穴バーレポート ACTIVITY

3/15(土)は「雲仙湯けむりマルシェ」へ! 雲仙のおいしいもの、買って蒸していただきます

雲仙市の「食」をテーマに開催されるイベント「雲仙のおすそわけ」。3/14(金)は福岡のアナバナ編集部にて、ポップアップレストランをオープン。翌日3/15(土)には同じくアナバナ編集部の軒先で「雲仙湯けむりマルシェ」を開催します。
このマルシェ、買った食材をその場で蒸して食べられるというお楽しみ付き! もちろん蒸すのに使うのは小浜の温泉水! どんな食材が登場するのかさっそくご紹介します。
※食材は蒸さずにお持ち帰りもできます。

農家さんが家族のために育ててきたじゃがいも「デジマ」をおすそわけ

まず味わってもらいたいのがじゃがいも「デジマ」。雲仙市南串山町(通称・なんぐし)で栽培されています。とても美味しいのですが1株から収穫できる量はちょっと少な目。大量生産には向いていないので、農家さんは家族や親戚が食べる分だけを栽培していたそう。市場にあまり出回ることもなかったため「幻のじゃがいも」とも呼ばれています。

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こちらが「デジマ」。皮が薄くてツヤツヤと美しいじゃがいもです

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雲仙市の赤土が「デジマ」をよりおいしくします。他の野菜や果物もよく育つそう

「デジマ」を栽培している石垣の段々畑は、雲仙岳から橘湾にかけて広がる斜面にあります。さらさらとした赤土にはじゃがいもに適した栄養がたっぷり。収穫後にはしっかりと手をかけ、土作りをしています。

「デジマ」をつくっているのはデジマプロジェクトというチームのみなさん。おいしい「デジマ」の存在をもっと広く知ってもらおうと、若手の農家さんが集まって活動がはじまりました。

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デジマプロジェクトの浅野恭平さん(右)と松山 太さん(左)。プロジェクトオリジナルのパーカーもかっこいい!

どんな料理が向いているのかデジマプロジェクトの浅野さん、松山さんにお聞きすると「フライドポテト、肉じゃがと何にでも合う万能選手です。でも、やっぱり蒸してそのままかなあ!」「昔ながらの品種だから味がとっても濃いんですよね」と教えてくれました。

取材後、アナバナ編集部も「デジマ」を温泉水で蒸して食べたところ、衝撃!身がしっとりときめ細かく、ホクホク感も上品で繊細。そしていもの味がしっかりと濃い!

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取材後、「デジマ」ほか雲仙の山の幸、海の幸を蒸して晩ごはん。温泉の塩味や風味がほんのりついて、味わいが深まります

温泉水で蒸すとほんのり塩味がのっておいしさもひとしお。「雲仙湯けむりマルシェ」でぜひ味わってほしい「デジマ」です。

橘湾で育てられた「瑞穂牡蠣」も温泉水で蒸してほしい!

海でぐるりと囲まれた島原半島にある雲仙市。もちろん海の幸もおすそわけします。たとえば瑞穂牡蠣部会が育てた雲仙ブランド認定の「瑞穂牡蠣」もそのひとつです。

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ぷっくりとした身が「瑞穂牡蠣」の特長。牡蠣のシーズン終了前にぜひ味わいたいところ

「瑞穂牡蠣」が育つのは雲仙市北部が面する有明海の瑞穂沖です。ここで育った牡蠣は実入りがよく大粒で、加熱してもプリップリ。いちばんの特長は塩味がまろやかなことで、「無限に食べられる!」という声も。マルシェからのお持ち帰りもよいですが、ぜひ温泉水で蒸して、その場で食べてもらいたい一品です。

メイド・イン・雲仙のワインを蒸しじゃが、蒸し牡蠣に合わせて

蒸した食材といっしょに飲みたいのがワイン! 小浜温泉街にあるイタリアン「小浜ワイン食堂」のシェフ・川島貴宏さんによる「小浜温泉ワイナリー」のワインを、角打ちスタイルで楽しめます。

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「小浜温泉ワイナリー」のコンセプトは「毎日の食卓に合わせたワイン造り」です。ワインをつくるぶどうは雲仙市小浜町内の段々畑で育てたもので、耕作放棄地になっていたところにぶどうの苗を植えていったそう。味わいは軽やかでいてフレッシュ。蒸しじゃが、蒸し牡蠣に合わないわけがありません!

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また、前日3/14(土)のポップアップレストランでシェフをつとめる「BAR Lion-J」のオーナーシェフ・獅子島 薫さんもオリジナルドリンクをつくってくれるのでお楽しみに。

雲仙の旬野菜、パン、ジェラート! とびきりの雲仙がまだまだ盛り盛り

マルシェにやってくる食材は現在、続々と決定中! その一部をピックアップしてご紹介します。

まずは新鮮な雲仙の野菜。雲仙市は土壌がいいので、じゃがいも以外にも葉物野菜や根菜類の栽培が盛んなのです。こちらも温泉水で蒸し上げて、たっぷりいただいちゃいましょう!

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そしてアナバナ編集部にも熱烈ファンがいる「じゃがブレッド」。こちらも温泉蒸しで! パンを蒸す!?と思うかもしれませんが、ふわふわもちもちになって絶品ですよ。

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「じゃがブレッド」は小浜温泉にあるパン屋さん「パック」の名物パンで、ゆでたじゃがいもを小麦の生地に練り込み、焼き上げています。

さらに雲仙市や長崎県内の新鮮な食材でつくった「ORANGE GELATO」のジェラートも登場決定! 一番人気の「小浜塩ミルク」ほか、めずらしいご当地ジェラートに出会えるかも!?

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蒸し料理でアツアツになった後のクールダウンにいただきましょう!

大きな蒸籠をつかって、温泉水のアツアツ蒸気で一気に蒸し上げます!

「雲仙湯けむりマルシェ」の蒸し場で使う温泉水は、小浜温泉からタンクに詰めて運んできたもの。小浜温泉は塩化物泉なのでほのかな塩味を感じられます。

蒸し場所はアナバナ編集部の軒下です。高火力で温泉水をグラグラと沸かして、たっぷりの蒸気をつくって大きな蒸籠で蒸し上げます。当日はこの蒸籠で蒸した雲仙観光局自慢の温泉たまごも販売します!

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じゃがいもや牡蠣のほか、いろんな食材が登場予定です。乞うご期待!

温泉水で蒸すと野菜も魚介類もお肉も味わい深くなって、旨味が増します。マルシェではお買い物しながら、食材を蒸して、温泉のすごさを感じてください。また、今回紹介しきれなかったスイーツなども登場予定です! その場で食べても、おみやげにしてももちろんOK!! どうぞお楽しみに。

雲仙のいいモノ・いいコト、届けにきました。
雲仙のおすそわけ

<DAY1>ポップアップレストラン 〜たべる温泉 春の宴〜
○ 日時:2025年3月14日(金)19:00−21:00
○ 場所:アナバナ編集部(福岡県福岡市博多区千代1-20-14)
○ 参加費:5,000円(税込)
 天然温泉を使ったコース料理+ウェルカムドリンク1杯+新雲仙ガイドブック「Find UNZEN」のお土産付き
○ 定員:限定30名(要予約)
○ ゲスト:ジャガイモ生産者:デジマプロジェクトさん/蒸気家オーナー:山下晃輝さん/雲仙観光局:黒原廉さん
○ 料理担当:Bar「Lion-J」オーナー:獅子島薫さん/福田屋旅館・料理担当:宮﨑貴仁さん

ご予約はこちら

<DAY2>雲仙湯けむりマルシェ 〜軒下で買って蒸して舌鼓〜
○ 日時:2025年3月15日(土)10:00−14:00
○ 場所:アナバナ編集部(福岡県福岡市博多区千代1-20-14)
○ 入場:無料
○ マルシェ出店者 ( )内=販売商品
 デジマプロジェクト(ジャガイモ)/瑞穂牡蠣部会(牡蠣)/雲仙観光局(温泉たまご・雑貨)/Lion-J(限定ドリンク)/小浜温泉ワイナリー(ワイン角打ち販売)
…and more(ただいまその他の生産者とも調整中)

(取材:編集部、文:ライター/西村美里、写真:カメラマン/西澤真喜子)

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