イベントレポート

糸島先輩のすこやか運動会

秋の穏やかな日曜日、前原市糸島にて開催された「糸島先輩のすこやか運動会」に参加してきました。

糸島先輩とはなんぞや?
糸島のプライベートキャラクターとでも申しましょうか、長ランに糸島半島型のリーゼント、下駄で闊歩し、ばりばりの糸島弁で活を入れてくれます。神出鬼没でありながら、ひそかに人気急上昇中だとか。そしてよ~く見ると男前?・・・

プロフィールは未だ謎に包まれた糸島先輩による運動会。

これはぜひとも参加したい!と、思い立ったのでした。

5月に前原商店街で出会ったときの糸島先輩

運動会の案内には、
「学生時代のあの楽しかった運動会、大人になった今では観ることはあっても参加することはほぼ無いでしょう。 だったら作ってやるしかない! そうして糸島のバカな大人数名が集まって企画したのが、この『糸島先輩のすこやか大運動会』です」と、そんな風に書かれておりました。

「糸島在住とか関係ありません。 日本中、いや世界中から参加可能です」こんな風にも書かれています。
福岡市内から参加して、「お前どこんもんや!」って糸島先輩にしめられないかしら・・・と不安を胸の片隅に置いて、参加してきました。
まずは会場入り口でプログラムと一緒に糸島先輩の応援旗をもらいます。

会場は、深江海水浴場に隣接した山に挟まれた美しい緑が広がる芝生広場。
実行委員はもちろん、糸島先輩の後輩たち(地元のみなさん)が中心ですが、参加者は糸島市内外、様々な方々が多数参加されていました。

開会式が始まり、皆が待ちわびる中

どうやら早起きが苦手の糸島先輩は、颯爽とトイレの中から登場されました!

先輩に失礼のないように、全員で「オス!」と気合いを入れて挨拶します。
あまり多くを語らない糸島先輩でしたが、台風接近で開催が危ぶまれたこと、運動会当日は晴れて清々しいことを称えて皆に気合いを入れると、またトイレの方向へと戻って行かれました。

本日のプログラムは糸島弁でネーミングされておりますよ。
かけっこは「かけてんしゃい」、玉入れは「玉ば放りこめ!」などなど、遊び心溢れるネーミングがアナウンスされるたびに、ほっこりした気分になります。赤団、白団の宣誓で競技が始まりました!

ご家族で参加されている方もたくさんいて、大人も子どもも気合い充分です。

かけてんしゃいでは手抜きは許されません、本気で走ります。

障害物競争では仮装もあり、皆さんノリノリです。

余談ですが、パン食い競争のパンは、スタッフさんの手作りだそうで、ヨモギの香りがほんのり漂う逸品。大変おいしくいただきました。

子ども達には手作りのメダルが用意されています。

 

 

中学生のスタッフさんが手作りしてくれた、同じものがひとつとないかわいい手づくりメダルです。

クラフトワークが盛んな糸島ならではの競技、丸太早切り競争「きこりの生きざま」。家具職人やきこりをされている方達は鮮やかな手つきでのこぎりを操ります。

その他にも多彩な競技にみなさん楽しそう。

あっという間に閉会式となりました。
再び、糸島先輩の登場です。

糸島先輩による結果発表と、手作りのきのこトロフィーが贈呈されます。 子どもにも大人気の糸島先輩です。

 

両チームの健闘を称えると、またどこかへと去って行かれました。

海と山に囲まれた中で子どもから大人まで楽しく、笑って、踊って、体を動かす、そんな素敵な運動会を大人になって楽しむことができるなんて、なんて素敵なイベントでしょう。

運動会の小道具は、実行委員の皆さんが物づくりに携わる方達が多く、それぞれの得意分野を担当して作り込んだのだそう。芝生を傷つけたり、小さい子が怪我をしないように、杭の代わりに松ぼっくりや木材で作られたトラックや、丸太を切り出して作られた優勝トロフィーなど、手作りで温かい運動会でした。

今回が2回目の開催ということですが、来年はぜひとも糸島先輩にも競技に参加していただき、その勇姿を見てみたい。

LOVE♡糸島先輩♡

〈取材/とよだあやこ〉


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