前回「歴史編」をお伝えしましたが、今回は「グルメ編」。大刀洗=グルメという印象はあまり無いかもしれませんが、実は美味しいお店が目白押し!それだけではなく意外とヘンなお店が多いのも特徴。では大刀洗のグルメ、じっくりご堪能ください!
一日に3時間しか営業しない幻のラーメン「大陽軒」
店の軒先には「幻スープ」「アルカリトンコツスープ」「固定観念に囚われている方、情報に流されている方はお召し上がりになりませんようお願いします」などの気になる文字が…。 一日に3時間しか営業しない幻のラーメン屋と噂される「大陽軒」。これは怒られる系のラーメン屋かな…そう思って恐る恐る入店してみるとニコニコ明るい奥さんが丁寧にラーメンの説明をしてくれてほっと一安心。
スタンダードなラーメンを注文してみましたが、これがビックリするほどウマい!スープも麺もチャーシューもひとつひとつが丁寧な印象であっという間に食べてしまいました。で、大陽軒の最大の特徴が、替え玉がうどん麺な点。トンコツうどん、意外とありそうでなかった気がします。これがまた今まで何でなかったんだろう?というぐらい麺とスープの相性が良くて最高に美味しいです。
土鍋に入った「ふなき」の「鍋焼きプリン」
一時期、焼きプリンというスイーツが流行ったことがあります。プリンを焼くというインパクトと意外な美味しさが人気となりましたが、その焼きプリンを上回るインパクトを持つのが「ふなき」の「鍋焼きプリン」です。3〜4人前の鍋を作るときに使う土鍋にプリンが入れられ、さらにその上に贅沢に果物がどっさり盛られています。
スイーツ鍋を数人でつつく姿はなかなかシュールだろうな。
ふなきにはその他にもかりんとうと饅頭をコラボレーションさせた「かりんとう饅頭」や味噌の入ったロールケーキ「和(なごみ)ろーる」などユニークな商品があります。
キリンビール福岡工場とコスモス園
キリンビール福岡工場ではビールの製造工程を見学できるほか、数種類のビールの飲み比べなどができます。一番搾りと二番絞りの味の比較やビールの原料となる麦芽の試食体験まで、缶ビールを飲んでいるだけではわからなかったビールのヒミツが解き明かされます。また、工場に併設しているキリン花園は10月になると7万平方メートルの敷地に約1000万本のコスモスが咲き乱れます。
ただ、わたくし今回、男一人で訪問したので少しだけ浮いていた気もします。ぜひ誰かを誘って行きましょう。
パンと回転焼きの中間的な食感がウマい「平田万十店」
1965年ぐらいから営業している老舗「平田万十店」。万十は黒あんと白あんの二種類。こんもり丸いフォルムがカワイイです。フワッとした生地で中にちょうどいい甘さのあんが入っているのですが、食感はパンと回転焼きの中間といった感じ。この絶妙な生地のバランスが人気のヒミツなんでしょう。
この日訪れていた常連さんは「ここのおまんじゅうが生きがいですよ」と言っていました。そこまで言わせるとはスゴイまんじゅうだな!みんなに愛される平田万十店です。ちなみに夏にはかき氷も販売されるそうです。
まとめ
大刀洗エリアには正統派からちょっと変わり種まで様々なグルメがあります。特にラーメンは久留米に近いこともあって激戦区と言えるほど多くの店舗があります。またうどん屋が多いのも特徴で、これらのラーメン屋、うどん屋は国道500号線上に密集しているため、この道は麺ストリートの様相を呈しています。もちろんそれだけではなくオシャレなカフェやレストランもたくさん。今回紹介した店舗以外にも数多くの絶品グルメがありますのでお気に入りを探してみてくださいね。
(写真/文 Y氏(山田孝之))
▽▽大刀洗アナバ情報【グルメ編】▽▽
■大陽軒
福岡県朝倉郡筑前町原地蔵1847−3
■ ふなき(WEB)
十文字本店:福岡県三井郡大刀洗町大字高樋2502-36
■キリンビール福岡工場(WEB)
福岡県朝倉市馬田3601番地
■平田万十店
福岡県三井郡大刀洗町本郷4626−1