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ゲスト 永尾真治さんによる「トマトで乾杯!」の一言ではじまったトマトバー。
「永尾産ち」のトマトを、イタリアンが得意な小嶋健一さんがお料理してくださいました。
小嶋さんいわく「トマトの味が濃く甘みが強いので、料理にはかなり苦労しました」とのこと。2日間かけて仕込んでくださったという渾身のトマト料理を、当日のお客さまのようすと一緒にお届けします!
そのままとイタリアンでいただく
3つの味の濃厚トマト
永尾産ちでは3種類のトマトを育てています。甘みの強いミニトマトに、甘みと酸味が絶妙のバランスで美味しい中玉、青臭くトマトらしさのある大玉の3つです。女性、男性、お年寄りの方それぞれの好みに合わせて味を変えているというトマトは、食べ比べると違いが歴然。会場に入ると渡されたトマトのお楽しみ袋より、まずはお好みの一玉を選んで「トマトで乾杯!」
トマトをさらに引き立てるのは、永尾さんの生産者仲間「よしこちゃんの畑」の奥園淑子さんがつくるアスパラガスです。食感と彩りが添えられた料理はさらにおいしそう!
アスパラのポテトサラダやクリームチーズとトマトを混ぜ合わせたトマトチーズなど、さまざまな食材が盛られた「3種のブルスケッタ」からご紹介します。
「甘いミニトマトを楽しめるメニューからはじまり、最後は3種類をミックスしたカレーでしめました」と小嶋さん。食べる順番や、トマトの大きさで合わせる料理を変えるだけでも、いろいろなパターンの楽しみ方ができそうです。
作り手のお話を聞くと
「食べること」が学びある経験になる
今回のスペシャルドリンクは、永尾さんの幼馴染でもある佐賀の老舗酒屋「旭屋」の田中聡一郎さんがセレクトしてくださいました。
お酒のプロの田中さんが選んだのは、トマト料理に合う日本酒2つです。
一つ目は甘めのお酒「万齢」純米吟醸 希の生原酒で、ホロ手羽のような煮込み料理やスパイスの効いたカレーに合うとのこと。
二つ目は爽やかな飲み口の「前」純米吟醸 雄山錦の無濾過生原酒で、酸味のある料理に合うのだそう。どちらも今しか楽しめない生酒とあって、お酒好きとしてはテンションが上がります。
美味しい料理とお酒もしかり、ひとつひとつのお客さまのテーブルに足を運び、トマトの話を熱心に話す永尾さんの姿もとても印象的でした。
会場には「食べることが好きなので」と参加してくださり、帰るころには「お話ができて永尾さんのファンになりました!」というお客さまもいらっしゃいました。
食材の生い立ちや作り手の思いも知った上でいただくことで、ただ「食べること」も学びある体験になるのだなあと改めて感じます。
次回の穴バーは5/26(金)に
うきは市の酢造発酵場su(スー)さんと開店します!こちらもぜひお越しください◎
(編集部 天野)