九州みやげ365 SOUVENIR
九州みやげ365 編集部が出会った九州のおみやげをご紹介

300年振りの目覚め

佐賀県 佐賀市肥前ケシアド

ポルトガルの伝統食の一つにケイジャータというお菓子があります。チーズを入れて焼いたこのおやつ、ポルトガル人から日本にも伝わっていて、300年昔の書籍には長崎みやげとしての記載があるそうです。ただ当時はチーズが手に入らなかったため、餡をかぼちゃで代用し“けし跡”といった名前が付けられていましたが、鍋島藩にも献上されたそうですから、やはり稀少なお菓子だったのかもしれません。370年の歴史を持つ鶴屋さんには、その頃に記録されたレシピが残っていて、この度けし跡の再現を試みたのだそうです。日本では300年振りの目覚めとなるポルトガルの国民菓子、風味新たにアレンジされ、再デビューです。

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