別府北高架商店街で毎週土曜に開催されているスローリーマーケット。
4月の最後の土曜日に行ってきました。
スローリーというだけあって、
のんびりと肩肘はらず無理をせず、ゆるりと毎週続いています。
会場となる北高架商店街は、名前の通り、
線路の高架下に商店が並ぶ長さ50メートルほどの小さな商店街。
駅から徒歩5分ほど、高架下の駐車場を抜けた先に商店街の入り口があります。
昔はいくつかの店舗が細々と営業をしているだけで、
空き店舗も多く暗い通りだったのだそうですが、
ここ数年で見違えるほど賑やかな商店街となりました。
いまは通り全体がデコレーションされ、
若い人も常連さんも立ち寄る明るい通りになっています。
カラオケ喫茶(朝8時ごろからおばあさん達の歌声が聞こえます)や居酒屋など、
古くから続くお店もありますし、
レコードショップやカフェ、リメイク洋服とカスタム自転車のショップなど、
ユニークなお店も集まっています。
最近オープンしたパン屋さんは、13時の開店時間に合わせて行列ができるほど。
老若男女、様々な人が行き交うのがこの商店街の特徴です。
そんな商店街で毎週土曜日に開催されているのが、スローリーマーケット。
フリーマーケットというとたくさんの出展者が一同に集まって賑やかに、
というイメージがありますが、
スローリーマーケットはゆるゆるとのんびりした空気が漂っています。
古着や器を売っている人もいれば、 消しゴムはんこや自分の作品やグッズを販売している人も居たり、 カレーやチャイを販売している人も居たり。
別府・大分はもちろん、県外からの出展者もいます。
たくさんの人が行き交い子供達が走り回る商店街。
「あら、1週間ぶり!」とここで顔を合わせるいつもの人、
コーヒーを飲みながら知り合い人と会話をしたり、
手作り品を見たり、出展者と仲良くなったり。
それぞれがおもいおもいに楽しむこのフリーマーケットは、
もう100回を超えたそうです。
イベントというより、もう日常の風景になってきていて、
「土曜日は北高架に行けば何かやってるし誰か居る」
それが別府の定番になりつつあります。
商店街を出て高架沿いに少し歩くと「スタジオノクード」というスペースがあります。
ここは、画家のアトリエとキッチンスペースのあるギャラリーが同じ空間をシェアしている、
少し変わった場所です。
毎週土曜日のスローリーマーケットに合わせて、オープンアトリエをしているそう。
この日は展覧会と竹細工の展示も一緒でした。
商店街といい、このスペースといい、線路の下にこんな空間があるのか! と驚きです。
スローリーな商店街「別府北高架商店街』。
スローリーマーケットは毎週土曜日に開催されています。
時間は10時から15時頃まで。
天気や出展されているお店によっても、毎回雰囲気が変わりそうですね。
日の長い夏は時間も伸びるかも?
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
□北高架下商店街スローリーマーケット
http://slowlymarket.jimdo.com/
(写真/文 小山冴子)