穴バーレポート ACTIVITY

花も葉も丸ごと味わう“葛づくし”でおもてなし! 朝倉・秋月の葛バーは9/20開店します。[9月の穴バー]

9月の穴バーは「葛」が主役です。夏の終わりから秋にかけてかわいらしい紫の花を咲かせる葛のこと、ご存知ですか?
秋の七草の一つにも数えられている葛が花をつけるこの時期を毎年楽しみにしている野草料理研究家のなかおあやさんが今回の料理を担当します。今回は、「廣久葛本舗」の葛粉に加えて葛の花や葉っぱ、そして今の時期に採れる野草を加えた創作料理をご用意していただきますよ。
葛は、血行をよくし体を温める効果があるので、夏の冷房で冷えてしまった体をリセットするのにもぴったりの食材なので、秋が始まるこのタイミングにぜひご賞味ください。

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可愛らしい紫色の葛の花もお料理に使います

葛といえば、葛もちや葛きりといった和菓子やとろみづけなどで使うイメージですが、葛の葉を焙じ茶にして出汁がわりにして豚肉を煮たり、葛の花を甘酢に漬けて色あざやかなジュレにしたり、見た目にも華やかでバラエティ豊かなメニューでお楽しみいただきます。葛の多彩な表現はもちろん、食感も風味も個性的な野草との組み合わせも注目ですよ。

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料理担当のなかおあやさんが、試食会で準備してくださったメニュー。文字だけなのにワクワクします

試食会でも大好評だったメニューの一つをちょっとだけご紹介しちゃいます。

「葛の花と和だしの葛ジュレサラダ」
細かく刻んだ野菜ともち麦に、とろみのあるハゼランの葉っぱを加えたカップサラダです。上には葛の花の色を映した花酢と和ダシをジュレにしてトッピング。ジュレにはもちろん葛粉を使っています。
ふわりと軽くとろけるようなジュレと食感豊かなサラダのコントラストがとってもユニーク。スプーンが進むたびに味わいが変わる仕掛けもニクい前菜です。

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そのほかにも、肉料理あり、ピザあり、デザートありとボリュームたっぷりです。食べ終わる頃には、力強く伸びる葛のように元気がみなぎっているかも!?

トロリとした喉ごしが新しい!
廣久葛本舗の葛カクテルにも注目

今回の料理のお供には、葛煉りと葛の花をジンや焼酎に漬けたものとを合わせた葛カクテルをご用意します。

お酒大好きな久助さんが「新しい葛湯の楽しみ方を」と試行錯誤をしながら考案してくださいました。実は、葛の花には悪酔いを軽減する効能があるそうです。
アルコールの苦手な方用には葛の花のビネガー漬けを使ったノンアルコールの葛カクテルと葛の葉っぱを煎じた葛葉茶もご用意します。
葛葉茶といえば、カルシウムや鉄分、ビタミン、食物繊維などの栄養素を豊富に含む薬湯として古くから親しまれていたそう。マメ科の植物だけあって、黒豆のような香ばしさに気分もリラックスできるはず!

お料理で、ドリンクで、葛をたっぷりとご堪能ください。

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◯テーマ 「葛をこうして食べたらバーⅡ」
◯日 時 9月20日(金)19:00−21:30(受付開始 18:45より)
◯場 所 アナバナ編集部(福岡市博多区千代1-20-14 ダイスプロジェクト内)
◯参加費 3000円(税込/フード、ドリンク1杯付)
◯定員 50名 ※要予約
○ゲスト 廣久葛本舗10代目髙木久助さん、川原洋平さん
○料理担当 なかおあやさん

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要予約!参加希望の方は、申込フォームよりお申し込みください。

◎申込フォームはこちら

(取材・文:ライター・大内理加、写真:編集部)

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