TanaCafeスペースでは、以前アナバナでワークショップをひらいてくれた自然派ワインECRUさんが特別出店されていました!
手軽に立ち呑みワインコーナーに、おつまみも充実です。
そして翌27日、TanaCafeワークショップ「カッピング」にも参加しました。カッピングとはコーヒーのテイスティングのようなもので、プロがコーヒーへの理解を深める上で欠かせない技術なのだそうです。
今回は4種類の豆を前にフレーバー、甘み、酸味を判断基準として豆の判別方法を学びました。他にも、これからの暑い季節においしいコーヒーやフレンチプレスの上手な入れ方、最近現地に買い付けに行った話など、コーヒーにまつわる楽しいお話はつきません。何気なく飲んでいるコーヒーがより身近になる素敵なワークショップでした。
外では糸島の間伐材でカホンづくりのワークショップ。カホンとは、中南米生まれの箱型の打楽器。イスのように座った状態で、叩いて音を鳴らすのだそうです。くらしに間伐材を、というここのきならではのワークショップのひとつ。檜の良い香りが漂っていました。
ほかにも色々と、催しが目白押しです。
「街に暮らして森とつながる、人と人がつながって山と海と街がつながる、そんなお店を作りたい」
野口さんがTanaCafe田中さんに声をかけてから、前原商店街で共同店舗を開いて今年で丸3年、お客さん達や地元の作家さん達との交流の場としても愛されて続けているのは、そんな思いが溢れているからなのかもしれません。
お店の立ち上げから見守り続けて来たロイターマーケットの北古賀さんはお二人の活動を、「ここのきに関わってきた糸島の皆は、自営で大変な経験をしてきているから何かはじめよう!とする人には協力を惜しまんのよね」と話してくださいました。
とにかく、紹介しきれないほどたくさんのワークショップやおいしいものが盛りだくさんだったこのアニバーサリーイベント、新郎新婦が祝福されている様子、大人から子どもまでが楽しんでいる姿を通じて、糸島という土地を立体的に感じた2日間でした。
(写真/文 とよだあやこ)