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今回のレポート後編では、当日ご用意した大隅のおいしい食をご紹介します。
まずは養殖生産量が日本一の鹿児島県産カンパチ。しかも中でも、鹿屋市は、全国でもいち早く、平成元年よりカンパチの養殖に着手したとあって、養殖技術では右に出るものはいないのだそう。鹿屋市漁業協同組合さんのバックアップの元、獲れたてのカンパチをご用意しました。さばいたばかりのカンパチを受取って、KENTA STOREさんへ向かいます。
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新鮮なカンパチは、カルパッチョでいただきます。新鮮なカンパチに合わせる野菜も新鮮なものにしたい!ということで、「かやの郷」で大隅の朝採れ野菜を入手。味付けは、塩と、こしょうと、レモンとオリーブオイルでシンプルに。塩は、大隅半島にある南大隅町は大隅半島日本本土最南端の佐多岬で塩づくりをされている「天然塩釜元黒潮農場」さんの「地球(ほし)の塩」を使いました。
カンパチの歯ごたえと甘みがしっかりと感じられて、とっても贅沢な一品となりました。
続いては、当日店長の日高さんも駆けつけてくださった「ふくどめ小牧場」のハムとチーズをご紹介します。ふくどめ小牧場さんでは、減塩、独自配合のスパイス、なるべく添加物を使わないでつくられています。
ドイツではロースハムよりも一般的なもも肉を塩漬けにしてつくられる「コッホシンケン」、豚もも肉の粗挽き肉を練り合わせた「ヤークトヴルスト」、パプリカを練り込んだ鮮やかな色味も楽しめるの「パプリカオーナー」など、本場ドイツ仕込みのハムを盛合せでご用意しました。参加者のみなさんにも大好評で、牧場にもぜひ行ってみたい!と嬉しい声も。ふくどめ小牧場さんでは、ランチもおすすめです!
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「Lanka」さんの蜂蜜は、数日前に採蜜したばかりの、今年一番採れの蜂蜜。さわやかで優しい甘みに、参加された方も満足そうでした。
実はこの蜂蜜、ラベルにナンバーが大きく書かれています。その年何回目に採蜜したものかを現しているのだとか。採蜜する時期によって花の蜜の種類が異なり、味が微妙に違うのだそうですよ。ぜひ全種類を味わってみたい!
1回目の蜂蜜は一般販売はしておらず、鹿屋の飲食店さんで使ってもらっているそう。なぜなら、鹿屋に遊びに来てほしいから、と大山さんは言います。なるほど、全部を味わうには、鹿屋に遊びに行くしかない、ということか!
蜂蜜とハムのお供には「畑パン」さんの、この日焼き立てのバゲットとカンパーニュ。畑パンさんは、自分の畑で収穫した小麦と国産小麦、天然酵母でパンをつくられています。そのシンプルな味わいは、ハムや蜂蜜のうまさを引き立て、おいしさ倍増です。
最後の〆は京町食堂のメニューの一つ、シラス茶漬けを京町食堂オープン前に一足早く味わいました。釜揚げにしてご用意していただいた大隅半島産シラスに、アオサの入ったお出汁をかけていただきます。お出汁の味が絶妙だと、参加者のみなさんからも大好評!レシピは企業秘密ということでしたが、鹿屋に行かれた際は、京町食堂に立ち寄って、ぜひ味わってみてくださいね!
ドリンクも忘れてはいけません!「八千代伝酒造」の4代目・八木健太郎さんがスペシャルドリンクの焼酎を持って、駆けつけてくださいました。仕込み水で水割りにして馴染ませた「蔵割」に炭酸を入れた炭酸割にしていただきました。とてもまろやかで飲みやすく、何杯でもいけそう!
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ノンアルコールのスペシャルドリンクには、『特製かりんのはちみつ漬けソーダ割』です!「かのや養蜂園」のお母さんが毎年漬けられているかりんのはちみつ漬けはほんのり甘くやさしいお味。とっても大好評で、2杯目、3杯目を注文する方もいらっしゃるほどでした!
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今回は初めての出張穴バーということで、いつもと勝手が異なりましたが、会場となったKENTA STOREのみなさん、ゲストの川畠さんや大山さん、大隅のおいしい食材の生産者のみなさま、関わってくださったたくさんの方々のおかげで、無事に終えることができました。ありがとうございました!
大隅のおいしいもの、あたたかい人たちにふれ、すっかり大隅の魅力にとりつかれてしまいました。また、遊びに行きます。
穴バーでは、これからも、九州の食の魅力を掘り起こしていきたいと思いますので、どうぞご期待ください!
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(編集部 トゴウ)