つい先日、「うどんのはなし」という、ありそうでなかったうどん本を自費出版されて話題となっているのが、福岡在住ヌードルライター山田さん。”ヌードルライター”とは、山田さんが創作した”ヌードル(麺)のライター(物書き)”という、なんともわかりやすい日本で唯一(※本人調べ)な肩書きなのです。
ヌードルライター山田さんのモットーは“1日1麺”!! 九州を中心に、各地の麺を食べ歩き、原稿を執筆されています。そんな麺歩きのプロフェッショナル山田さんに、強者がそろう博多麺業界の中でも選りすぐりの「博多の美味しい麺屋10選」を教えていただきました! 今日はどのお店に行こうかな
(※写真は山田さんよりご提供いただきました)
・元祖ぴかいち
ここの皿うどんは天下一品。
あまりに夢中になって週に3度を2ヶ月続けて、
大将にすっかり顔を覚えられるくらい、
大好きです。辛子高菜も美味ですよ。
・博多一双
豚骨カプチーノともいうべき、豚骨の泡が浮いた
ワイルドな面持ちの豚骨ラーメンがウリ。
濃度は高いですが脂っこくないので、
老若男女問わずお勧めです。
・杏仁荘
昨今、福岡に増えているおしゃれ中華店の一つ。
ランチで提供される担々麺のクオリティが高く、
中でも滅多に登場しないレアな白ごま担々麺は奇跡の一杯です。
・葉隠うどん
名店「うどん平」で修行した店主が開業。
とにかく何から褒めようというくらい僕的に完璧なお店で、
麺のふんわりもっちりした食感、
出汁の奥ゆかしくもちゃんと芯のある味わい、
海老かき揚げのさっくさくな歯ごたえ、
すばらしい一杯です。(お勧めは海老かき揚げ)
(※現在店主がお怪我をされたそうで、しばらく休業中です)
・うどん平
行列ができるうどん店として広く知られる名店。
取材拒否ということもあり、メディアには登場しませんが、
確かなうどんのクオリティ、
昔ながらの製法と厨房内の阿吽の呼吸、
いつも静かに感動させてくれます。
・かろのうろん
博多で最も長い歴史を誇るうどん専門店。
博多らしいやわらかい麺でありながら、
しなやかなコシを持ち合わせていて、
老舗中の老舗でありながら、
今も色あせない一杯を提供しています。
・みやけうどん
福岡に根付く「茹でおき」麺を今も提供する
博多うどんの老舗。
福岡きっての極太麺でありながら、
唇でも簡単に切れてしまうほどふんわりやわらかな
麺がとってもやさしい。
昭和の空気を今も伝える店内の雰囲気も素敵で、
「孤独のグルメ~博多編~」でも紹介されました。
・らぁめんシフク
塩ラーメン専門店という福岡でも珍しいスタイルを
オープン当初から貫くお店。
今では塩ラーメンの店ではダントツの人気で、
東比恵、しかも工場地帯という辺鄙な立地ながら、
行列ができるほどの大盛況。
最近、醤油ラーメンも提供しています。
・侍.うどん
何から何まで破天荒な常識やぶりのうどん店。
店主は一風堂出身で、ラーメンづくりのエキスパート。
その経験を生かしつつ、うどんらしからぬアプローチもあり、
異業種とのコラボもありと、常に注目を集めています。
もちろん、うどんそのもののも無添加の出汁、
丁寧に仕上げる自家製麺を組み合わせており、
しっかり美味いと抜け目なし。
また、ここのカレーうどんは、
カレー専門店の店主も舌をまく美味さ。
・めんちゃんラーメン
全然、有名店ではありませんが、
結構有名な大物お笑い芸人、芸能人らが
こそっと通う隠れた名店。
かなり濃度が高い豚骨スープでありながら、
キレがあって舌の上でもたつきません。
夜専なので、飲んだ後の〆にもぴったりです。
■http://ii-kiji.com/2709http://ii-kiji.com/2709
美味しそうなお店ばかり!夏バテも吹き飛びそうです。
ぜひ足を運んでみてください!
(※写真は山田さんよりご提供いただきました。まだまだ美味しそうな写真がみたい! という方は山田さんのコラムをご覧くださいね)
□ヌードルライター山田さんのウェブサイト