2012年も1日を残すばかりの年の瀬に、「もちもちみそか」へ足を運びました。
なにやら楽しそうなネーミングのこのイベントは、「形だけでなく、もっと丁寧に新年を迎える準備をしませんか?」という会。会場は宮崎市にある平和台公園。
主催は馬原造園さんともちもちみそか実行委員会のみなさま。いつも興味深い視点を発信してくださる野良!の加藤さんロゴやチラシのデザインを担当されています。
あいにくの雨にも関わらず、地域の子どもからお年寄りまでワイワイと、 会場には年末らしい香りと高揚感がありました。
やっぱり杵のお餅つきは、見ている側も楽しく、 もちろん体験させてもらう子どもたちも大はしゃぎです。
できたてのお餅は、地域の方々が慣れた手つきで丸めていきます。
それを、若い奥様や子どもたちも見よう見まねで体験。こういう時間を受け継いでいくための想いがこの会の根っこにあるんだと思います。
ぜんざいのふるまいや年の瀬市場、「年の瀬講座」と題された門松やしめなわづくりのワークショップも開かれていました。
この日使われていたお米は、対談企画「アナ話」に野良!加藤さんと一緒に出ていただく 松本さんの「宮崎アグリアート」で栽培された餅米でした。
貴重な黒米のお餅も!
普段この場所は、地域の学校が遠足などで訪れる公共の施設。自然食やフェアトレードの雑貨を扱うお店やオーガニックレストランが併設されています。
地域の行事ごとが、子どもが減ったり人出が足りずに自然と絶ち消えになることも珍しくない。 一方で、例えばネーミングだったりちょっとデザインの力を借りてみたり。当たり前の準備ごともイベントにして、たくさんの人が参加できるような仕組みにすると参加する人も自然と楽しめて、毎年の恒例行事として受け継がれていくのかもしれません。
2013年はどんな一年になるかな。
そんな思いを巡らせながら、ぜんざいをすする心地よい一日を過ごしたのでした。
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(曽我)