こんにちは、編集部の天野です。
10月18〜31日の期間に開催する、アナバナ主催の食と道具の見本市「皿の上の九州」第3回まであと1日となりました。会期中は九州各県から集まった11の出品者の商品展示と販売、商談会、そして朝食会とプレゼンテーションイベント「ペチャクチャナイト福岡」を行います。今回は、朝食会とイベントの際にみなさまに先着でプレゼントする、「OYANE」さんの波佐見焼のお皿をご紹介します!
皿の上の九州オリジナルのお皿製作中!
職人の手によって刷られ、焼き上がる転写の現場へ。
九州の代表的な焼き物といえば、東峰村の小石原焼や大分の小鹿田焼、佐賀の有田焼などがあり、波佐見焼も代表的なその一つ。
長崎・波佐見町にあるOYANEさんは、波佐見焼を代表する老舗「西海陶器」さんのグループ会社「陶器の窯蔵」さんが営むギャラリー兼ショップです。
今回みなさまにプレゼントするお皿は、西海陶器さんの自社ブランドであり、シンプルでとても使い勝手のよい「Common」というブランド。お皿の表に皿の上の九州のロゴを、裏面にOYANEさんのロゴを転写してプレゼントいたします!
今回はそんなコラボ皿ができるまでを見学すべく、OYANEの川原健悟さんと一緒に、転写をしてくださる協和転写さんにうかがいました。
転写とは、文字やロゴをお皿に焼き付けて印刷することです。
まずは印刷したい文字などを版画の版におこします。次に版を使って転写シートに印刷を行い、よく乾燥させます。その後はシートをお皿に貼って焼き、一週間ほどで完成です。今回は転写シートへの印刷の様子を見せていただきました。
今日の作業は一旦これで終了。明日以降、貼り付けと焼きの工程に移ります。工場では出来上がるまでの工程も見せていただきました。転写の作業ひとつをとっても、こんなにも職人の技術がつまっているのだなあ。
波佐見の産業を支え、新たな視点で魅力を発信する
OYANEさんのこれから
今回OYANEさんとのコラボレーションで実現したオリジナルのお皿。実は少しの傷や汚れがあるため、販売店には納品できない商品なのです。それでも、窯元さんがリスクを負うことなく、まちの産業の支えになればとの思いから、西海陶器さんではすべて買い取りを行っています。
昨年オープンしたばかりのOYANEさんですが、今後は大屋根の下のスペースを使い、川原さんが主となってイベントを企画・開催していく予定だそう。
もともと波佐見の隣町ご出身の川原さんは、「このまちは基幹産業が窯業で、地元・波佐見出身の人が家業を継いで焼き物屋さんになっていることが多いんです。一方で僕はこのまち出身ではないので、ここでは当たり前のことも、新鮮に感じて面白がることができる。自分だからこそできる魅力発信をして、波佐見を盛り上げていきたいですね」と、思いを聞かせてくださいました。
新たな視点で波佐見の魅力を発信していく、OYANEさんの今後の取り組みが楽しみです。
朝食会とプレゼンテーションイベントでは、ぜひ、ご一緒にOYANEさんの素敵なお皿でお料理を楽しみましょう。会場にてお待ちしています!
▽朝食会についてはこちら
https://anaba-na.com/application/saranoue_morning.html
▽プレゼンテーションイベントはこちら
http://pecha-kucha-fukuoka.com
■第3回「皿の上の九州」開催概要
開催時期:2017年10月18日(水)- 31日(火)
会場:イムズB2F イムズプラザ (福岡市中央区天神1-7-11)
展示&マルシェ:18日(水)- 31日(火) 10:00-20:00
プレゼンテーション:20日(金) 19:30スタート(会場:イムズ12F Terrassa)
朝食会:22日(日) 8:00-11:00(会場:STAND BY ME)
WEBサイト:https://anaba-na.com/saranoue/
■OYANE 店舗情報
住所:〒859-3701 長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷2204-4(駐車場完備)
営業時間:9:00-18:00 年中無休(年末年始のぞく)
電話番号:0956-85-3151
E-mail:hasami.oyane@gmail.com
WEBサイト:http://oyane.jp
(編集部 天野)