やました農園

[やました農園日記01]山下家、ただいま生活スタイル模索中。

やました農園日記1私たちの生活スタイル模索中。

こんにちは。やました農園のカミさんです。
アナバナさんてば、いちごのないいちご農家の話を、一年間も取り上げてくださるという。なんて奇特な。。。しかも、あろうことか私も書くのだとー。チャレンジャーすぎます。「ヒドい筆不精なんで_…」とか言ってられない感じです。

とにかく、書いてみたいと思います。やました農園のこぼれ話を、ポロ~っと。なかなか先の見えないやました農園の甘くない現実を、甘じょっぱ辛い現実を、かるく笑ってもらえたらうれしいです。今回は、やました農園のはじまりから今に至るまでをちょっとだけ。よろしかったらお茶のお供に!

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いつものようにいそいそと夜中に出かけて行ったダンナが帰ってきた。
ふんにゃふにゃ言ってるのは、鼻歌か~?
どうやらいい感じにもみ殻が発酵してくれてるらしい。ひとまず安心。
まだ入門ほやほやだからか、私たちは微生物のことがとにかく気になって仕方ない。菌ちゃん元気かな? お腹すいてない? 寒くないかいな?……見えないからなおのことだ。あ~ドキドキする。(土づくりに欠かせない微生物のことを “ 菌ちゃん ”と呼んでいる)
脱サラで農業を始めて十年ちょっと。思えば遠くへきたものだ的な感慨が……

東京に住んでた頃のこと。あるお天気のいい日曜日、ダンナが突然「農業やる!」と言いだした。そして我々は「えいや~!」と阿蘇に移住した。研修でいろんな農業を体験した中で、ダンナはいちごにぐっときたらしい。

いちご農家になったら農薬のことに詳しくなった。イヤなこった! と農薬を使わなくしたら、いっぱい人とつながっていった。やっぱり大事なのは「循環」だなと思うようになっちゃって、今ではすっかり「循環」の主役、微生物さんに夢中なのだ!
結果、いちごづくりを一年休んで、土作りを学ぶことになった。

そんなわけで、私は今パートで働きに行っています。農業とは全く関係ない仕事だけど、何かしらつながったりもして面白い。「農業+α」になってなかなかいい。農作物を栽培して販売するだけでは食べていけないから、なワケだけど「ひょうたんから駒」とか「ケガの功名」とか、パートを始めてからそんな予感が、ん~プンプンするんです。「+α」のためにひねり出したアイデアとか温めてきた思いとかが、意外に活躍しそうじゃありません? ま、本業がおろそかになっちゃ~ダメですけど。

以上がやました農園の始まりから現在に至るまでのダイジェスト。なんだか紆余曲折あったようななかったような。。。
やました農園の特集第2話は4月15日(水)公開ですって。「やました農園日記」は5月にまた登場することになりそうです。ではでは


研修生でハウス建設をした阿蘇での一枚。中古の材料を大事に使うのです。農業って総合力だな。

阿蘇の研修では酪農や畜産も体験しました。奈々ちゃん(黒牛)と大介くん(赤牛)は同じ誕生日。まだ子牛です。鼻輪の木がいいでしょ。ほんの触りだけでも、どれほど厳しいものかは想像できた酪農の世界。阿蘇での時間は何ものにも替え難い。

阿蘇に引っ越して間もないある日、ニャ~と上がりこんできたゴロー。以来、うちの大黒柱です!

(写真・文/やましたまなみ)


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