イベントレポート

福岡のきのこ愛がアツい!きのこを遊ぶ一大イベント「フクオカきのこ大祭」に行ってきました!

今年も早いものでもう12月。急に冷え込んで一気に冬がやってきたような気がしますが、みなさん実りの秋は味わいましたでしょうか?

11月末の福岡では、秋の風物詩「きのこ」をキーワードにした『フクオカきのこ大祭』が開催されました。食とアートと学問を融合させたというなにやら気になるこのイベントを、食いしん坊編集部員天野がレポートします。

きのこ1

会場は福岡縣護国神社の参集殿。昼過ぎに会場へ向かうと、学生さんからご年配の方まで幅広い年齢層の方々がひっきりなしに出入りをされておりました

 

見て食べて愛でる! 全身で楽しむきのこづくしの一大イベント

食とアートと学問のイベントっていったいどういうものなのかしら?と少しどきどきしながら会場を訪れると、そこに広がるはどこを見てもきのこづくしの、まさにきのこワールド!

物販ブースはもちろん、ステージでもきのこトークやきのこの絵本の読み聞かせといったイベントが、休むことなく順々に行われていました。

きのこ2

きのこ農家さんによる販売が行われるブースには、菌床からにょきにょきと生えた立派なきのこが飾られています

きのこ3

こちらは「麻ショップ」さんのブース。なんとも可愛らしいきのこアクセサリーたちですが、このテーブルの上のものだけでも見たことのないきのこばかり!

きのこ4

「瑠璃茸堂」のお二人の胸元にもきのこ、きのこ、きのこ!きのこ柄の服を着ている方やきのこ型のバッグを持っている方など、会場にはきのこ愛に溢れた方たちがたくさん

きのこ5

こちらはきのこトークの様子。大学や博物館の研究員の方、グラフィックデザイナーの方などきのこを愛してやまないきのこのプロたちによるマニアなトークが繰り広げられました

 

今回で3回目という「フクオカきのこ大祭」は、回を重ねるごとに中身の充実したお祭りになっているのだそう。会場の方々の熱いきのこ愛に少々圧倒されつつも、こんなにも人を魅了するきのこの魅力たるや素晴らしい!と、恐るべしきのこパワーを感じとりました。

会場では他にもきのこの的当てやきのこ釣りなど、身体を動かしてきのこを遊ぶこともできました。それにしても、きのこというテーマ1つでこんなにも盛り上がれるなんて驚きです。

きのこ6

こちらはきのこの的当て

きのこ7

特に盛り上がっていたのが、棒の先についた針できのこのストラップを釣るきのこ釣り。意外と難しいようで、大人の方も真剣な表情で楽しんでいましたよ

 

実はアツい福岡のきのこ熱

ところで、どうして福岡できのこなの?と思う方もいるかもしれません。

実は福岡県はきのこの生産量が全国第3位。「意外と知らないでしょう?」と教えてくださったのは実行委員会の川村さんです。

きのこ8

こちらが川村さん。きのこの研究者でもあり、実際に福岡県東峰村できのこ栽培をされている一生産者でもあるという、まさにきのこのプロのお方なのです

東京や大阪ではきのこのイベントがよくあるそうですが、福岡ではなかなか開催されないとのこと。「それなら自分でやっちゃえ!」と思ったのが、この企画の始まりだそうです。

川村さんいわく、きのこの魅力は「いろいろな分野の人が一緒になって盛り上がれる」ところ。

研究対象としても食べ物としても見た目としても魅力たっぷりのきのこが、きのこ好きをつなげる新しいコミュニティ(きのこミュニティ?!)をも生み出しているように感じました。

きのこ9

10月に開催したアナバナ主催の見本市「皿の上の九州」でも大人気だった「しいたけ栽培キット」は、こちらでもすぐに完売。直接買うことができる宝珠山きのこ生産組合の直売所にも、ぜひ足を運ばれてみてくださいね

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会場にははるばる群馬県から、きのこキャラ「なめじろう」が出張していました。もっときのこを食べてほしい!との思いで活動をしているそうです

きのこまみれの数時間を過ごし、会場を出る頃には私もちょっぴりきのこの魅力にとりつかれていたような気がします。きのこをはじめ福岡の食のシーンが、これからももっと盛り上がっていきますように!

会場に足を運べなかったという方も、イベントウェブサイトにはそれぞれの出店者さんの紹介が載っていますのでぜひご覧になられてくださいね。

(編集部 天野)


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