今日から15日までの期間限定で、博多阪急3Fにオープンする「-by RYOJI OBATA」(ラインバイリョウジオバタ)へ行ってきました!デザイナーを務めるのは小畑亮二さん。博多を拠点にご活躍中の小畑さんは、なんとあの山本耀司さんも期待を寄せているという、大注目のファッションデザイナーさんなのです。
ジャケットやワンピース、Tシャツ、アクセサリーなどフルラインナップとも言えるスタイルが揃った今回のPOP-UP STORE。普段は県内外のセレクトショップや自身のアトリエ、ネットショップで販売をされている小畑さんのブランドが百貨店でも見られることができるのは、貴重なチャンスです。
小畑さんは大分県出身。高校卒業後に福岡の服飾専門学校に進学し、学校を卒業する頃から表現活動や製作を始めたそう。作った服を友人が買いたいと言ってくれたのをきっかけに、自分でデザインしたものが人に認めてもらえる嬉しさを仕事にしたいとの想いで、デザイナーになる道を選んだといいます。
小畑さんの生命線を意味するブランド名「-(ライン)by RYOJI OBATA」の”ライン”。ライフスタイルの道とも呼べるもので、生活の中で感じたことや嬉しかったこと、思い出などを服に落とし込んでいるのだそう。
コレクションごとにテーマとなる物語をつくっている小畑さんですが、これらは並び替えると大きな1つのラインにつながるそうです。ちなみにブランドのロゴになっている女の子は、すべてのストーリーの原点になっている主人公のシルエットです。
小畑さんのつくる洋服は、毎シーズンのテーマの中の、とある物語に出てくる登場人物が着ている服やヘアメイクを想像してつくられています。
今回のPOP-UP STOREでも展開されている「秘密」というコレクションでの主人公は、ファッションデザイナーを夢見ながら古着屋で働く女の子。秘密の中身は、ブランドウェブサイトに隠された裏ページで探ることができるようですよ。ちなみに「秘密」の写真は福岡市の西新で撮影されたそうです。身近な風景がこんなにおしゃれに切り取られるなんて素敵ですよね。
物語のインスピレーションを聞いてみたところ、小畑さんが思いつきでぱっとひらめいたものが、ウェブ担当のデザイナーさんやグラフィックデザイナーさんたちと話し合っていくうちに形になっていくとのことでした。
想像の物語をもとに実際に服をつくるって、何だかファンタジックで惹かれますよね。だからでしょうか、店内に置かれている「秘密」のフライヤーも、なんだかひとつの映画のポスターのように見えてきます。物語を表現しているということがフライヤーからも伝わってくるようです。
店内には他にも、綺麗な石を使ったアクセサリーがありました。もともと石には種類によって様々な意味があり、それがブランドのコンセプトと似ていることから展開を始めたそうです。女性的で綺麗な色のアクセサリーは、クリスマスプレゼントにもいいかもしれません 。
「-by RYOJI OBATA」のPOP-UP SHOPは来週12/15(火)までの7日間。
小畑さんが形にした物語をみに、ぜひ店舗へ足を運ばれてみてください。
【店舗情報】
-by RYOJI OBATA POP-UP STORE(ラインバイリョウジオバタ ポップアップストア)
2015.12.9(水) ~ 12.15(火) 10:00~21:00
場所/博多阪急 3F(http://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/)
(取材/編集部 天野)