編集部の天野です。突然ですがみなさん、あなたの住むまちに、「古くからやってそうで、絶対美味しい雰囲気があって気になるんだけど、なんとなく入ったことはない…」。そんなお店はありませんか?
長年愛されてきた、失うには惜しすぎる地元の絶品ローカルグルメを「絶メシ(ぜつめし)」と呼び、愛を込めて店主や名物料理を紹介しながら後継者まで募集するという取り組みが、今話題になっているのをご存知でしょうか。
今日は私も大好きな「絶メシ」の取り組みと、福岡は柳川のとっておきの絶メシ店をご紹介します!

例えば学生のとき放課後によく通っていたような、こんなお店

物心ついた時からずっと、隠れ家のような外観で佇んでいるこんなお店も、あなたのまちにありませんか?
後継者もあらわれた!
絶やしたくない絶品を紹介する「絶メシリスト」とは
一見入りづらい外観。勇気を出して店へ足を踏み入れると、お茶目な店主が出迎えてくれてなんだかホッコリ、もちろん料理も美味しい。古くから地元で愛されてきたお店に入ると、「なるほど店が長く続くには訳があるなー!」と納得させられるものです。
ところがそんな絶メシ店は時代とともに減少の一途を辿り、後継者問題を抱えているのもまた事実。
これではいかん!と絶メシにスポットをあて、新たなまちのにぎわいをと群馬県高崎市ではじまったWEBサイト「絶メシリスト高崎」は大きな反響を呼び、今やテレビや書籍にも展開されています。1つ記事を読めば、「ああ、うちのまちにもこんな店あるな〜」と、不思議と懐かしくなるのではないでしょうか?

こちらが「絶メシリスト高崎」のWEBサイト!

プロのグルメライターで編成した「絶メシ調査隊」が、1店1店を紹介!どの写真もそそるな〜

サイトでは後継者・インターンも募集!なんとこの取り組みを通じて、実際に跡継ぎが決まったというお店もあるのだとか

門外不出の絶メシレシピを紹介するコーナーも。思い出すと食べたくなるような絶メシの味が、再現できるなんて夢のよう!
絶メシが福岡でもスタート!
舞台はうなぎが有名な柳川
さてここからが福岡、いえ九州に住むみなさまにお伝えしたいことです。
なんと「絶メシリスト」が、高崎市に次ぐ第2の都市として福岡県の柳川市でも始まったのです!やったね!

どどん!「絶メシリスト柳川」です

現在4店舗を紹介中で、3月までに合計8店舗が紹介される予定
柳川のグルメといえば「うなぎ」が代表的なのですが、それ以外の食だってもちろん魅力的です。私も「絶メシ調査隊」として、柳川市内の飲食店を足と舌とで確かめてきましたが、九州じゅうの人へ声を大にして紹介したいほど、魅力的な絶メシがわんさかありました。

こちらは謎のメニューが壁一面に並ぶお好み焼き屋「仔馬」。私はライターを担当して以来、ここの味と店主のお母さんの虜になってしまい、月に一度ほど通ってしまっています

牛丼とカツ丼をいいとこどりした「キカイダー丼」があるのは和食店「なじみ」さん。裏メニューなのに堂々と記事公開中です

冒頭でお見せしたツタだらけのお店は、「和食より古美術の仕事がしたい」という店主が営む「きよもと」さん。店内も見どころだらけ

200年にわたって続く「レストラン辰己屋」さんでは、なんと筑後地方で一番古いというちゃんぽんが食べられます!気になる!
観光客でにぎわうエリアではない絶妙な場所にあるのも、わざわざ足を運ぶ楽しみがあっていいんだなあ〜。
有名店や話題のお店もいいけれど、たまには地元の愛すべき絶メシをたずねてみてはいかがでしょう?新たなまちの魅力を掘り起こせるはず!
現在、柳川市では、新しい柳川の楽しみ方を紹介する「柳川OUTING」キャンペーンを実施中です。「絶メシリスト柳川」もこのキャンペーンの一環として始まりました。柳川市がいつにも増して楽しいこの機会にぜひ!
■「絶メシリスト柳川」はこちら
■「柳川OUTING」キャンペーンページはこちら
(編集部 天野)