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史上最強の愛妻家かつ冒険家。 自由人のログポースが表すコミュニティとは!?

ReTHINK FUKUOKA PROJECT レポートvol.36

アナバナではReTHINK FUKUOKA PROJECTの取材と発信をお手伝いしています。

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今回は、著書累計200万部を超えるベストセラー作家であり、実業家、旅人など、幅広い分野で活躍する自由人・高橋歩さんをお招きして開催。2度の世界一周旅行、世界各国でアジトと呼ばれるゲストハウスや出版社、さらにはフリースクールやコミュニティビレッジ設立など、常識を軽々と飛び越えた多彩な活躍の裏側には、志を同じくする仲間や家族との揺るぎない絆がありました。共に冒険する仲間、そして世界で一番愛する奥様のさやかさんと二人のお子様について、高橋さんにじっくりお話をお聞きします。

 

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史上最強の愛妻家かつ冒険家
その男、高橋歩

高橋 (会場を見渡しながら)すごい密着度。23歳の時に自伝を書いて、仲間と一緒に日本中でギター弾きながら本を売ってたの。その時のカフェ以来だね、こういう光景は(笑)。宜しく、高橋歩です。
今日は、コミュニティについてというタイトルなんだけど、カタカナではよく分かりにくいから、家族とか仲間とか、「自分にとって大切な人たちと何かを一緒にやっていく」って事について話したいと思う。基本、俺にとっての大切な人は、さやか(愛妻のお名前)なんで、“さやかトーク”になるかな。俺は、夢より恋愛だから(笑)。ではとりあえず乾杯!あ〜! やる気出て来た!

〜ここから高橋さんのトークがスタート。
MCをはさまず、エピソードを交えながらノンストップで続くトークショー。
その中から、皆さんが気になるテーマについて抜粋してお届けします。

 

Q.高橋さんってどんな人?

 今44歳で、信じられないくらい美人の「さやか」っていう奥さんがいて、「うみ」と「そら」っていう男の子と女の子の4人家族。今はハワイ島で暮らしてます。

 何をやって食べてきたかって言うと、23歳の時に自分で出版社を立ち上げて、それから漫画の「ワンピース」の影響を受けてNYや韓国、台湾でも「ワンピースブックス」って出版社を立ち上げた。その収入と別に、世界中の気に入った場所にバーを出す会社も作ったんだ。今年の6月にはサハラ沙漠でバーを出すよ。2日間ラクダで行かないとたどり着けないようなオアシスで、シャンパンタワーなんかやってね。そこだけ六本木みたいに(笑)。そんな感じで、世界中にアジトを作る会社「プレイアース」を運営してる。

 あと俺は「マザーテレサ」を読む不思議なヤンキーだったから、その影響からインドで無償の学校を運営するNPOを作ったんだ。正直大変だけど、やりがいを見出している仲間がいるからやっていけている。あとは、「好きなことで飯を食う」って事について全国で講演もやっています。俺だからできるんじゃなくて、「高橋歩にもできるんだったら、俺にもできるんじゃね?」って思ってもらえるように。本当はヒマがあれば家でさやかとイチャイチャしていたいんだけどね(笑)

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チーム作りにオールマイティな人材はいらない!
まずはリーダーがワクワクできる夢を語ろう

Q.仕事に対するチーム作りの考え方

 俺は、アイデアを思いつくのと、超ヤバい時でも元気っていう特性しかないのよ。スタッフも何でもできる器用な奴じゃなくて、コレだけは神! みたいな奴が集まってくる。その組み合わせがうまく機能している。

 あと、仲間作りで言うと、始める時は絶対に一人って決めてる。一人で思いついた妄想を話して、賛同者の中で役割分担をはっきり分ける。仲間内だからこそ金と決定権の話は徹底的に詰めて書面にも残しておく。それさえ気をつけていたら、仲間とやることは悪いことじゃないし、むしろ仲間と仕事する事がモチベーションにもなるしね。

 

Q.部下のモチベーションの上げ方は?

 そんなの考えた事無いね。普段から全社員に「辞めたきゃいつでも辞めろ」って言っているんだ。社員からの報告は全てメールでやりとりしてる。1週間のうち5日間遊んでいても、残り2日バリバリに働いて結果出す奴もいるし、それでOK。要は、この一週間にどんな結果を出したか。もし結果が甘かったら、LINEで連絡を取ってハッパをかける。そんな仕組みだから、社長が5年間旅してても、業績が保てる。下手したら上がっていることもあるから、俺いなくてもいいかもなんて複雑な気持ちにもなるけど(笑)。社員が実際に集まるのは0から1を生み出すクリエイティブな問題の時だね。長くやっていると思考がパターン化してくるし、過去の成功例を真似したものを持ってきてしまう。そんな時に皆で飲み会を開いて、口癖みたいに「とりあえず、なんでもできるとしたら何をやりたいか」を話し合うんだ。

 

Q.リーダーとして仲間をどうまとめるか?

 俺は「こんな風になったら楽しくない?」って事ばっかり言ってる。仲間は、俺のビジョンがはっきりしているから頑張れるんだって言ってくれてる。リーダーや社長さん、アタマ張る人は「これができれば楽しくねえ?」って事を言い続けるパワー、ワクワクが大事だと思う。ぶっ飛んじゃった考えは仲間が直してくれるから。

 

Q.行き詰まった時の打開策は?

 モノを考える時、ネットを開けば関連の情報が無限に出てくる。これがデビルなんだよね。自分のアイデアに枠ができちゃうんだよ。俺は、思いついたら全然違うジャンルのものを見て勝手にイメージを膨らましていく。それから周囲の人に話す。言葉では絶対伝わらないから、雑誌やピンタレストでイメージを集めておいて、それを見せてね。リーダーは細かい事を決めるよりも、「こうなったらすごくね?」って目指した所を示すのが大事。ワクワク度が高いほど、規模は関係なく面白いやつが集まってくる。「それ面白い!やろっか」って集まってくれるパターンが多い。

 

Q.何かを始める時の心構えは?

 俺はよく「ビリーブユア鳥肌」とか「脳みそスパーク」とか言うんだけど、そんなゾクゾクしたものほど最高のサインはないと思うんだよね。行動に理由が無くってもいいんだよ。俺が成功した理由は、そう言うのをバカにしていないわけ。マニュアルみたいなものは全無視で、「こんな風になったら楽しくね」ってパワーで走っていくみたいな方が大事だし、いい仲間ができる。

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家族と仲間、最小のコミュニティにこそ
幸せのチャンスは詰まっている

Q.一番身近なコミュニティ=家族について

 家族もとても大事なチーム。そして、家族というチームを作るのは、自分と奥さんだよね。俺たち夫婦で言うと「今回の人生は最後まで一緒に生きる」って決めている。だから、お互いにぶっちゃけて話せるし、どうやったら楽しくなるか考えることができる。話していると疲れるなんて時は、家庭内LINEや手紙で伝える。人って変わっていくものじゃん。突然変わればついていけないこともあるけど、変わっていくプロセスを知っていれば、何の問題もない。夫婦で毎日のようにやり取りしているから、チームとしてはうまくいっているかな。

 あとは、もう男って原始時代から単純だから(笑)。女の子がその辺をうまく立ててくれれば。仲間内でうまくいっている家庭を見ていると、奥さんは男性がどうして欲しいかちゃんと悟ってる。男性は自分の武勇伝を語りたいからね、そこを聞いてあげて、そこから自分の考えも話せるといいよね。

 子どもに対しては、とにかく大好きな事を見つけて、それを極めれば楽しく生きて行けるんだって教えている。うちの子どもによると「とーちゃんとかーちゃん見てたら、大人になるの楽しそうだなって思う」だってさ。子どものために犠牲になるのはハッピーじゃない。歳を取るのは楽しいって、体を張って見せていると伝わるよね。

 

Q.高橋さんの人生の指針とは?

 「人生の大きな分岐点に立った時、決断に理由なんていらない」って事。重要な決断ほど人の意見を聞かないし、調べない。頭で一生懸命考えるよりも、「ビリーブユア鳥肌」だよね。今、俺が幸せに生きている最大の理由はそこにあると思う。あと、大きな仕事に直面すると見失いがちになるけど、そんな時ほど自分の近くにいる人を大切にする。そこをないがしろにしてまで夢を叶えても、結局幸せになれないからね。生きててよかった、楽しいって思う人が増えたなら、世界だってもっと面白くなるよね。

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Q.今後の野望を教えてください

 子育てがそろそろ終わるし、自分の夢も叶えてきた。これからは「世界平和」のために、自分でできる事をやりたい。まず考えているのが「世界中の子どもが友達になる」って事。極端にいえば、世界中の12歳の子どもが集まって1年間一緒に過ごして友達になるとか。そうやって育った子どもたちが作る地球はかなりポジティブになると思うんだ。今、俺がハワイ島に住んでいるのは、いろんな国の子どもが話したり、遊んだり、学んだりして自分の国に帰っていくって言うインターナショナルビレッジを作ろうとしているから。全国各地に視察に行って、そのイメージを共有する仲間が集まって、どんな事をやるか役割分担を決めている所だね。

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 会場には高橋さんの著書に勇気をもらったというファンの方も詰めかけ、急きょ追加席も準備されるほどの満員御礼。ドラマチックで夢に満ちた冒険譚とも言うべき高橋さんのエピソードの数々に大笑いしたり、背中を押されたり、ゾクゾクさせられたり…。そんな中で見えてきた仲間や家族のあり方は、仕事でもプライベートでも、これからの人生にとって、大きなログポースとなってくれる事でしょう。一回きりの人生、より楽しく、素敵に過ごしたいなら心の声に耳を傾けてみて。「ビリーブユア鳥肌」を合言葉に、まずは走り出してみませんか?

 

ReTHINK FUKUOKA PROJECTについて
コミュニケーションや働き方、ライフスタイルに大きな変化をもたらしている福岡。新しい産業やコミュニティ、文化が生まれるイノベーティブでエネルギッシュな街となっています。
そのチカラの根底には、この街に魅力を感じて、自らが発信源となっている企業や人がいます。
ReTHINK FUKUOKA PROJECTは、「ReTHINK FUKUOKA」をテーマに、まったく異なるジャンルで活躍する企業や人々が集い、有機的につながることで新しいこと・ものを生み出すプロジェクトです。

 


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