大力さんの意外にも(?)細やかな気配りとアドバイスによって時間はかかりましたがようやく1個目を切り終えた私……

鉈を使って、側面を削ります。見た目を格好よくするためというよりも、竹の厚みを薄くすることで口に当てた時の感触をよくするため。なるほど〜!

鉈を使って、側面を削ります。見た目を格好よくするためというよりも、竹の厚みを薄くすることで口に当てた時の感触をよくするため。なるほど〜!

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トゲが刺さらないよう、丁寧に切り口をヤスリがけ。

かっぽ酒用の徳利は、四方竹ごはんを入れる器と同じ真竹を使いますが、お猪口は少し細めの「孟宗竹(モウソウチク)」を使います。徳利は注ぎやすいように、斜めにカットしたり、注ぎ口を削ったりと、やや高度な加工をしていきました。

かっぽ酒を注ぐ徳利。斜めのカットや節にあけた小穴、注ぎ口の削り具合など、大力さんの技が光ります。

高度な加工は大力さんにおまかせ…かっぽ酒を注ぐ徳利は斜めのカットや節にあけた小穴、注ぎ口の削り具合で使いやすさが決まるそう。細部に技が光ります

たくさんの竹の器ができましたー!みんながんばったねー

たくさんの竹の器ができましたー!どれも味があっていいねー

 

竹の器づくりと平行して、丸太ストーブの試運転も行いました。最初は、なかなか火が着きませんでしたが、大力さんの巧みなチェーンソー捌きで丸太に改良を加え、無事着火。この日はとても寒い日でしたが、丸太ストーブのおかげで温かく過ごせました。穴バー当日も寒くないよう、丸太ストーブをご用意します。

さすが大力さん、見事なチェーンソー捌きです。

チェーンソーで丸太に割れ目を入れていきます

丸太に入れた切れ目に火種となるおがくずと枯れ草を入れて着火。

火種となるおがくずと枯れ草を割れ目に入れて着火。じわじわと火が通って丸太がストーブに! 腰掛けサイズの丸太で火が5~6時間はもつようです。ヒノキを使った丸太ストーブは良い香りもたまりません

作業の合間にいただいた「馬場団子」は、素朴な甘さの芋あんがとってもおいしい!当日は、里楽さんのラズベリープリンと一緒にいただけますよ。お楽しみに!

素朴な甘さがうれしい馬場団子。中には芋あんが入っています。

素朴な甘さの民宿馬場名物「馬場団子」。皮がもちもちです。中には芋あんが入っています。コーヒーにもよく合います〜

そして、かっぽ酒もためしにやってみました。初めてのかっぽ酒。やっぱり、熱燗はよかですな。外の開放的な雰囲気のせいか、何杯でも飲めそう!肝心のお味は…当日、ぜひお試しください!

この日は、たき火でかっぽ酒。でき上がりが楽しみ。

この日は、たき火でかっぽ酒。でき上がりが楽しみ。

大力さんと飲むかっぽ酒は格別!かっぽ酒を飲む機会はなかなかないと思うので、ぜひ、実際に飲んでみてほしい!

大力さんと飲むかっぽ酒は格別!かっぽ酒を飲む機会はなかなかないと思うので、ぜひ、実際に飲んでみてほしい!

次のかっぽ酒を温めるため、できあがったかっぽ酒は竹の徳利に移します。これで、ずーっと飲み続けられますね!?

次のかっぽ酒を温めるため、できあがったかっぽ酒は竹の徳利に移します。これで、ずーっと飲み続けられますね!?

せっかくたき火をしているので、濡れ新聞紙に包んだ卵を入れて蒸し卵。ほっくりとして、ゆで卵とはちょっと違う味わいでした。そして、一緒にお手伝いしてくださった地域おこし協力隊の方が差し入れてくれたさつま芋を焼き芋に。しっとり甘〜い焼き芋は、なんだか懐かしい味!

濡れ新聞紙に卵を包んでたき火の中へ。初めて食べる蒸し卵は絶品!

濡れ新聞紙に卵を包んでたき火の中へ。初めて食べる蒸し卵は絶品!

しっとりとして甘〜い焼き芋は、この顔を見たら一目瞭然、とってもおいしかった〜!

しっとりとして甘〜い焼き芋は、この顔を見たら一目瞭然、とってもおいしかった〜!

作業も一段落して、お腹も落ち着いたところで、大力さんがおもむろに藁の束を取り出しました。なんと、手づくり納豆!この日のために、数日前から仕込んでくれたのだそう。なんと素敵なおもてなし!

大力さん手づくりの納豆。藁を1本1本編み込んで、手間がかかってます!

大力さん手づくりの納豆。藁を1本1本編み込んで、手間がかかってます!

この日は、農家民宿馬場に1泊。山のごちそうをいただきました。四方竹のきんぴらや手づくりこんにゃく、地元で採れた野菜のお煮しめ、真珠豆のチリコンカンにとろっとろの猪などなど、盛りだくさん!さっきから食べてばっかじゃーん!というツッコミはさておき。先ほど見せていただいた納豆もお雑煮と一緒に並べられています。うきはでは、お雑煮に納豆を入れて食べるのだとか。

山のごちそうがたくさんの夜ごはん。

山のごちそうがたくさんの夜ごはん。

最後はやっぱり、かっぽ酒。先ほどつくった竹の器でカンパ〜イ!おいしいごちそうとおいしいお酒とともに、うきはの山の夜は更けていきましたとさ。

今日はおつかれさま、カンパ〜イ!

今日はおつかれさま、カンパ〜イ!

後半は食べたり飲んだりばっかりでしたが、竹の器もちゃ〜んとつくりましたよ。どうやら普段使わない筋肉を使ったようで、ちょっぴり筋肉痛が残りましたが、素敵なおもてなしが心に残る週末でした。

ということで、大力さんと編集部、地域おこし協力隊の共同作業で準備した竹の器でみなさまをお迎えしますよー。明日はお待ちしています!

■うきはの山のごちそうバーの詳細はこちら

(編集部 トゴウ)


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