水俣の方言で「かわいい」を意味する「もじょか」。生産者さんが大切に心を込めて育てた“もじょか”な食材を大切に届けたい、という意味が込められています。今回のゲストは水俣のオーガニックセレクトショップ「もじょか堂」のお二人です。
まずご紹介するのは、もじょか堂代表の澤井健太郎さん。
「もじょか堂」のはじまりは、水俣生まれの熊本育ちの澤井さんが、食の安心や環境問題を通して農業に興味を持ち、4羽の鶏を手に入れて循環型の自然養鶏をはじめたこと。養鶏を営む中で出会った農家さんが、食に向き合い、作物に愛情を込めて育てている姿を見て、水俣の食材の素晴らしさに気づいた澤井さん。生産者が愛情をたっぷり注いで育てた“もじょか”な食材を、彼らの信念も一緒に買い手に伝えていくことが、もじょか堂の役割でもあると考えています。
澤井さんの農業の原点となっているのが、ニュージーランドで出会ったアボガドのおいしさ。2011年から無農薬アボガドの栽培にも取り組まれています。実は、屋号の『もじょか堂」には言葉の響きが似ている「アボガド」という言葉も隠されているんですって。現在、水俣に合う栽培方法の確立を目指して奮闘中。国産のアボガドが並ぶ日が待ち遠しいですね。
続いてご紹介するのは、諸橋賢一さんです。もじょか堂さんでは昨年より『水俣食べる通信』の発行を始めました。諸橋さんはその『水俣食べる通信』の編集長でもあります。
東京で生まれ育った諸橋さんが水俣にやってきたのは、約1年半ほど前。転勤で福岡にやって来た時、水俣出身の大学の同級生を訪ねたことがきっかけで、度々水俣を訪れるようになり、水俣の自然や食文化、人とふれ合ううちに、水俣の魅力に惹かれ、家族みんなでの移住を決意したのだそう。それから約1年の準備期間を経て、昨年の12月に『水俣食べる通信』の第1号が創刊されました。
「水俣食べる通信」では、食に向き合う生産者さんを特集しています。水俣の生産者さんを通して、私たちが食の大切さや暮らしについて気づきや考えるきっかけにしたい、と諸橋さん。トークでは、発行への思いやこれからについて、伺ってみたいと思います。
水俣で生まれ内側から水俣を見て来られた澤井さん、水俣に来たばかりで客観的に水俣を見られている諸橋さん、それぞれの視点での魅力もお聞きしたいと思います。
4月もみなさんのお越しをお待ちしています!
(編集部 トゴウ)
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○テーマ 水俣食べるバー
○日 時 4/15(金)19:00~22:00
○場 所 アナバナ編集部
(福岡市博多区千代1-20-14 ダイスプロジェクト内)
○参加費 3000円(税込/フード、ドリンク2杯付)
○定員 50名 ※要予約
○ゲスト 『もじょか堂』代表・澤井健太郎さん、『水俣食べる通信』編集長・諸橋賢一さん
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