1話What’s imanua!?その全貌が今明らかに!

2015/2/10(火)up
そもそも、imanuaって?
ここ数年、おしゃれスポットとして変化しつつある今泉は三角公園のすぐ側。レトロなえんじ色の古いビルの2階と3階に位置するのが「imanua」その場所です。この中の5部屋がプライベートアトリエ、1部屋が6人の作家さんに向けたシェアアトリエとなっています。クリエイターに向けた格安で借りられるアトリエとして、外観内観ともにリノベーションしているため、味わいはあるけれど、とてもキレイでお洒落な空間。このまっさらなな空間が、入居作家さんたちによってどうなって行くのかも見どころです。

ここ、ここ。このえんじ色の建物の中にimanuaが!

ビル名は「CERCLE IMAIZUMI」。夜にはネオンが。

真っ赤に塗った古いポストがなんだか可愛いらしい。
オーナー若尾さんとアナバプロジェクト木村さんの熱い想い
■この場所が、歴史の始まりになると嬉しい
- アナバナ
- オーナーの若尾さんは福岡生まれの福岡育ち。実のところ、彼は今泉に対してあまり良いイメージがなかったとか。
- 若尾さん
- 今でこそお洒落なショップや飲食店が増えていますが、僕らが学生の頃はもっと雑多な街という印象が強くて(笑)。今みたいに洗練された感じのショップはあまりなかったように思います。そうやって街の様子が変わりつつある今、立地の良さを活かして何か面白いことができないかと考え、古い物件を生かすことに定評あるアナバプロジェクトさんにご相談しました。物件をキレイにして貸す方が確かに利益はあります。だけど、それだけじゃ何だかつまらない。せっかく良い場所にあって、今泉の街自体に影響を与えられるような事はできないか、と。
- 木村さん
- お話を頂いてから、まず今泉の街についてリサーチしました。ここにはこだわりの強い若いお店がたくさんあります。そんな中、手芸材料店が身近にある、作家ものを扱うショップが多い、ワークショップをしている作家さんが多い等、クラフトが身近な場所だということに気づき「この場所に作家さんを集めるのはどうでしょう?」という提案に至ったわけです。
- 木村さん
- 僕自身、全く「クラフト」というものと縁がなかったので、それから自分なりに勉強しました。糸島でやっているクラフトマーケットに足を運んでみたり、実際に作家さんに会って話を聞いてみたり…。今泉は作家さんにとって活動拠点にするにはとても都合のいい場所なんだ、と知りました。

- アナバナ
- 入居作家さんと今後のimanuaにどんなことを期待しますか?
- 若尾さん
- こう言うと大袈裟ですが、「imanuaが世界に羽ばたくきっかけになった!」なんて風になるといいなーと思ってます。作家さんの夢への第一歩になることで、今泉の街自体がクリエイターの集まる街として活性化していくことにつながるといいですね。
- 木村さん
- imanuaという場所をアトリエとして提供するけれど、ここをどんな場所にするかは入居作家さん次第。創作活動をするもよし、交流の場として使うもよし。作家さん同士でコラボしやすくなるだろうし、新たな化学反応がたくさん起こるのではないでしょうか。そして、それが今泉の街が盛り上がるきっかけになるのが理想です。
- 若尾さん
- やる気のあるクリエイターが集えば何かしら面白い事が起きると思います。オーナー側が何かをアレやっちゃダメ、これやっちゃダメ、なんて頭の堅いことをよく言ったりしますが、ここはその逆で、やりたいことはどんどんやってみて欲しい。作家さん主導のイベントもしてもらいたいし、僕自身それが楽しみです。企画そのための「imanua」ですから。
profile

- 若尾赳志さん
- 不動産管理会社を経て、2014年若尾建設(株)に入社。前職の経験を生かして、社内に革新的な風を吹き込ませている。自社管理している物件だけでなく、その物件がある街全体がにぎわうよう日々奔走中。

- 木村隆志さん
- 大工業、不動産業を経て2014年ダイスプロジェクトに入社。開発・都市プランナーとして元気がなくなった街や物件を活性化する企画・プロデュースを行う。「九州をもっと元気に!」が合い言葉。
アナバプロジェクトについて…
「無から作らず、有から創ること。それを新しい可能性へつなぐこと」をモットーに、「リノベーション」を推進するプロジェクト。福岡市を中心に、九州にある既存のビル・住宅を、時代のニーズに対応させて資産価値を高めて行きます。

Lassic 外観

Lassic 青空ンデヴー

ニノレキ 外観

ニノレキ
2014年10月26日に開催された内覧会の様子はコチラ
福岡市内で様々な催しが多かったこの日。Imanua近隣でも「薬院てんてん市」があり、その流れで多くの人が訪れました。同時にimanua内で開催した「クラフトマーケット」も大盛況。夕方から行われたレセプションパーティーには、作家さんだけでなく、クラフトファンの方も。つながりがさらに広がっていく予感に期待が高まります。







「アクセサリーを作ってminneと下北沢のショップで委託販売しています。作家さん同士横のつながりができやすくなるimanuaに興味津々。いろんなジャンルの方が集うから、思いもよらない刺激がもらえそうでいいですね」


この日のコーデのポイントは、自作のアクセサリー。ぶどうモチーフがステキです。

「温かみがあって人と被ることがないハンドメイドものは大好き。つい買い集めてしまうため、雑貨や小物はかなり持っています。作家さんと直接話ができるimanua、通いつめる予感でいっぱいです(笑)」