もともと、「角打ち」とは、「四角い升の角に口をつけて飲むこと」からその名がついたようです。酒屋の店頭で秤り売り用の酒を立ち飲みしはじめたのがそのはじまりで、九州では「角打ち」という呼び名が主流ですが、関西・関東方面では「立ち飲み」と呼ばれることが多いようですね。立ったままさっと飲んでさっと帰る、それが粋な飲み方だったそう。
今回の角打ちバーでは「角打ち」の雰囲気を味わっていただくべく、一升瓶でお酒をご用意しますよ。
日本酒は、大分のお酒『ちえびじん』です。大分の酒米「ひとめぼれ」と米麹だけで作られるこの純米酒は、酒好きが集う「とどろき酒店」の店主轟木さんがオススメしてくださった1本です。
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焼酎は宮崎正春酒造の芋焼酎『正春』をご用意します。ミネラル分を多く含んだ清水兼(きよみずがね)の地下水、芋焼酎に理想的な黄金千貫(こがねせんがん)というサツマイモ、古来沖縄の泡盛に使用されてきた麹菌など、選び抜かれた素材と昔ながらの造りで酵母の熟成を支えてきた器を使った、香り高くすっきりとした味わいです。
先日、角打ちでお会いした角打ち文化研究会のメンバーは、性別も肩書きもばらばら。ゲストのキムさんはフリーペーパー「アヴァンティ」の編集長ですし、大学の教授や医者、OL、役所の方と普段なら交わらないような人たちが、角打ちの魅力に引き寄せられるように集まっているのです。老若男女が肩書きも関係なく肩を並べて、自分のペースで酒を呑む。隣り合わせた知らない人でも自然と会話が生まれます。この肩肘はらずに、なんといってもお安くお酒が楽しめるのが角打ちの魅力かもしれませんね。
ところで、カウンターでワンカップ酒を飲む、というのも角打ちらしい風景ですよね。穴バーでは、九州みやげ365でもご紹介予定の米どころ佐賀のお酒「東一(あずまいち)」ワンカップを数量限定でご用意します。東一をつくっている五町田酒造では、蔵人が自ら育てた米(山田錦)を使って、昔ながらの手仕事や杜氏の勘を大切にした酒造りをされています。ガラスのコップはもちろん持ち帰りOKです!
今回、来店時に500円いただきます。カップ1杯のお酒とあぶったするめのプチつまみが付いてきます。
あとはそれぞれのペースでお好きに酒を呑みながら、キムさんの「角打ち話」に耳を傾けていただきつつお楽しみください。
みなさまのお越しをお待ちしています!
(編集部 トゴウ)
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○テーマ 北九州角打ち文化研究会がご案内!角打ちバー
○日 時 5/15(金)19:00~22:00
○場 所 アナバナ編集部(福岡市博多区千代1-20-14 ダイスプロジェクト内)
○参加費 500円(税込/ドリンク1杯+プチつまみ付)※2杯目からはキャッシュオン
○ゲスト 北九州角打ち文化研究会事務局 金成子(キム・ソンジャ)さんと角文研のみなさん
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