日々のてまひま

秋だ!紅葉だ!山ノート持った?? 山の季刊誌「のぼろ」のアンケートでもらえる!

のぼろ掲載写真アタリ

季刊のぼろ秋10号」の特集「英彦山へ」より。こんなに美しい景色を見せられたら山に行くしかない!

行楽の秋です。みなさん、山登りはお好きでしょうか?? 山歩きをしていると、可憐な草花をみつけたり、絶景スポットを発見したりとその山ならではの風景に出会えますよね。手帳や日記に書き留めたり、PCで山行記録を作成したりと、様々な方法で山の記録を残している方も多いようです。

登山中の感動は、忘れないうちにパパッとメモしておきたいもの。そんな山歩き愛好家にぴったりの、ありそうでなかったアイテムが誕生しました。その名も「山ノート」。九州密着型の山歩き専門誌『季刊のぼろ(西日本新聞社)』が創刊3周年の読者プレゼントとして企画、『日々のてまひま』がノートのデザインから制作までを手がけました。

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九州の魅力が再発見できる「季刊のぼろ(西日本新聞社発行)」。単なる登山ガイドに留まらず、九州の山々が持つ歴史や文化的背景、それを取り巻く人々の物語までを丁寧に紹介。息を呑むほど美しい風景写真は、山歩き愛好家でなくても見応えあり。

この山ノートは、九州の山々を知り尽くした「季刊のぼろ」編集チームの体験に基づき隅々まで監修された、登山者による登山者のためのノート。取材時にいつも感じていた「山に登る人それぞれに物語がある」という気づきが、ノート制作のきっかけになったそうです。登山中に感動した風景や、家族や仲間とのエピソードなどをちょこちょこっと書き留めていくことで、いつの間にか「わたしだけの山物語」ができあがるしくみになっています。

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ポケットにぴったりのサイズ感。穴にヒモを通して使えば、山でうっかり落とす心配もなし。

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エピソードメモやイラストを描くもよし、オリジナルのルートMAPをつくるもよし。 

登山した山をチェックできるよう、九州の山マップを巻頭に掲載。山の標高やメンバー、ルート、タイム、装備など細かい記録も書き込めます。これさえあれば、次の登山時には読み返すだけで必要な情報が一目瞭然。ポケットサイズなので持ち運びしやすい上に、ノートの角を落としているので、ポケットの中でポキっと折れまがらない!そんなニクい心遣いが嬉しいですね。もしもの時に備えて「緊急連絡用メモ」も巻末についています。

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忘れ物防止には、裏表紙の登山装備表を参考に

山ノートのイラストは、障害者福祉作業所『工房まる』のアーティスト石井悠輝雄さんによるもの。今回のイラストを採用するにあたって、工房内のアーティストさんたちに10点以上の作品を描いてもらったそうです。シンプルタッチの線画で描かれた山脈が登山ゴコロをくすぐりますね。

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イラストを担当した石井悠輝雄氏

 製本を担当したのは、障害者福祉作業所『ほのぼのHaKaTa』。アナバナの特集「日々のてまひまの日々」第4話で紹介したHONOBOのーとを手がけた施設です。

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丁寧な作業が評判の堤さんの折る紙は、キッチリ揃って実に美しい!

今回製作した山ノートは全部で2000冊。表紙を含め2万枚以上もある紙を、一枚一枚丁寧に手で折っていくことに。その気が遠くなるような作業を、障害のある利用者さん達が黙々とこなしていきます。利用者さん達のあまりの集中力に、サポートしていたスタッフの方がヘトヘトになったとか。

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「季刊のぼろ」編集担当の米村さん(写真左)。手作業で手間ひまかけてできあがっていく山ノートにかなり感激の様子でした。

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山ノートは「季刊のぼろ夏9号」アンケートの応募者にプレゼント中。9月30日が締め切りなので、まだの人は急いで〜。(写真左が太田さん、右が職員の高野さん)

今回は「季刊のぼろ」読者プレゼントとして製作した山ノートですが、近日、日々のてまひまからも販売予定。「季刊のぼろ」が置いてある書店や九州内のアウトドアショップで手に入れることができそうですよ。

(文 いはらともえ)

 

◎特集「日々のてまひまの日々」をご覧になっていない方はちら


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