穴バーレポート ACTIVITY

雲仙の温泉をたっぷり味わう、1日限りのポップアップレストラン。3/14(金)に開店!

雲仙市の「食」をテーマに開催されるイベント「雲仙のおすそわけ」。山、海、温泉の恵みがたっぷりの雲仙市のおいしいものが、3/14(金)と3/15(土)に福岡のアナバナ編集部に届けられます。
今回は3/14(金)に開催する、1日限りのポップアップレストランに注目。「食べる温泉 春の宴」と題した当日のお料理や食材について、ご紹介します。

料理をつくるのは雲仙市在住、雲仙食材にメロメロな料理人ふたり

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左が宮﨑さん、右が獅子島さん。雲仙の食材にワクワクしているふたり。同じ感覚を持つ地元の料理人、生産者とのつながりを深めています

ポップアップレストランで腕を振るうのは、雲仙市のシェフ・獅子島 薫さんと宮﨑貴仁さんです。

獅子島さんは小浜温泉の中心地にある「BAR Lion-J」のオーナーシェフ。店には市内の事業者から移住者、観光客も集まって、まちから生まれるコミュニケーションのハブ的存在といった雰囲気です。雲仙市のソウルフード、エタリ(小さなサイズのカタクチイワシ)をつかった料理や雲仙の柑橘をつけこんだドリンクなど、雲仙市らしいメニューも楽しめます。

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「BAR Lion-J」は雲仙市小浜総合支所や島鉄バス小浜ターミナルのすぐ近く

宮﨑貴仁さんは雲仙温泉にある旅館の料理人です。福岡や東京で経験を積んだ後、雲仙市にUターンし、料理人としてあらためて「食」の豊かさに気づいたそう。今は農家さんや漁師さんから学びながら、獅子島さんたちと一緒に「地元に暮らしていても、日々感動してしまう雲仙市の『食』、どうやって活かそうか?広めようか?」を考え、行動しながら、仕事にも活かしています。

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ふたりが魚を仕入れている田中鮮魚店。安くて美味しい魚種を知りつくし、店の料理に取り入れています

ほんのり塩味、奥深い味わい。「温泉」が主役の料理とは?

そんなふたりがつくるのが、雲仙市小浜温泉の「温泉」が主役の料理です。小浜温泉は海沿いにある塩泉で、もともとほんのり塩味がついています。そのまま料理に入れたり、温泉水で蒸したりすると天然の塩味がつくのです。そしてこの温泉水は、雲仙市のシェフからも注目されている“食材”でもあるのです。

料理の始まりのひとくちは「小浜温泉出汁」。温泉水に全国的にも注目されてきている雲仙の野菜などを入れて出汁をとり、味を整えた一杯です。“食べる温泉”を初体験する方にまずは味わってほしいと考案されました。

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調理中で出た端材の野菜の芯や皮を、温泉水に加えて煮出した“温泉ベジブロス”。お肉を入れて煮込むといい味が付くのです

ほかにも温泉水を使った炊き込みご飯、温泉水で野菜と一緒に煮込んだお肉に焼き目をつけたベジブロスローストなど、温泉のめぐみをたっぷり味わっていただきます。

食材は幻のじゃがいも「デジマ」、温泉からできた「塩の宝石」などが登場

シェフの獅子島さんと宮﨑さんが地元っ子ながらも、日々その美味しさに感動している食材もたくさん登場します。

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掘りたての「デジマ」はつやつや。食味がよいのでどんな料理にも合います

まずは雲仙市南串山町の大地で栽培されたじゃがいも「デジマ」です。栄養豊富な赤土で育った「デジマ」には、現地でいただいたアナバナ編集部もびっくりさせられました。皮は薄くて繊細で、身はしっとりときめ細かく、いもの味が上品でいて濃い!

「デジマ」はとても美味しいのですが収量が少なめ。大量生産に向いていないので、農家さんが自分たちのためだけにつくる「幻のじゃがいも」とも言われていました。しかし幻のままにしておくにはもったいない!「デジマ」の存在をもっと広く知ってもらおうと、デジマプロジェクトというチームを若手の農家さんが結成して活動を続けています。

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デジマプロジェクトのおふたり。畑から眺める橘湾の景色がとにかく最高です

デジマプロジェクトのメンバーもポップアップレストランにお招きします。「デジマ」のこと、農のこと、いろいろ質問してみたいですね。

続いて瑞穂牡蠣と雲仙野菜。有明海で育てられる牡蠣は身が大きくふっくら。塩味が少なく、甘くて濃厚です。旬の雲仙野菜もたっぷり使っていただきます!

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このプリプリ感にテンションが上ります! 塩味が少なくていくらでも食べられます

そして「デジマ」のフライドポテトやデザートのジェラートに使われる、天然塩「塩の宝石」。

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温泉からつくった塩「塩の宝石」。じんわり滋味深い塩味です

こちらは小浜温泉の温泉旅館「蒸気家」の温泉水と橘湾の海水をブレンドした、温泉で蒸しながら蒸発させることで結晶化させた塩です。温泉の風味があり、そのまま食べてもインパクトあり。素材をいっそう引き立てます。特別に、今回のポップアップレストランでは、温泉水100%(!!)の塩をお持ちいただけるそうです。

「蒸気家」オーナーの山下晃輝さんもゲストとして登場。温泉のこと、雲仙市のことと幅広く語っていただきます。ちなみに山下さんは、もともと「塩の宝石」をつくっていた「雲仙エコロ塩」を事業継承し、雲仙市の塩づくりを未来に受け継いでいる方です。

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「蒸気家」オーナーの山下晃輝さん。食事スペースと直結する蒸し場で自炊OKの楽しすぎる温泉宿の若きオーナーです

ポップアップレストランでは、デジマプロジェクトさん、「蒸気家」の山下さん、そして雲仙観光局の黒原 廉さんを交えてのクロストークもあります。黒原さんはもともと福岡在住で、雲仙市に魅了されて移住した方。正真正銘の雲仙市好きです。雲仙市に行きたくなったら、黒原さんのおすすめ観光ルートを教えてもらいましょう!

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福岡から雲仙市に移住した、雲仙観光局の黒原さん。雲仙市ファンっぷりがすごいです

こんな感じで、雲仙市の人、温泉の恵み、おいしい食材が重なり高まる、ポップアップレストラン。みなさんのなかの雲仙市のイメージがまた新しくなる時間となりますように!

雲仙のいいモノ・いいコト、届けにきました。
雲仙のおすそわけ

<DAY1>ポップアップレストラン 〜たべる温泉 春の宴〜
○ 日時:2025年3月14日(金)19:00−21:00
○ 場所:アナバナ編集部(福岡県福岡市博多区千代1-20-14)
○ 参加費:5,000円(税込)
 天然温泉を使ったコース料理+ウェルカムドリンク1杯+新雲仙ガイドブック「Find UNZEN」のお土産付き
○ 定員:限定30名(要予約)
○ ゲスト:ジャガイモ生産者:デジマプロジェクトさん/蒸気家オーナー:山下晃輝さん/雲仙観光局:黒原廉さん
○ 料理担当:Bar「Lion-J」オーナー:獅子島薫さん/福田屋旅館・料理担当:宮﨑貴仁さん

ご予約はこちら

<DAY2>雲仙湯けむりマルシェ 〜軒下で買って蒸して舌鼓〜
○ 日時:2025年3月15日(土)10:00−14:00
○ 場所:アナバナ編集部(福岡県福岡市博多区千代1-20-14)
○ 入場:無料
○ マルシェ出店者 ( )内=販売商品
 デジマプロジェクト(ジャガイモ)/瑞穂牡蠣部会(牡蠣)/雲仙観光局(温泉たまご・雑貨)/Lion-J(限定ドリンク)/小浜温泉ワイナリー(ワイン角打ち販売)
…and more(ただいまその他の生産者とも調整中)

(取材:編集部、文:ライター/西村美里、写真:カメラマン/西澤真喜子)

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