杖立温泉の新しいお土産「恋のぼりラムネ」誕生！4/23・24はオリジナルラムネづくりワークショップも

熊本と大分の県境にある杖立温泉。その中心を流れる杖立川を挟むように並ぶ温泉宿と、あちらこちらから立ち上る湯けむりの風景は、見ているだけでも癒されます。
そして、この時期の杖立温泉といえば、杖立川の上空を泳ぐ鯉のぼり。今や全国各地で開催されている「鯉のぼり祭り」ですが、実は杖立温泉が発祥なのだとか。

そんな杖立を象徴する新しいお土産が誕生しました。その名も「恋のぼりラムネ」！
温泉に浸かってほてった体をひんやり癒してくれるラムネです。
杖立川にかかる杖立橋のたもとにたたずむ、恋の願いが叶うという「恋地蔵尊」と“鯉”のぼりにあやかった可愛らしいラムネは、甘くてシュワシュワ弾ける “恋”のように爽やか。杖立温泉のお店や旅館、観光協会事務所などで購入できますよ。

杖立温泉の新しいお土産「恋のぼりラムネ」ができました。地域の方々がひとつひとつラベル貼りされたそう

温泉とセットで楽しみたい「恋のぼりラムネ」の裏話

今回の杖立温泉でのお土産づくりには「ラムネの涙プロジェクト」が深く関わっています。
「ラムネの涙」とは、九州産業大学芸術学部「伊藤研究室／ FIND HOPE TOUR」が進めている取り組み。
新型コロナウィルスの影響で、夏祭りなどが軒並み中止となりラムネの販売機会が減ったことをきっかけに、昨年よりスタートしたプロジェクトです。ラムネに使用されている瓶は回収してリユースされるリターナブルで、栓のビー玉は開封しても瓶の中に収まりゴミを出さないというエコなプロダクト。ラムネというプロダクトに隠された様々な希望をあぶり出し、明るい未来を生み出そうと、商品開発・ イベントプロモーションを仕掛けています。

杖立温泉は、2年前の豪雨災害の影響で大きな被害を受けましたが、復興に向けて街全体が一丸となり、温泉街を活用したさまざまな取り組みを積極的に行なっています。
その取り組みの一つが、お土産開発。
温泉と相性ぴったりのオリジナルラムネを、ラムネの涙プロジェクトと一緒につくることになったのです。

さらに今回のプロジェクトには、大分県日田市にある老舗の醤油メーカー「合名会社まるはら」さんや、博多湾に浮かぶ能古島で食品や飲料の商品企画やデザインを行う「有限会社ウィロー」さんの協力も欠かせなかったと言います。

まるはらさんは、醤油メーカーでありながら、ラムネづくりもエキスパート。創業時、味噌や醤油の発酵には１年以上かかるため、短期間でできるラムネの製造・販売に乗り出したというのが始まりだとか。天然着色料を使った虹色ラムネ（全８色）は昭和を感じさせるレトロなお土産として人気だそうですよ。
老舗のラムネはきっと、懐かしい味わいなのだろうな。

日田市にあるまるはらさんは店構えも風情があります

ウィローさんが手掛ける飲料・食品は、「こどもびいる」、「スワンサイダー」（友桝飲料）、「カバ印アイスキャンデー」（椛島氷菓）、「むつごろうラーメン」（株式会社やまひら）、「たまごはん」（合名会社まるはら）など多数あります。親しみやすいデザインの数々、見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

さまざまな人たちが関わり、杖立温泉の人々の思いを詰め込んだ「恋のぼりラムネ」。温泉とセットでぜひ楽しみたいですね。

杖立温泉恋のぼりラムネお披露目記念 WORKSHOP「自分だけのこいのぼりラムネをつくろう！」

恋のぼりラムネの発売を記念して、2日間限定でオリジナルラムネをつくるワークショップを開催。世界に一つだけの自分だけの恋のぼりラムネをつくってみませんか？

杖立温泉を象徴する新しいおみやげ品「杖立温泉 恋のぼりラムネ」の販売を記念して、ワークショップイベントも開催されます。
自分だけの「オリジナルこいのぼり」を描いて貼って、オリジナルラムネを作っちゃおう！

日時：2022年4月23日（土）・24日（日） 10:00〜17:00
※1日50本限定、売り切れ次第終了となります。
※1時間につき5名程度の参加を受け付けます。
参加費：800円（ラムネ付き）　こどももおとなも誰でも参加OK！
※当日参加も状況を見ながら受け付けます。
会場：「郷土文具店 ユニイリテ」（熊本県阿蘇郡小国町下城4173-5）
主催：九州産業大学芸術学部 伊藤研究室「ラムネの涙プロジェクト」・株式会社ダイスプロジェクト
協力：有限会社ウィロー・合名会社まるはら・九州大学田北研究室
お申し込みはこちら

ワークショップの会場は、4/16（土）にオープンしたばかりの郷土文具店「ユニイリテ」 地域の伝統や文化、リソースを文具としてリデザインし、地域固有の新たな魅力を創出していくお店です

杖立温泉では、鯉のぼり祭り真っ最中。
杖立温泉らしい風景と、温泉と、恋のぼりラムネに癒されに行ってみませんか？

（編集部　トゴウ）